【感想・ネタバレ】やはり死ぬのは、がんでよかったのレビュー

あらすじ

『大往生したけりゃ医療とかかわるな』が52万部のベストセラーになり、約9年。「死ぬならがんに限る」といっていた著者は末期の肺がんになるも、「医療とかかわるな」を実践。多少の息苦しさはあるものの治療は一切受けず、痛みもなく、残された日々を穏やかに過ごしている。前述の本に、現在の著者の病状や心境を加筆したものが本書。「がんは身辺整理をする時間があるからいい」と思っていたが、実際その状況になってみると……。親の務めは、子供に自らの死にっぷりを見せることだという著者の最後の日々を綴る。

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Posted by ブクログ

本作は高齢の医師による新書。長い医師生活、人生経験に根ざした言葉は説得力があります。
死にゆく自然な姿を見せるのは先に逝く者の最後の務めと、亡くなった母のようです。自分もそのような最後を迎えたいです。
五木寛之さんの「わがはからいにあらず」という引用もグッときました

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

タイトルだけ見たときは不遜なと思った。読んでみたらすべてうなずける同意できる内容。寿命、自然死について。事前準備書の重要性。ある程度の年齢になったら過度の医療は不要だという意見に賛成です。もちろん若い人に対する治療は全力でもれなくやるべきというスタンス。著者がこの著書を出版して3か月後に亡くなったのを知り、自身の信ずる大往生だったのだろうと思いました。

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2022年03月06日

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