三原ミツカズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全六巻。
人型アンドロイド「ドール」の話。
よく使われるテーマですが、あくまで人形は人形に過ぎず、人間について描かれているのがこの作品の特徴でしょうか。
悲しいとか嬉しいという感情も所詮インプットされたもので、その範囲内でしか反応を返せないという。
虚しい事なんですが、それ自体を悲劇とするのではなく、むしろそんなドールに関わる人の感情を描いている気がする。
ちょっとずつ繋がって一つの話になっていきます。
『集積回路のヒマワリ』にバニラの話があるので、それを先に読むのがオススメ。
相変わらずゴシック衣装は美しいです。
ドールだからこそ気兼ねなく着せている感じがする(笑) -
Posted by ブクログ
1巻で言い忘れてたけど、装丁は豪華でゴザイマスな。…値段高いのそのせい?2巻では心十郎の少年時代やアズキに対する可愛らしい想いなどが描かれてます。でもね、月子はアズキとの恋愛要素は要りませんのよ。オホホホ。心十郎がなんか身近な「普通」の人間っぽい感が増したのが逆に残念なくらいですから。もっとこう…超然と!!そしてチラッと時折見せる人間的な感情っちゅーかさ!志坂先生、素敵――ッ!!!オヤジ描かせたら巧いですなー!現実世界にいても目を奪われそうなオヤジだわ!!オヤジ大好きー!!…それに比べ…この方の女の子キャラは、なんでこうゴテゴテしてるんだ。アズキの服、それ一体ドコで売ってんの?!男性作家の場合