金子みすゞのレビュー一覧

  • 金子みすゞ名詩集

    Posted by ブクログ

    現代人がスマホと睨めっこして自己完結する時間は、今後なくなることはないと思う。自分にパーソナライズされた突飛で刺激の強い映像を脳が覚えてしまったためである。現代人を批判するわけではないが、今の人には書けない観点から日常の生活、自然を描いたこの詩集はもはや違う国の全く違う文化の作品と言っても過言ではない。

    私はこの詩集を読んで、文化的違いを感じた。だが、同時に文章から掬い出される優しさ、寂しさから懐かしさも感じた。それは現代人の暮らしに全く着いていけてない祖父母の記憶だと思う。デジタルに無頓着な代わりに草木の知識があった祖父母である。もうしばらくもすればいなくなってしまう祖父母である。

    私は

    0
    2025年10月21日
  • 金子みすゞ名詩集

    Posted by ブクログ

    自然を見つめる目線が優しく、清澄な雰囲気を纏った詩が多い。少し歩みを遅めて、世の中を見つめてみれば、意外にも彩りに満ちているのかもしれない。 

    0
    2025年09月14日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    "鈴と、小鳥と、それから私、
    みんなちがって、みんないい"

    “The bell, the little bird, and I:
    we’re all different, and we’re all good.”

    0
    2025年06月13日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    子どもの国語の教科書に載っていて、音読をしていた掲題の詩が好きで気になっていた金子みすゞさん。よく色々なところで使われていて有名ですよね。
    他にも有名な「こだまでしょうか」も載っているこの詩集。みずみずしい読後感でした。
    好きな詩(童謡)をメモしたりして。他の詩集も目をつけているものがあるので読んでみます。きらきら。

    0
    2025年04月15日
  • 金子みすゞ ほしとたんぽぽ

    Posted by ブクログ

    詩が素晴らしい
    はっとさせられるような視点。
    こんなに繊細に生きていたら、傷つくことも多そうだけど、人に暖かさをあたえることもできるんだなぁ

    0
    2025年03月23日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    幼少のころ、金子みすずが大好きだったので大人になって改めて読んでみました。
    子どもの頃は自分にとって大きな存在だった身の回りの様々なことが、大人になるとあまりにも当たり前のものになってしまっていると感じました。
    日常のあらゆるものがなんだか愛おしいな、大切に生きたいなと思いました。

    0
    2025年02月11日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    わたしと小鳥とすずと、は義務教育を修了した日本人ならば恐らく誰しも知っている詩の一つではないだろうか。
    その作者、金子みすゞの童謡集。
    動植物の視点でものを捉えた作品が多く、その感性に惚れ惚れした。とくに、「つもった雪」が気に入った。
    生命があるものだけでなく、地面に降り積もる雪にまで思いを馳せられるのかと感服。

    才能に恵まれたみすゞが、26歳という若さで自ら命を絶ったことは悔やまれるが、彼女のやさしくも核心をつく詩がこうして後世に残ったことに感謝する。

    0
    2024年12月02日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    「こどもは大人のはじめです。こどもは人間のはじまりです」

    大漁、つゆ、わたしと小鳥とすずと、、、これらの作品は、みすゞの視点を伝え、優しく、あたたかい心を広げてくれる。童謡は詩、リズムのある詩、だれにでも、わかることばで書いた詩、じぶんのリズムで、読んだり、うたったりできる詩です。金子みすゞの童謡は、そんなすてきな詩だ。

    詩のはじまりは、神さまへのおいのり

    みすゞの童謡は、みすゞのいのりの詩

    だれの心のなかにも、みすゞはいる。みすゞの童謡を読んで、ひとりでも多くの人が、じぶんのなかのみすゞを見つけてくれたら、わたしはもっと、もっとうれしいのです。

    #読書 #読書が好きな人とつながりた

    0
    2024年02月17日
  • 金子みすゞ童謡集 このみちをゆこうよ

    Posted by ブクログ

    「つくる」「このみち」

    明るい詩が多く、読んでいるとふわっと心が開放される。すずめとか、身近なものとの出会いが楽しい。

    #読書 #詩 #詩が好きな人とつながりたい #読書が好きな人とつながりたい #金子みすゞ #童謡集 #このみちをゆこうよ #JULA出版局 #大村祐子 #矢崎節夫

    0
    2024年02月13日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    金子みすゞさんの詩が大好きです。みんなちがってみんないい 同じ山口県出身の安倍晋三元首相が国会で一節を引用されてましたね。この本は子供でも読めるようにつくられてます。本全体の印象がよく、イラストも可愛くてほっこりします。母にプレゼントするとすごく喜んでもらえました。プレゼントにいいかもしれないですね❀

