豊田義博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
内容は、自分の中で腑に落ちた言い方をすれば「たこつぼを獲得することが目的になってしまい、そこから抜け出せない学生」についての本だった。しかし起きている問題に対しる著者の提示する対策はあまりに「たこつぼ的」だった。
内容をきちんと言葉に言葉に落とそうとしたら、次のようになった。1997年に就職協定が廃止された。それにより就職活動の解禁日が無くなり学生と企業の就職・採用活動のあり方が折角多様化し始めたのに、2004年に経団連の倫理憲章に「学生生活中に面接等を実施するのはけしからん」という内容の一文が記載されたた。そのため就職活動が再び硬直化した。それによって「就活」という体系化された試練を乗り -
Posted by ブクログ
なんとも評価の難しい。指摘している問題点はよくわかる。
日本の教育は働いて、生きていくためのものではないんだよね。日本の大学は、学府ではない。学びと働くこととの断絶、歪み。それが産む就活エリートの悲劇。
二社目になった今、やりたいことがないならやるなという人もいる出版という仕事でなにができるかとは考えてしまう。けど、学生のときから「やりたいことはなんですか?」って質問には、いつかやらせてくれんのかよってずっと思いながら受け答えしてた。はっきりとはわかりません、ってのが、答える側も、採る側も本音だと今なら思う。就活の違和感を説明してくれる本。