あらすじ
毎年のように叫ばれる就職戦線の苦戦。それを裏づけるかのように、文部科学省から「就職率61.6%」というデータが発表されました。これが意味するのは、約4割の学生は就職が決まっていない(進学者含む)ということです。本書は、現在の大学生の状況と、小学生~大学生が負け組にならないために必要なことを解説した「実用的社会ルポ」です。
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Posted by ブクログ
日本中の大学を見てきた大学研究家が語る大学の今の姿が紹介されている。
今年大学生になった人もこれから就活が待っている学生も、
受験勉強に励んでいる高校生も、保護者も、
大学関係者も読んでほしい一冊。
社会人は、大学がいかに多様な存在になったかに気付けると思う。
また、これから大学で頑張ろうと思っている人には是非読んでほしい。
Posted by ブクログ
普段から著者の山内太地氏が言っていることをまとめた集大成のようなもの.
それだけに目新しい発見はあまり無いが,普段の彼を知らない大学関係者には大きな刺激となるだろう.
中途半端な大学は生き残れないし,無理して生き残ろうとすることは社会に対する背信であるということを更に再認識した.
やはり大学の数をある程度の強制力を持って減らさないといけないのだろうな.自然淘汰を待っていられない.
もしそうなったらどこで給料を貰えばよいのかという個人的には切実な問題もあるのだが,現状の問題は多くの大学関係者がそこを優先するから解決しないのだろうな.
非常に難しい問題だが・・・
Posted by ブクログ
ややふざけた感じの題名から内容には期待せず、軽い読み物のつもりで読んだのだが、中身はまっとうな主張ばかりだった。今後の大学のあり方を考えるうえでも参考になる。