金子みすゞのレビュー一覧

  • 永遠の詩02 茨木のり子
    もっと早く 茨木のり子 を知るべきでした。何歳でこれを読むべき、と押し付けがましいのは論外だけど、10代で読んでいれば、今読んだ時に自分を必要以上に責めずに済んだはず。若い時に茨木のり子をスルーした人は、若松英輔 さんの特別授業と共に読むことをおすすめします。
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
    「こどもは大人のはじめです。こどもは人間のはじまりです」

    大漁、つゆ、わたしと小鳥とすずと、、、これらの作品は、みすゞの視点を伝え、優しく、あたたかい心を広げてくれる。童謡は詩、リズムのある詩、だれにでも、わかることばで書いた詩、じぶんのリズムで、読んだり、うたったりできる詩です。金子みすゞの童謡...続きを読む
  • 金子みすゞ童謡集 このみちをゆこうよ
    「つくる」「このみち」

    明るい詩が多く、読んでいるとふわっと心が開放される。すずめとか、身近なものとの出会いが楽しい。

    #読書 #詩 #詩が好きな人とつながりたい #読書が好きな人とつながりたい #金子みすゞ #童謡集 #このみちをゆこうよ #JULA出版局 #大村祐子 #矢崎節夫
  • 永遠の詩08 八木重吉
    フォロワーさんのレビューで知った詩集。

    うつくしいことばと、純粋さに、わたしの忘れかけていた何かが共鳴した、ような気がした。
    重吉の詩のことばを借りれば、「ほそいがらすがびいん」と鳴って、壊れるように。
    壊れた「がらす」は粉々になって、光にきらきらと反射してプリズムとなる。

    重吉の詩を読んで「び...続きを読む
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
    金子みすゞさんの詩が大好きです。みんなちがってみんないい 同じ山口県出身の安倍晋三元首相が国会で一節を引用されてましたね。この本は子供でも読めるようにつくられてます。本全体の印象がよく、イラストも可愛くてほっこりします。母にプレゼントするとすごく喜んでもらえました。プレゼントにいいかもしれないですね...続きを読む
  • 金子みすゞ名詩集
    読んで改めて思う。
    金子みすゞは天才だと。
    こんなにも無邪気で、透徹した目線で、それでいて詩としての完成度が高い。童謡詩人と言うだけあって、子どもにも口ずさんで読んであげたい詩ばかりだ。もちろん、大人になって読んでも響く。
    有名な「私と小鳥と鈴と」や、「こだまでしょうか」も収録されており、充実した一...続きを読む
  • 永遠の詩02 茨木のり子
    人生で最初に好きだと思って、今も一番好きな詩人はこの人。本当にありがたい。2006年に急逝されたとのことで、同じときに生きていたことに驚きと感謝。

    これからも読み続けたい。読み続けなければならない気がする。

    自分の感受性くらい
    はもちろん、今回響いたものはこちら。

    「ギラリと光るダイヤのような...続きを読む
  • 金子みすゞ名詩集
    金子みすゞ、この高名な詩人の作品を永らく読んでいなかったことを恥じる。常に平易な言葉で語られているが、素晴らしい抒情性豊かな詩が多い。
    私と小鳥と鈴と
    夜ふけの空

    海へ
    星とたんぽぽ
    金魚のお墓
    浜の石
    積った雪
    などが印象に残った。
    もう一人の郷土の詩人、中原中也に勝るとも劣らない。素晴らしい...続きを読む
  • 永遠の詩05 石垣りん
    石垣りんさんの詩集ですね。
    永遠の詩シリーズ 05 の作品です。
    このシリーズの魅力は、時代に関わらず読み次がれていける作家と作品を見事に紹介されていることですね。
    石垣りんさんの詩集も、ものすごく受け入れやすく、働く私たち職場の隣に席する仲間だという事だと思います。また、『職場の詩人』であり...続きを読む
  • 永遠の詩01 金子みすゞ
    金子みすゞさんの詩集ですね。
    みすゞさんの詩はおりにふれて目にする事はありましたが、短いなかにも心惹かれるものの多いのに感心していました。
    今、こうして詩集として声に出して読んでみると、みすゞさんの宇宙が私の命のなかにも響きます。
    50篇の作品が紹介されています。

    蜂と神さま

    蜂はお花のなかに、...続きを読む
  • 永遠の詩08 八木重吉
    書店で表題作に胸を突かれて購入した詩集。
    なんて美しくて悲しい詩なんだろう。
    それでも、日差しを受けてキラキラ光る雨粒や、降り注ぐ光、雲間からの青空が浮かび、光に満ちて神々しい。

    29歳でこの世を去った八木重吉。
    名前は重々しい響きだけれど、彼の紡ぎ出す言葉達は、コロコロと楽しげで、軽やかで、美し...続きを読む
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
    小学生の頃に初めて読んで、あまり意味がわからなかったけど、今読んだら涙がでてくるほど素敵な詩でした。
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
    優しい心に心温まる。七五調の特徴は、柔らかで流麗、優美であること、軽快な語感があることであるらしい。そう言われたらそうだなあと思う。みすゞ記念館で買い求めたもの。優しい気持ちで今日を過ごせそう。
  • 金子みすゞ名詩集
    東日本大震災の際に『こだまでしょうか』が流されて、気になっていた詩人です。
    みすゞさんの詩は優しく心に染みる。でもちょっと寂しさも含まれ、それは彼女の育った環境によるものなのかもしれません。
    『私と小鳥と鈴と』の「みんなちがって みんないい」この言葉を読むと、大袈裟ですがなんか許されている、そのまま...続きを読む
  • 金子みすゞ名詩集
    みすゞの詩は優しく愛情深い詩の中に悲しみが同居していて、ドキリと胸を突くような瞬間がいくつもあって表現感性での言葉の中にある発見がみずみずしい。
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
    詩を読むと、心に春風が吹く
    時には雪が降る、いつものことがこんなにも明確に。
    さわやかでいて、その影に死が見えて、とっても寂しい。
    こんな詩を紡ぐ人だったのか。多面のひとつしか見えないけれど、見方が少し変わった。
    「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」
  • 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
    金子みすゞさんとの出会いは、26年前。六年生の最後の授業は、星とたんぽぽ。たくさんの人の昼の星が見られる人に…という願いを込めて。
  • 金子みすゞ名詩集
    「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」「不思議」「誰がほんとを」「星とたんぽぽ」「ばあやのお話」が印象に残った。瑞々しい感性を失わず、保ちたいと思います。
  • 金子みすゞ名詩集
    美しき言葉に触れ、心の栄養素としてバランスが良い本。
    詩は完成形ではなく、読み手の解釈力が合わさって、世界に一つの「詩」となると思います。
  • つたえたい美しい日本の詩(こころ)シリーズ 金子みすゞ詩集 こころ
    私は毎朝、詩を伝える活動をしているけれど、
    金子みすゞでさえ、伝えていかないと
    いまの子どもたちはまったく知らないで大人になっていく。
    信じられないかもしれないけれど
    石川啄木も、寺山修司も、谷川俊太郎すら知らない現代っ子
    中原中也、西城八十、萩原朔太郎も、知らない

    きっと知っていたら、理解してい...続きを読む