金子成人のレビュー一覧

  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 4 迎え提灯

    Posted by ブクログ

    202203/読みやすくわかりやすい人情ものシリーズ4作目。毎回楽しんで読んでるけどすぐ終わってしまうので、各話長いともっといいんだけど。

    0
    2022年09月04日
  • 付添い屋・六平太 龍の巻 留め女

    Posted by ブクログ

    浪人の秋月六平太は外出する人の付き添いをする付き添い屋。仕立て仕事をする妹と二人暮らしをしている。懐の寂しい浪々の身だが、女髪結のおりきとは夫婦同然の仲だ。
    困っている人を見ると自らの身を顧みずに助ける義のある男で、剣を振るい悪を懲らしめる。そんな六平太の活躍を描いた作品。

    0
    2022年08月18日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 3 望郷の譜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】 一番かみなり/藍染川/老臣奔走す/望郷の譜

    「一番かみなり」 旗本の小倅たちに灸をすえるお勝。一方、屋敷に置いてきた息子の成長した姿を垣間見て動揺する。
    「藍染川」 染め師の仲三・きわ夫婦。酒癖が悪く、浮気相手に入れあげている仲三に、娘と息子は愛想を尽かしていた。
    「老臣奔走す」 主人のために自分の家宝を質に入れようとする老臣の苦労を見かねたお勝は、事情を調べて入れ知恵する。
    「望郷の譜」 錺職の彦次郎・およし夫婦。二人の故郷から二人を知る人物が現れ、彦次郎は長屋を出ようとする。その矢先、およしが倒れる。

    頼まれても頼まれなくても、知ってしまったら首を突っ込むお勝。お節介焼き

    0
    2022年08月15日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 2 ゆく年に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】 天竺浪人/悋気の蟲/雪の首ふり坂/ゆく年に

    「天竺浪人」 手習い所師範の沢木栄五郎が浪人した事情が判明する。
    「悋気の虫」 火消しの岩蔵・お富夫婦。勘違いから浮気の疑いが持ち上がり、手のつけられない夫婦喧嘩になる。
    「雪の首ふり坂」 錺職の芳次郎。出て行った妻が病死、横恋慕した男から悪い噂をたてられた娘が自害したことを知った芳次郎は復讐の念に駆られていた。
    「ゆく年に」 樽ころの国松・おたか夫婦。身重のおたかが倒れ、長屋中で夫婦の世話を焼く。しかし、2人には住民の厚意は重荷だった。

    他人との距離感は人それぞれ。国松夫婦の気持ちはよくわかる。年を取った今、長屋の住人たちの相身互

    0
    2022年08月15日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 4 迎え提灯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     金子成人「迎え提灯」、ごんげん長屋つれづれ帖シリーズ№4、2022.3発行。かみなりお勝、強いところ(小太刀の心得)を時々見せてくれます。孤児3人(お琴、幸助、お妙)を引き取り一緒に暮らしてるお勝、素晴らしいです! 今回は、全般的におとなしめの内容でした。

    0
    2022年04月19日
  • 付添い屋・六平太 麒麟の巻 評判娘

    ネタバレ 購入済み

    今回は男と女の話が多かったかな
    六平太と博江がどうなるのか
    佐和が博江の事をどう思っているのかが
    謎ですね。
    おりき姐さんはいつ出てくるのかなぁ

    #深い

    0
    2022年02月09日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 2 ゆく年に

    Posted by ブクログ

    薄いのであっという間に読み終わる。
    今作は同じ長屋の住人を中心で、お勝の得意な小太刀は出てこなくて小粒な内容。
    寺子屋の師匠の過去の話しや妾と本妻との騒動、悋気を起こした夫婦、妊娠中毒気味の住人を皆んなで助けたことで負担に感じた夫婦が長屋を出る話し。
    お勝や住人達があいだに入り解決して行く。こういった長屋の日常が淡々と過ぎて行くのが描かれている。

    0
    2022年01月31日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝

    Posted by ブクログ

    金子氏の本は付き添い屋、かぎ縄に続いて3シリーズ目。人情話しだが淡々とした味わい。
    本作も主人公が女性で質屋・損料屋の番頭で品物の目利という不思議な設定。何故こんな仕事を、との疑問が湧くが、この解答は最後の4話目に出てくる。3人の子供はいるが亭主はどうなった、の解答は3話目と4話目とみんな後ろに持ってきている。このあたりはどうだろうか?
    町民で小太刀の名手だが、立ち回りも1回あった。度胸は「かみなりお勝」として随所に出てくる。
    大身の旗本のお世継ぎ問題も出てきて、次作はどう展開して行くのだろうかと期待を持たせる。

    0
    2022年01月30日
  • 付添い屋・六平太 鵺の巻 逢引き娘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     金子成人「逢引き娘」、付添い屋六平太シリーズ№12、2019.5発行。負の刻印、夜盗斬り、裏の顔、逢引き娘の4話。全体的に、ちょっと中だるみの感がしましたw。№13巻はもっとキレ味が欲しいです!

