真梨幸子のレビュー一覧

  • カンタベリー・テイルズ

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    ネタバレ

    4編からなる連作短編集。
    パワースポットをモチーフに据えた短編集ですが、どの登場人物もパワーをもらうのではなく逆にパワーを奪われ誰も幸せにならないという、著者らしい毒がちりばめられたブラックな趣向となっています。
    パワースポットなのにマイナスの効用があるという非常に後味の悪い短編集です。

    各短編はキャラクターやエピソードがリンクしており、そのつながりに気づいた瞬間はイヤな汗をかきました。

    一番印象に残ったのは表題作の「カンタベリー・テイルズ」。
    イギリスのカンタベリー・テイルズに行く電車のホームで会った四人の日本人観光客が、成り行き上、到着までにそれぞれのとっておきの話をするというお話。

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    2016年09月04日
  • えんじ色心中

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    サクサク読めたんだが、疲れた。 なんか、みんなちょっと歪んでる。主人公がどう事件に絡むのか、彼女がどうなったのか・・ 最後が駆け足っぽかったかな。

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    2016年08月04日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    2016年、22冊目は、個人的読書コードを破って(途中読み始めた本を隙間読書用に回したのもあったが)、の真梨幸子連読み。

    かつて、美少女CMタレント、美貌の女優として活躍していた、野崎有利子。彼女の周りにはスキャンダルの香りが漂っていた。エリートサラリーマン、斉藤啓介が殺人と詐欺の容疑で逮捕される。彼もまた、有利子に魅せられた一人だった。そして、休暇中の篠原賢一は偶然、その二人を旅行代理店で見かけていた。

    ページを繰らせる力は相変わらずだが、今回は違和感があった。注意深く読んでいれば分かるコトだが、全編が基本、男性の一人語りということ。途中でそのコトが意識から外れてしまっていたので、違和感

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    2016年06月01日
  • カンタベリー・テイルズ

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    なかなかに読み応えのある短編集だった。
    短編は苦手なのだが、1つ1つの作品に割と重みを感じ、
    作品同士の繋がりも自然で悪くなかった。

    毎回、真梨先生の作品では一人称に騙されるが、
    騙されないように注意深く読む癖がついてきた。

    その手のトリックには嵌らないように読み進めたが、
    お話として十分に楽しむことができた。

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    2016年04月09日
  • カンタベリー・テイルズ

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    一定の間隔で読みたくなる「イヤミス」。ハッピーエンドは安心して読めるけど、ハラハラしながら裏切られるのがイヤミス。「いい人」に疲れた時のデトックスです。

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    2016年02月28日
  • カンタベリー・テイルズ

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    5編収録の短編集。『聖地巡礼』の改題なのだが、はしがきによれば、元々が『カンタベリー・テイルズ』というタイトルだったらしい。

    真梨幸子は読み手を程良く不快にさせるツボを心得ているようだ。文章の中に散りばめられる不快な言葉、何とも遣る瀬無い描写が、程良さの理由だろうか。

    さて、本作だが、初期の作品ということもあってか、他の作品に比べると些か面白さに欠ける。最初の『グリーンスリーブス』は面白かったが、他は平凡な作品ばかりだった。

    『グリーンスリーブス』『カンタベリー・テイルズ』『ドッペルゲンガー』『ジョン・ドゥ』『シップ・オブ・テセウス』を収録。

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    2015年11月14日
  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    有名な作家の死と無名画家との関係を自分達の出世の道具とした2人の貪欲な女性の話。
    ああ、あの人が犯人だったのね。

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    2015年09月30日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    誰も幸せにならないし、
    読んでる途中も、読後も胸になにかしこりが残る。

    が、それぞれの人生が徐々に絡まり、
    一本の太い糸になっていくさまは見事だなあ。
    何回かページを遡っちゃった。

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    2015年09月15日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    有利子にふりまわされる男たちの話。

    でも、何だかんだ言って辰子が一番おいしかったのかね。
    娘を売って豪勢な暮らしして。
    まぁ、有利子がいなくなってしまったから、
    これからは落ちていくだろうけど。

    というか、『女ともだち』の続編なの?
    気付いてないし…

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    2015年09月14日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    騙された!

     読みやすいのに真犯人が意外ってことで、驚いた。緻密な組み立てに感服。ラスト近傍で事件は解決し、少しばかり謎が残るなぁと思って最後まで読むと、そこに新たな真実が。騙された!

