山内太地のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2016/10/9 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2016/10/14〜10/17
最近盛んに言われ始めた「高大接続」。全く無関係ではない仕事だし、子供が改革のどのタイミングで関わるのかも知らなかったので、大変勉強になった。しかし、アメリカのシステムを真似るのは良いんだけど、社会的な情勢が彼我で違うんだから、そこはアレンジしないといけないんだと思うんだけどなぁ。博士増やしたときだって、アメリカでは博士号を取っても、企業に入ったり、起業したり、と選択肢がいっぱいあるのに対して、日本では企業はなかなか取ってくれないし、アカデミックポジションも減る一方。結果、博士に行ったら不幸になる、などと -
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ネタバレ三流大学(実際には二流私立大ぐらい)から一流企業へ就職した学生の行動や、就職率アップにとりくむ大学を紹介した本。
ここに紹介されている学生たちのすさまじい行動力や発想力、なによりたくましいまでに人と繋がり人脈を築いていく能力に感動。それこそまさに社会人としての能力だと言える。
なかには一流企業を三年以内で退社して起業した者もいて、優秀な人間は、高校から大学までのハンディキャップを跳ね返す力がある。そのいっぽうで、明確に高学歴がものを言う名門企業の採用実績にも触れており、三流大学生のアナタでも大丈夫、などと勘違いさせるつくりではない。
個人的には、センター試験直前に父が亡くなり、医者の道を断 -
Posted by ブクログ
「秋入学」というものが世間賑わせたが、
この本は、その東大秋入学についてまとめられたもの。
メディアが報じたものはほんの一部で、
本書は大学研究家の方がわかりやすくまとめている。
「秋入学は私たちに関係ない」と思っている人も多いだろう。
しかし、実際はそんなことはない。
秋入学が導入されれば、学生獲得競争が加速するだろうし、
社会のシステムも大きく変わる可能性がある。
秋入学についての集中的な報道から月日は経ち、
薄れてしまった感もあるが、
着実に秋入学に向けて東大は進んでいる。
東大の秋入学への移行は、
決して他人事ではなくなる。
ぜひ一読を! -
Posted by ブクログ
ネタバレある県では、三者面談で生徒がなぜその進路に行きたいのか保護者と教師にプレゼンする。
普通科高校は多くに学力以外に個性がなく、わざわざ偏差値が低い学校を選ばないが、大学には「その大学にしかない学び」があるので、偏差値にこだわる必要がない。
「言われないと勉強しない」一方で、「言われたら頑張れる」自称進学校においては、必然的にやらされる勉強が多くなり、校則がきびしくなっていく。そのため、「さぼりたい」「楽したい」ではなく、「こういう研究がしたいから推薦を使いたい」と教員の納得を得ることが必要。
面接対策において、「なぜ〇〇大学でなければだめなのか」という志望動機と、「なぜ私でなければだめなのか(私 -
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タイトルが気になり、購入しました。大学紹介の書籍は数多くありますが、本書が優れているところをいくつかあげてみます。一つ目は、必ずしも偏差値があまり高くない大学の紹介が多いことです。誰しもが、難関大学に合格できるわけではありません。また、偏差値や知名度が高くなくても、行く価値のある大学があることがわかりました。二つ目は、推薦入試について、基本的な考え方が分かりやすく説明されているところです。なぜその大学でなければいけないのか、なぜ自分でなければいけないのか、志望動機や自己PRを考えること、それが決まれば、入念に調査することの大切さがわかりました。恥ずかしながら、3ポリという言葉を初めて知りました
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Posted by ブクログ
普段から著者の山内太地氏が言っていることをまとめた集大成のようなもの.
それだけに目新しい発見はあまり無いが,普段の彼を知らない大学関係者には大きな刺激となるだろう.
中途半端な大学は生き残れないし,無理して生き残ろうとすることは社会に対する背信であるということを更に再認識した.
やはり大学の数をある程度の強制力を持って減らさないといけないのだろうな.自然淘汰を待っていられない.
もしそうなったらどこで給料を貰えばよいのかという個人的には切実な問題もあるのだが,現状の問題は多くの大学関係者がそこを優先するから解決しないのだろうな.
非常に難しい問題だが・・・