坂井豊貴のレビュー一覧

  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    GDPに代わるもの=HDI(ヒューマンデベロップメントインデックス)。概してGDPに比例する。
    国民総幸福量=GNH。

    功利主義基準(全員の効用の足し算)、ナッシュ基準(掛け算)、マクミラン基準(最低のレベルに着目)。
    どの基準が幸福の算定にいいか注意する。

    日本人には「働かざるもの食うべからず」という背景があるため、生活保護や貧困対策よりも、公共投資による勤労のチャンスを用意することが大事だ、と考えるようになった。

    日本の政治は、特定の誰かの利益、の寄せ集めになっている。教育の無償化、医療の無料化などみんなの利益となる分野が少ない。

    選挙は決め方次第で結果が変わる。決戦投票方式やぼづ

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    2017年11月19日
  • ミクロ経済学入門の入門

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    さらっと読んでもなかなか頭に入らないが、これを一字一句精読していけば、本当に基本的なことは十分理解できると思うし、これだけで十分(経済学を学ぶ目的にもよると思うが)とも言えるのではないだろうか。

    2回目:印象は変わらず
    部分的に前提知識が増えた分理解できたところも増えた気はする。

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    2018年03月25日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    もともとあまり「社会科」は好きではなかったし,今でも「社会学」とか「社会学者」って漠然としてアヤシイと思っているんだけど,読んでみた。
    読みやすいし,「そうだね」「なるほど」と共感することは多いものの,結局「社会科」って何なのかはよく分からない。

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    2017年09月10日
  • 「決め方」の経済学

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    多数決をはじめとした「決め方」のみにフォーカスを当てた狭くて深い?本。そんなに論点あるのか?と思いながら読み始めたけど、うーん、なるほど…という感じ。

    冒頭は選挙の実例や決め方の仕組み解説があって、後半はマンションの理事会や裁判員裁判での量刑の決め方など、身近な実例も出てより興味深く読めました。
    決め方の議事進行方法によって結果が左右される(二者択一を繰り返して勝ち残る選択肢を決める場合)、というのはテクニックとして知っておいても良いかも。また、マンションの1階住人にも納得考えられるエレベーター修繕費分配のやり方というのは極めて実践的。

    今はこれだけICTが進歩しているのだから、投票や決め

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    2017年02月21日
  • 「決め方」の経済学

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    コンドルセの定理。

    多数決は人数が増えるほど一定の条件のもとでは正しい判断を下せる確立が高くなるとしつつ、裏を返せばその条件が満たせない環境での多数決では、正しい判断を下せるとは限らない。

    その条件とは、
    ・50%以上の確立で組織の各個人が正しい判断を下せること(50%がたくさんかけ合わさることで、集団としての判断の精度が高まる)
    ・全員の目標が一致していること(一致しているからこそ、何が正しいのかを全員が問えるし、少数派の人も多数派の意見が正しいのだから納得できる)
    ・各個人の判断が独立であること(他の人の影響を受けずに、各人が判断できる状態。確率論の独立性。)

    なにより多数決のメリッ

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    2016年12月05日
  • 「決め方」の経済学

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    大半は新聞や雑誌で読んだことがある内容だった。
    それでも、決闘や裁判員裁判、エレベーター修理費の辺りは、単なる決め方の話だけでなく意義まで含めて人間的な話をしていて面白かった。

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    2016年11月03日