     オカルトチックな部分が好きではないが、そんなものなくても一流のミステリーだと思う。オカルトは目くらましなのかもしれないけど、無駄がない登場人物がそれぞれに役割を果たしており充実感あるなぁ。

     午前中の読書は楽しかった。

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    2015年09月14日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    1962年、鸚鵡楼と呼ばれる洋館で殺人事件が起きる。
    1991年、鸚鵡楼跡地に建つ高級マンションでエッセイスト沙保里は夫と息子と暮らしている。何不自由ないと思われる生活で沙保里が気がかりなことは、息子が別れた恋人に似ていることだ。
    似ているわけがないのに。恋人と別れた後に身籠ったのだから。でも、ぴちゃぴちゃと指を吸う癖や妙に頭の良いところ、そっくりだ。そんなことあり得ない。
    連続幼女強姦犯である男に似ているなんて。

    真梨さんの本を殆ど読んだためか、真梨さんのトラップがわかるようになってしまった。
    何に気をつけて読んでいけばいいのか。
    登場人物が、誰が誰だかわからなくなるトラップ。
    これは誰で

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    2015年09月03日
  • えんじ色心中

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    真梨さんの本は、私の後ろめたさを、ぐりぐりぐりぐりしてきて、うっ、ってなる。落ち込む。
    でも読む。

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    2015年08月14日
  • クロク、ヌレ!

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    今まで読んだ真梨幸子の作品の中では一番ユーモラスではないかと思った。独特の人物描写はさすが。ただ物語の内容がいまいちピンと来なかった。ストーンズの曲、paint in blackの引用のされ方にも無理があったような気がする。

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    2015年04月19日
  • えんじ色心中

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    ある少年が、受験戦争を潜り抜けて名門難関校に合格したのに家庭内暴力の末、父親に殺されてしまったという「西池袋事件」。
    事件から16年後、新たな悲劇が起こる――。

    「西池袋事件」を軸として、2つの仕事をかけもちしながら何とか生活している久保のパートと、落ちこぼれの少年と帰国子女の少女の交流を描く過去のパートが交互に語られる、複雑な構成。

    独り言のような一人称が、どこまで現実でどこまで妄想なのかわからなくなります。
    時系列もあいまいで先が読めず、ブツ切りのトピックを積み重ねるブログを読んでいるような感じ。
    読者の共感を拒む文章が、いっそすがすがしい(笑)!

    ミステリとしては破綻しているという

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    2015年02月09日
  • クロク、ヌレ!

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     無名画家の人生を広告企画のために暴いていく、有名人との意外な接点や、不可解な殺人事件など・・・周囲のキャラクタが際立つ、著者がお得意のちょっとあぶない人達が登場する、壊れかけた人たちの扱いが上手い。

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    2015年01月25日
  • えんじ色心中

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    真梨さん作品の中では、それほど強烈なインパクトな読後感はなかったかな。最後、登場人物の関係性を整理するまでに時間がかかった…

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    2015年01月08日
  • 私は、フジコ

    購入済み

    あなうめ。

    ふたつの物語を、繋ぐ物語。

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    2014年09月26日
  • えんじ色心中

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    今ひとつキレの無い作品。真梨幸子の文庫化作品は全て読んでいるが、これほどキレの無い作品は無かった。この作品はデビュー二作目で、これまで文庫化されていなかったのも納得出来る。

    プロローグを読む限りはいつもの真梨幸子であり、これから展開されるであろう独特のイヤミスの世界に期待は膨らんだのだが、どうにも方向が定まらないかのような展開に読むのが苦痛になった。

    こういう作品も中にはあるだろう。次の作品に期待したい。

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    2014年09月16日
  • クロク、ヌレ!

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    エキセントリックな名も無き画家の作品を集め始めた母に翻弄される娘。
    この画家と昔同居していた、プールで溺死した有名小説家。
    最近パッとしない広告プランナーは画家と小説家に目をつけ、広告企画に連動させるために二人の死を劇的な物語に仕立て上げようと奔走する――。

    様々な人の視点から捉えられた事実が輻輳し、やがて決壊の後に収束していく。
    この先どうなっていくのか、お話の着地点が全く読めず、とまどいながら読み進めていきました。

    また、一人称と三人称が混在しながら展開していくので視点がころころ変わり、落ち着かなかったのですが、あやういけれど限りなくパワーのある語り口に翻弄されました。

    話の方向性が

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    2013年09月15日
  • クロク、ヌレ!

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    いつもの真梨さんにしては毒が少ないかも。女のドロドロさが嫌な感じではなく、いい具合に感じられる話でした。

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    2013年07月07日