    0
    2022年01月14日
  • 若旦那道中双六 : 4 なんてこったい!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     金子成夫「なんてこったい!」、若旦那道中双六シリーズ№4、2019.1発行。奉納金泥棒、庄助饅頭、伊勢音頭、雲助峠の4話。今回は、江戸から京に行く巳之吉の四日市から伊勢詣での間の珍道中。伊勢国の色里が古市、松坂、一身田、四日市、津とは知りませんでしたw。庄助饅頭はしんみりしたいい話でした。巳之吉はもう少ししっかりして欲しいです(^-^)

    0
    2022年01月02日
  • 付添い屋・六平太 河童の巻 噛みつき娘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ15作目。前作で打止めと思ったが、1年以上間が開いて発売された。
    今作では大身旗本の不良次男坊が、取巻きを引き連れての狼藉を六平太が懲らしめる定番のパターン。と思いきや珍しいパターン。六平太の強さや生き方に惹かれた次男坊が六平太のストカーとなり、最後は自分のところで剣術指南を申出る。これが現在の師範の恨みを買い、友人に迷惑を掛ける。
    自分の息子の養父の死亡もあり、息子の将来を一緒に考えて、養親の元へ一人で向かう。息子にも父親と名乗っていないので、非常にぎこちないやりとり。離れて暮らす女性との間もあまり進展せず、全体にモヤモヤしたような感じ。

    0
    2021年12月23日
  • 脱藩さむらい 抜け文

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     金子成人「抜け文」、脱藩さむらいシリーズ№3、2019.11発行。相変わらず、藩命部分と長屋生活部分が並行して進行。藩命部分は不可解な話ばかり。長屋生活は、飛脚富三郎、船頭喜平次、夜鳴き蕎麦友三、針売りお由ら、そして孤児5人の子供たちと楽しく。故郷浜岡から妻の万寿栄が江戸に。万寿栄には見張りがつき、万十郎は遠くから姿を見るしかできず。この理不尽な扱いはいつまで続くのか。

    0
    2021年12月10日
  • 脱藩さむらい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     石見国、海に恵まれた浜岡城下(浜田のことか)、に暮らす香坂又十郎と妻万寿栄。藩の密命(脱藩者、妻の弟、兵藤数馬を討て)で又十郎(田宮神剣流の達人)は大坂へ。次いで江戸へ。江戸では「源七店」に身を置く。金子成人「脱藩さむらい」シリーズ№1、2018.9発行。物語は藩の密命の部分と、長屋での暮らしの部分が交互に進んでいく。密命部分は、わけもわからず、テンポも悪く面白くない。長屋部分は住民との交流など読んでて楽しい。藩の命令を実行しても石見に帰れず。なぜか、又十郎も脱藩者に。この辺は不可解。さて今後どうなる?

    0
    2021年12月09日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 3 望郷の譜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    202109/シリーズ3作目。今回、およしの結末は泣かせる為に思えて残念。違う結末が良かった。住人間での引っ越し(部屋入れ替え)、最後のある人物の求婚会話もとってつけたような感じというか、エピソード・登場人物達を盛り込み過ぎに思えた。とはいえ、毎回面白く楽しみなシリーズ。子供達が夕餉用意してお勝が帰宅して食事につく場面、テンプレ感もあるけど好き。

    0
    2021年09月27日
  • 初手柄 かぎ縄おりん

    Posted by ブクログ

    202108/シリーズ2作目。主人公のキャラ設定は豊富なんだけど、あまり生きた魅力を感じないのが惜しいところ。謎解きも物足りない所があるし都合良い展開でサクサク進みすぎるきらいはあるけど、読みやすく情景もわかりやすい文章で、続きも気になり面白く読めてしまう作品を常に出してるってすごい。

    0
    2021年09月14日
  • かぎ縄おりん

    Posted by ブクログ

    202106/駕籠屋の娘・主人公おりんは十手持ちになりたさに年齢(18)のわりに幼く自分勝手なとこも多少あるけど、面白いシリーズになりそうで期待。

    0
    2021年08月03日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    202010/質屋の番頭を務めながら女手ひとつで三人の子供を育てるお勝。子供達との関係には驚かされた。シリーズもの1作目ということで今後も楽しみ。

    0
    2021年01月03日
  • 付添い屋・六平太 妖狐の巻 願掛け女

    Posted by ブクログ

    六平太の淡々とした日常を描きつつ、押し込み強盗があったり、誘拐があったりと、なかなか平穏ではないが、いまいち盛り上がりに欠ける。息子の隠蔵に婿入りの話があり、盛り上がりそうなところも割とすっと終わる。なんだろ、安心感がありすぎるのだろうか。六平太なら、何とかしてしまうというか、密かに超人ぽいよね。

    0
    2020年04月01日
  • 付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者

    Posted by ブクログ

    1巻から11巻まで、ずっと読んでいるが、安定の読ませぶり。付添い稼業に絡んで様々な事件が起こる。それを腕と度胸と人とのつながりで解決していく。本人をめぐる事件も起こる。なんていうか、ちょっと出来のいいテレビ時代劇って感じかな。字も大きくてすらすら読める。こういう小説も貴重だと思う。

    0
    2019年07月06日
  • 追われもの 一 破獄

    Posted by ブクログ

    シリーズ第一弾
    賭博で八丈島へ遠島、ここで定住仕掛かるも、勘当された実家の現状、特に兄のことが気にかかり苦難の島抜け
    江戸で実家の消息を探るが、先ずは兄の消息、兄嫁と間男の行方と前途多難、当然ながら町方の目を気にしつつ

    0
    2018年04月17日