あらすじ
根津権現門前町にある裏店、通称『ごんげん長屋』の住人で、樽ころをしている国松の女房のおたかが倒れてしまった。身重のおたかの身を案じた長屋の女房たちが交代で世話を焼いたことで、おたかはなんとか快方に向かうのだが、住人の厚意に恐縮しっぱなしの亭主の国松は、お勝に意外な決意を打ち明けてくる――。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、感涙必至のシリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
根津権現門前町にある裏店、通称『ごんげん長屋』の住人で、樽ころをしている国松の女房のおたかが倒れてしまった。
身重のおたかの身を案じた長屋の女房たちが交代で世話を焼いたことで、おたかはなんとか快方に向かうのだが、
住人の厚意に恐縮しっぱなしの亭主の国松は、お勝に意外な決意を打ち明けてくる――。
くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。
時代劇の超大物脚本家が贈る、感涙必至のシリーズ第二弾!
令和4年4月20日~21日
Posted by ブクログ
【収録作品】 天竺浪人/悋気の蟲/雪の首ふり坂/ゆく年に
「天竺浪人」 手習い所師範の沢木栄五郎が浪人した事情が判明する。
「悋気の虫」 火消しの岩蔵・お富夫婦。勘違いから浮気の疑いが持ち上がり、手のつけられない夫婦喧嘩になる。
「雪の首ふり坂」 錺職の芳次郎。出て行った妻が病死、横恋慕した男から悪い噂をたてられた娘が自害したことを知った芳次郎は復讐の念に駆られていた。
「ゆく年に」 樽ころの国松・おたか夫婦。身重のおたかが倒れ、長屋中で夫婦の世話を焼く。しかし、2人には住民の厚意は重荷だった。
他人との距離感は人それぞれ。国松夫婦の気持ちはよくわかる。年を取った今、長屋の住人たちの相身互い精神も受け入れられるようになってきたけれど。