中村仁一のレビュー一覧

  • 思い通りの死に方

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    今や死にたくても死ねない長命地獄社会が到来していると言われています。
    人間は繁殖期を過ぎたら、死というゴールを意識して生きていく必要があるの事。高齢になり、医師のところへ行き、何かしらの病名をつけてもらい、薬をもらい、安心して帰ってくる。
    やはり、正しく老いを受け入れて、進歩を諦めて、出来ることに感謝していく生き方が求められる。
    なるほど、その通りである。

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    2024年12月12日
  • やはり死ぬのは、がんでよかった

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    タイトルだけ見たときは不遜なと思った。読んでみたらすべてうなずける同意できる内容。寿命、自然死について。事前準備書の重要性。ある程度の年齢になったら過度の医療は不要だという意見に賛成です。もちろん若い人に対する治療は全力でもれなくやるべきというスタンス。著者がこの著書を出版して3か月後に亡くなったのを知り、自身の信ずる大往生だったのだろうと思いました。

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    2022年03月06日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして

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    ネタバレ

    いずれにしても、自分達の行為が、本当に相手のためになっているかということを、きちんと考えない限り、医療の虐待、介護の拷問は避けることはできず、なかなか安らかには死なせてもらえないということです
    繁殖を終えれば、いつ死んでもいいというのが、自然界の掟なのです
    繁殖を終えた年寄りに残された最後の大事な役目、自然な死が穏やかであることを、後続の者に見せることである

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    2021年02月23日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして

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    介護で、無理に食事させるのも、苦痛を増すだけなので、終末期の老人が食べない場合は、無理に食べさせないで飢餓状態に於けば、安楽に死ねるという主張

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    2019年05月21日
  • 思い通りの死に方

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    【文章】
     とても読み易い
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★★★
    ・延命治療を行うのがよい事なのかは、患者本人次第
    ・安楽死が法的に認められる社会になるべき
     ・長く生きる事のみが尊いわけではないはず
    【気付き】
     ★★★・・

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    2018年07月29日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    死と言う自然の営みは、本来、穏やかで安らかだったはずです。それを、医療が濃厚に関与することで、より悲惨で、より非人間的なものに変貌させてしまったのです ガンで死ぬんじゃないよ、がんの治療で死ぬんだよ だから、軽い病気で病院に行って、大病をお土産にもらって帰る可能性は十分にあるのです 治療法は1つあれば10分のはず。それが、幾通りも存在すると言うのは、裏を返せば、決定打にかけると言う事でしょう ガンは完全放置すれば痛まない

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    2018年04月23日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    ネタバレ

    今の自分の年齢を考えると死を受け入れるのは難しい。
    それでも事故や不治の病、縁があれば誰にでも等しく訪れる死を受け入れる心構えはとても参考になった。
    両親も自分も動けなくなってから後悔するのは嫌なので、今を楽しむように日々を大切に生きていきたいと思う。
    老いを受け入れることで楽になるとは本当だと思う。
    実際に祖父母が教えてくれたこともあり、治療を全て受け入れると苦しむ期間が長くなるということも納得できる。
    祖母に対して食べる力があるにも関わらず胃瘻を勧めてきた医師もいたけど親族は断った。食べるのが趣味の人が食を奪われる事、動けなくなる事に大きなダメージを受けることを医師は全く考慮していない。本

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    2017年01月06日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    最近、病院に行くことが多いので読んでみた。タイトル通り、医療のあり方を批判している本で特に高齢者への過度な医療行為に一石を投じている。確かに著者の主張には同意できる部分が多い。年と取ればある年齢からは下り坂になるわけなので、組織が若返るわけもないのだからゆっくりと死を迎えさすことが自然の摂理かと思う。私はすべての医療を否定はしないが、いつ死んでも良い様に後悔しない生き方をしたいと切に思う。

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    2015年11月09日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    人の致死率は100%、というところから出発し、よりよく生きるために医療とどう向き合うべきかを描く。
    つまり、「老病死」を見据えてどう「生」きるか、ということ。
    死はどうやったって避けられない。老も病も生きている以上ごく自然なプロセスであり、老衰による死も本来は意識も徐々に朦朧として苦しまずに死ねるハズなのに過剰な医療がその邪魔をしている。という。
    ふむ。
    老衰で自然死、というのはとても穏やかなものだという。だんだん食べられなくなり飲めなくなり衰弱していくと、脳内麻薬が分泌されて本人は苦しまない。胃瘻栄養チューブ点滴はそのメカニズムを邪魔するので苦しむ、と。
    へえ。

    【目次】
    第一章 医療が“

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    2014年11月07日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    最初はトンデモ本かと思い敬遠していたけれど、納得できるところが多かった。極端に言い過ぎている部分も多いけれど、自ら実践していることに関しては、他人が批判するようなことではないだろう。ただ、患者本人ではなく、周りのいる人(例えば家族)の反感を買いそうな本ではある。

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    2014年08月20日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    延命処置の不要さ、無駄を書いた本。
    病気と老化を混同しないこと、歳を取ったらどこか悪いのが当たり前、LQを下げてしまう病気・怪我以外は医者にいかない方がよい。

