豊田義博のレビュー一覧
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ライフシフトは誰にでもできるという結びの言葉に勇気づけられる。ライフシフトを成し遂げた人たちは必ず、5つのステージを通るという分析は納得感がある。
①心が騒ぐ
②旅にでる
③自分と出会う
④学びつくす
⑤主人公になる
これを読み、ふと以前読んだ「リーダーシップの旅」を思い出した。人生とは自分自身を主人公としたリーダーシップの旅であるという考え方とも一致している。私もいわゆるミドル世代となり今後の人生をどう生きるかについて、「心が騒ぐ」状態になっているわけだが、本書に記載されている変身資産を活かす方法の10カ条のうち、「とにかくやってみる」から手をつけてみたい。 -
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ネタバレ「求める人材、ってどの社も一緒じゃないか」「なんでキャリアの多様化がい有れている時代なのに、新卒採用は一括なの?卒業してから就活、っていう道がもっと広まるべきだ」
就活をしたことのある人なら、一度はこんな疑問を抱いたことがあると思う。
そんな疑問に、ここ数十年の時代背景の変化を踏まえて著者が分かりやすく解説している。
また「就活エリート」を、そのような疑問を産むことになった現在の就活をめぐる動きに飲み込まれた人として扱っている。
そしてその動きを良い方向に動かすために企業と大学は何ができるか、について述べている。
筆者が大学に課す要求は無茶なところがある(彼は、大学を学問をする場所とはあま -
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ネタバレ読書記録です。まだの人は読まないでね。
遥か昔、年子の育児をワンオペで疲れきっていた頃「一番可愛くてべったりできて楽しい時期よ。あっという間に終わるから」と言われても怒りしか沸かなかった。今、同じセリフを言いそうになる自分を必死に止めているのに。体験談って、読んでモチベーション上げられるか、そりゃアナタは運が良かったからだよ…とさらに落ち込むのか。遥か昔も現在も、後者のまま成長できない私。ただ、命を預かって育てていくのと、自分のために自分を変えていくのとでは、今の方が気が楽だよな~ってぐらいには励まされた本です。構成上、書ききれない(苦しいこと)も(たくさん)あっったんだろうな、と思えるぐら -
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エントリシートやグループディスカッション、集団面接に数ある個別面接を勝ち抜き、いくつもの内定と希望先企業の内定を確保して入社する「就活エリート」。しかし、彼らは、実際に企業に入ると「自分のやりたかった仕事ではない」「5年後、10年後の自分のキャリアが想像できない」などまさに迷走するという。「この会社であなたがやりたいことは何ですか?」に代表される選考上の質問、エントリーシートの影響とは?
シャインの有名な理論とは、ビジネススクール(大学院生)に対する指針。他にも、いくつかの参考になりそうな著書も示されている。
とはいえ、最後に示されている著者のいくつかの提言は、どれも実際には実現性が困難な事、 -
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いわゆる「ゆとり世代」である「今どきの若手社員」の特徴として、真面目で勤勉だが、待ちの姿勢でリスク回避志向であることを挙げ、若手社員が「育ちにくく」なっている現状について指摘する。しかし、その要因は、若手社員自体にあるというよりも、彼らを「育ちにくく」している環境要因があるとして、職場の学習環境の劣化を指摘する。そして、もはや機能しなくなっている「個社完結型『採用・育成』システム」を抜本的に見直し、「社会協働型『育成・活用』システム」を構築すべきだと提言する。具体的には、異質な他者との関わりを軸とした「産学協働教育」などの大学教育改革、企業内の人材活用システムの再構築として「大卒人材のキャリア