    0
    2023年07月27日
  • 金子みすゞ名詩集

    Posted by ブクログ

    読んで改めて思う。
    金子みすゞは天才だと。
    こんなにも無邪気で、透徹した目線で、それでいて詩としての完成度が高い。童謡詩人と言うだけあって、子どもにも口ずさんで読んであげたい詩ばかりだ。もちろん、大人になって読んでも響く。
    有名な「私と小鳥と鈴と」や、「こだまでしょうか」も収録されており、充実した一冊だ。
    私は特に序盤に収録されている詩が好きで、「大漁」の鋭さ、「お菓子」のやっちゃった背徳感の描き方、「こころ」の母親を寛大な目で見ている幼い子ども心、「不思議」の不思議に思うことを当たり前と言われることすら不思議と捉える純真さ、「二つの草」のお互いの立場が違う故に分かたれる物悲しさとそれでも知ら

    0
    2023年07月18日
  • 金子みすゞ名詩集

    Posted by ブクログ

    金子みすゞ、この高名な詩人の作品を永らく読んでいなかったことを恥じる。常に平易な言葉で語られているが、素晴らしい抒情性豊かな詩が多い。
    私と小鳥と鈴と
    夜ふけの空

    海へ
    星とたんぽぽ
    金魚のお墓
    浜の石
    積った雪
    などが印象に残った。
    もう一人の郷土の詩人、中原中也に勝るとも劣らない。素晴らしい詩人だ。

    0
    2023年03月01日
  • 永遠の詩01 金子みすゞ

    Posted by ブクログ

    金子みすゞさんの詩集ですね。
    みすゞさんの詩はおりにふれて目にする事はありましたが、短いなかにも心惹かれるものの多いのに感心していました。
    今、こうして詩集として声に出して読んでみると、みすゞさんの宇宙が私の命のなかにも響きます。
    50篇の作品が紹介されています。

    蜂と神さま

    蜂はお花のなかに、
    お花はお庭のなかに、
    お庭は土塀のなかに、
    土塀は町のなかに、
    町は日本のなかに、
    日本は世界のなかに、
    世界は神さまのなかに、

    そうして、そうして、神さまは、
    小ちゃな蜂のなかに。

    みすゞさんはとても真実を汲み取る力が強かったのではないでしょうか。
    みすゞさんの生涯は悲しい結果に終わったよう

    0
    2022年11月19日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    小学生の頃に初めて読んで、あまり意味がわからなかったけど、今読んだら涙がでてくるほど素敵な詩でした。

    0
    2022年09月06日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    優しい心に心温まる。七五調の特徴は、柔らかで流麗、優美であること、軽快な語感があることであるらしい。そう言われたらそうだなあと思う。みすゞ記念館で買い求めたもの。優しい気持ちで今日を過ごせそう。

    0
    2022年08月27日
  • 金子みすゞ名詩集

    Posted by ブクログ

    東日本大震災の際に『こだまでしょうか』が流されて、気になっていた詩人です。
    みすゞさんの詩は優しく心に染みる。でもちょっと寂しさも含まれ、それは彼女の育った環境によるものなのかもしれません。
    『私と小鳥と鈴と』の「みんなちがって みんないい」この言葉を読むと、大袈裟ですがなんか許されている、そのままでいいよ、と言われているような気持ちになります。今も制限の多い時勢で、そんな時こそ彼女の詩に触れてほしいです。

    0
    2022年02月05日
  • 金子みすゞ名詩集

    購入済み

    みすゞの詩は優しく愛情深い詩の中に悲しみが同居していて、ドキリと胸を突くような瞬間がいくつもあって表現感性での言葉の中にある発見がみずみずしい。

    0
    2023年04月28日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    詩を読むと、心に春風が吹く
    時には雪が降る、いつものことがこんなにも明確に。
    さわやかでいて、その影に死が見えて、とっても寂しい。
    こんな詩を紡ぐ人だったのか。多面のひとつしか見えないけれど、見方が少し変わった。
    「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」

    0
    2021年07月03日
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと

    Posted by ブクログ

    金子みすゞさんとの出会いは、26年前。六年生の最後の授業は、星とたんぽぽ。たくさんの人の昼の星が見られる人に…という願いを込めて。

    0
    2021年06月23日
  • 金子みすゞ名詩集

    Posted by ブクログ

    「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」「不思議」「誰がほんとを」「星とたんぽぽ」「ばあやのお話」が印象に残った。瑞々しい感性を失わず、保ちたいと思います。

    0
    2021年05月04日