笑いと忘却に関する思索的小説、あるいは小説的思索。
二つの主題が形を変えながら繰り返し語られる形式と、
その上作家自らの過去を取り込んだり、それを詩人たちの隠喩で示したり、歴史について評論してみたりと、まさに超絶技巧の変奏曲である。超絶技巧過ぎてわけが分からないよ。
解説読んでいろいろ納得できた。
あのような過去と歴史があって初めてこの小説が書けるのだとしたら、僕はもう読む前からこの小説を理解できないということになってしまう。
こういう小説を読む時にこそ、必要なのは納得することの読解力ではなくて、想像力のほうだろう。