    また食べ物を自分で食べられなくなったら、老衰死コースで枯れてなくなるのが、一番幸せ。意識が混濁して死ぬと痛みや恐怖から解放される。

    自分が老人になったら、これはしなくて良いという事前指示をかいておこう。あと、救急車で運ばれるとあらゆる手段で生かすという方法を選択されるので注意。

    医者は健康法の指南者でもないし、病気の診断に100%はない。自分の体は自分に聞け。熱発も下痢も自浄作用。薬は化学物質、出来るだけ飲まない。精密検査も人間ド

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    2014年06月01日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    昨年度の2学期に放送大学で人類学を学習し、死について考え、 愛犬の死を経験したこともあり、 ある人が推薦していたこの本を読みました。生きるということは、生まれた瞬間から死に向かうことです。明日死ぬかもしれないから、今を一生懸命生きたいと思うし、死に際も少しずつは考えておきたいと思います。大切な人との別れも、自分でコントロールできないものだから、今朝の「いってらっしゃい」が、もしも最後の言葉になっても後悔しないよう、誠実に対応していきたいと思いました。 あと15年くらいしたら、実践すべきこともたくさんあり、時折クスッと笑ってしまう部分もあり、すごく良い本でした。

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    2014年04月26日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    なかなか考えさせられる一冊
    身内、そして自分の死について考えるために
    一度は読んで損の無いそんな本です
    文章に繰り返しが多く多少読みづらいですが
    Drが日常の仕事をしながら時間をつくって
    書いたのが良くわかります

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    2014年04月05日
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

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    いろいろ参考になる内容が書かれており、医学に対する自分の考え方に大きく影響を与えた。ただ、後半部分はあまり興味がひかれなかった。自分がまだ若いからであろうか。

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    2014年04月01日
  • 思い通りの死に方

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    医者は毎日死に目に会っているから、すべての患者に親身になっていたらやっていられない。だからきもちの上でギャップがあるのは当たり前のこと。

    自分は安楽死したいが、親は延命治療をしたい、というのは矛盾。
    延命治療をしたがるのは、親孝行が足りないから。

    「余命6ヶ月と言われたら」エクササイズ 「お通夜」エクササイズ
    夫婦げんかも、相手が死ぬことを考えれば、怒りも収まる

    がんで死ぬのがいちばんいい。
    がんの一番の危険因子は加齢。年を取れば取るほどがんになりやすい。
    元気に死ぬためには、がんを治療しないで自然に死ぬこと。

    手遅れの状態で発見された末期がんは、そのとき痛みがなければ最後まで痛みが出

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    2014年01月24日
  • 思い通りの死に方

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    「大往生したけりゃ医療とかかわるな」の著者である中村医師と、医師で作家の久坂部さんの対談。自分も不惑を過ぎ親族の死が身近になってきたので非常に興味深く読ませてもらった。ほとんどみんな病院で死ぬのはどうなんだろうか?寝たきりで食べられなくなっても点滴だけでずっと生き続けているってのはどうなんだろう?などなどの疑問を感じたことがあれば本書はとても有意義な一冊だと思う。もちろん著者らは基本的に現代の医療、とくに終末医療に対して批判的な態度です。とくにガンの治療なんかに関して。そしてタイトルの「思い通りの死に方」というのは無理だ、という結論です。そもそも仏教では思い通りにならないものの4つの中に死があ

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    2014年01月13日
  • 思い通りの死に方

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    誰もがいつかは死と向き合い、どう最後を過ごすかを選択しなければならない。
    そうなる前に、ぜひこの本を読んでおくことをお薦めする。
    延命治療や胃瘻などの選択もあり得る現代医学ではあるが、実際、医者は自分や自分の家族にはしたくはないと考えているそうだ。
    知識の乏しい患者の家族と多くの最後を看取ってきた医者との間で考えの相違があるのが当たり前であり、患者側の言いなりにならず、抗議を覚悟の上で熱心に説明してくれる医者にかかりたいと切実に思う。

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    2013年05月14日
  • 思い通りの死に方

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    面白いところだけ抜粋します。

    死にたい、という患者さんに「異常ないですね」というと、「まだ死ねないんですか」と言って怒る。

    70、80、と年をとると、どうしても前のように動けなくなる。「前のように動けなくなってきた」そんな人が病院にきても困る。病名もつけられない。

    「気持ちに体を合わせるのではなく、体に気持ちを合わせて欲しい」皆、自分だけは老衰にならず、まして病気にかからない、と思っている。

    サプリについて。「エビ、カニ、サメ、のなんたらを体に入れてなんとかなるなら摂れば?

    戦争のとき、「丁種不合格」で生き延びた97歳の、「早くしにたい」という老人がいる。「死ぬにはまだ不合格だな」と

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    2013年01月25日
  • 思い通りの死に方

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    ネタバレ

    思い通りの死に方、というタイトルに惹かれて読む。
    思い通りの死に方ができれば、こんな安心なことはないではないかと考えたため。
    筆者は「人間の死に方」で有名な久坂部羊さんと「大往生したけりゃ医者と関わるな」著書の中村仁一さん。
    この2人の延命治療反対派2人の対談なので、反対意見を差し挟まれることもなく、話が弾む様子が文字から見て取れる。

    以下、心に残ったところ
    ①「自分の死を考えるための行動」として一番のおすすめは棺桶に入ること

    ②死に方は意のままにならないが生き方は思い通りになる。納得の行く尊厳ある生き方をすれば最後はどんな死に方であろうとどうでもよくなる
     →ほんとそのとおり。やはり結局

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    2025年12月06日
  • 思い通りの死に方

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    老人の戯言とも受け取られかねない発言が多々。
    ただ、この年になったら、死を真面目に考える必要があることは、理解できます。

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    2024年11月13日