あらすじ
『大往生したけりゃ医療とかかわるな』が52万部のベストセラーになり、約9年。「死ぬならがんに限る」といっていた著者は末期の肺がんになるも、「医療とかかわるな」を実践。多少の息苦しさはあるものの治療は一切受けず、痛みもなく、残された日々を穏やかに過ごしている。前述の本に、現在の著者の病状や心境を加筆したものが本書。「がんは身辺整理をする時間があるからいい」と思っていたが、実際その状況になってみると……。親の務めは、子供に自らの死にっぷりを見せることだという著者の最後の日々を綴る。
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Posted by ブクログ
本作は高齢の医師による新書。長い医師生活、人生経験に根ざした言葉は説得力があります。
死にゆく自然な姿を見せるのは先に逝く者の最後の務めと、亡くなった母のようです。自分もそのような最後を迎えたいです。
五木寛之さんの「わがはからいにあらず」という引用もグッときました