中村仁一のレビュー一覧

  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    自分のからだにまつわることは自分で決める。病気にかかるのは嫌だ。ワクチンも打つし予防医療には全力を注ぐし健康寿命は長いほうがいいのだけれど、自然の流れに争いすぎるのもどうだろうか、と思う。この世にあるものはなんでもコントロールできると思い込んでしまう現代に、改めて確認しておきたい内容。
  • 思い通りの死に方
    父を亡くし、老人ホームに入居した母は軽度認知症で、記憶がなくなる感覚に怯えながらいつも私に「早く死にたい」と訴えます。正に死にたくても死ねない「長命地獄社会」というのが身近過ぎて、冒頭から引き込まれました。
    元気で長生きしてほしいと思うけど、その時が来たら延命治療はせずに穏やかに死を迎えたいと、母の...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして
    目から鱗の話題の前作の続編です。
    生き方、死に方を考える事は、非常に大切な事。
    延命治療や延命介護については、言われるとおり、よく考えなければいけません。
    仏教の空の精神、とらわれず、こだわらず、あるがままを受け入れる。これが大切なんですね。
    大変参考になりました。
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    大往生するには。自然死は餓死であり、余計な事は必要ない。治すためと称したパターン化した医療措置は、患者を苦しめ、穏やかな死とは縁遠くなる。
    穏やかな死を迎えるには。
    まさに必読書とも言える一冊。
  • 思い通りの死に方
    死ぬまでの生き方を考えること、なるほどその通り。
    第四章のなぜ死ぬのはがんに限るのか、がスッと体の中に、考え方として入り込んだ。この章だけでも再読する。21/8/30コロナ禍、母の症状を知った夏。
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    とても興味深い内容がぎっしり。読んで良かった。

    ・末期癌が進行していても気づかないのは痛みがないから。
    ・癌は治療と称して攻撃しなければ痛みはない。
    ・癌の治療薬は8割の人に効果がなくても承認されている。
    ・健康診断は数値で「異常」を作り出す場

    これまで信じ込んでいた「常識」がことごとく覆された...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
     中村仁一 著「大往生したけりゃ医療とかかわるな(自然死のすすめ)」、2012.1発行。医者には序列があって、大学病院の医者が頂点。次に旧国立、日赤、県立などの税立病院、民間の大病院、中小病院と続き、一番下が町医者といわれる開業医。老人ホームの医者(著者、12年目)は、更にその下。著者は沢山の自然死...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして
    中村仁一さんの「大往生したけりゃ医療とかかわるな(自然死のすすめ」に続く「同じタイトル(介護編)2025年問題の解決をめざして」(2017.3)を読みました。団塊世代の一員として、多くの示唆をいただきました。病気を治す主役は「自然治癒力」。医療を利用するのは回復するかQOLが改善できるかの時で、死を...続きを読む
  • 思い通りの死に方
    30冊目。「大往生したけりゃ医療とかかわるな」を読まれた久坂部先生が対談を申し込まれたそうで、ユーモアもたっぷりだった。
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    29冊目。自分の考えも近い。整理になるのて座右に置きたい。延命の無駄、自然死の薦め。癌でさえも同様で何も手出しをせず、穏やかに死んでいく。「手遅れの幸せ」を満喫するには、「ガン検診」や「人間ドック」など受けてはいけない。本来、年寄りは何処か具合の悪いのが正常。自分の死を迎える準備項目。
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    医療とはなんぞやと考えさせられる本。意味があるのは、救急医療くらいかなぁと思う。がん検診も、早期発見よりも、検査して異常ありと言われたときのダメージのほうが大きそう。自分も、この本を参考に大往生に向けて邁進したいと思う。

  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ

    合わせ技一本

    こちらの本と余命三ヶ月の嘘と言う本を同時期に読んだのだが、著者は違うのに書いている内容には共通項がたくさん出てきて、二冊読んだところで、病院には近づきたくなくなった。
    生きるという事について考えさせられる本。読んでおいて損はない、っていうか、読め。読んでおけ。なにも知らなかった自分の無知さに恐怖す...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    著者は現在、老人ホーム専属の医師をしている。彼の長年の老人向け医療について考えるところを正直に記してある。とても説得力がある。
    著者が提唱するのは、高齢者が無理な治療により苦しまない、自然死。高度な医療が無かった昔は、年寄りは死ぬ間際に麻酔物質が分泌され、ウトウト眠るように死んでいったという。
    「食...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    お医者さんの書いた、医療とのかかわり方に関する本です。

    老化は不可逆、病気は回復可能(なこともある)。
    そのため、本来は老化による体調の不良を、病気による体調の不良をみなすことで、何とか治そうとする人が多すぎる、とのこと。

    生きることの意味を見直す意味でも、また、医療の本来の姿を確認する意味でも...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    とても面白かった。
    内容が内容なので賛否両論あるとは思うが、基本的な考え方は自分とあっていたと思う。
    延命治療はしたいとは思わないし、その場合にどうしたらよいか具体的に書いてあって参考になった。
    また歳をとったあとに「無駄」な治療をしないほうが苦しまないという事例が何例かでていたので、それらがすべて...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ
    この本は今後の人生に大きな影響を与えると思う。久しぶりに新しい価値観を得たような心に残る一冊です。

    延命治療を望まないという人は多いと思うが何が延命なのかを考えたこともなかった。短い時間だったけど人工呼吸器をつけた父の姿は生き物としてやはり不自然だったと思う。
    日本が長寿国である理由はこういう事な...続きを読む
  • 思い通りの死に方
    私はまだ世間的には、死を意識するような年ではないけれど、思い通りの死に方、について様々な思うところがあるので、読んでみた。
    しかしこれが痛快!このふたりの高齢者医療に携わる医者のふたりは、私が常々疑問に思ってたけど、不謹慎かも知れないと感じていたことを、次から次へとバサバサ斬り込んで、膝を打つような...続きを読む
  • やはり死ぬのは、がんでよかった
    タイトルだけ見たときは不遜なと思った。読んでみたらすべてうなずける同意できる内容。寿命、自然死について。事前準備書の重要性。ある程度の年齢になったら過度の医療は不要だという意見に賛成です。もちろん若い人に対する治療は全力でもれなくやるべきというスタンス。著者がこの著書を出版して3か月後に亡くなったの...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして
    いずれにしても、自分達の行為が、本当に相手のためになっているかということを、きちんと考えない限り、医療の虐待、介護の拷問は避けることはできず、なかなか安らかには死なせてもらえないということです
    繁殖を終えれば、いつ死んでもいいというのが、自然界の掟なのです
    繁殖を終えた年寄りに残された最後の大事な役...続きを読む
  • 大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして
    介護で、無理に食事させるのも、苦痛を増すだけなので、終末期の老人が食べない場合は、無理に食べさせないで飢餓状態に於けば、安楽に死ねるという主張