西永良成のレビュー一覧

  • 作家たちのフランス革命

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    フランス革命時を生きた作家や、革命後それについて描いた小説を発表した作家の作品を通してフランス革命を見つめなおす。

    名前は知ってるけど読んだことない作品ばかりで、ユゴーの「レ•ミゼラブル」しか読んだことない。「九十三年」は恐怖政治の頃のお話だからちょっと興味ある。
    フランス革命について、もう一度勉強したくなった。

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    2022年09月21日
  • 冗談

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    プラハの春(1968年)より前の1965年脱稿の作品。「存在の耐えられない軽さ」に続いてクンデラ作品を読んでみた。
    身も蓋もない要約をすると、
    自分の不用意な手紙がもとで共産党から除名された男が、数年後に、処分の判断をした委員長の妻を復讐のために寝取ったが、委員長はもっと若い愛人とよろしくやっていて復習は空振りに終わりました、
    というお話。

    ヒロイン的なルツィエさんの過去が突然明かされる場面は衝撃が大きいが本人の内面は殆ど明かされることはない。

    終盤に登場するエレナの助手の青年の薬の話(鎮静剤と見せかけて実は下剤で、エレナはそれを知らずに大量服用する)は、全体の暗い色調の中で最も喜劇的な場

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    2021年11月03日
  • 椿姫

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    純愛を描いた名作ということで手にとってみたが、正直思っていたほどの感動はなかった。
    相手を慮って身を引く、そして片方の死という王道的なパターンではあるが、原因を生み出した自身の行動にも問題があるのでは…と思わざるを得なかった。

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    2016年06月11日
  • 笑いと忘却の書

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    何度か投げ出そうかと思ったくらいつかみどころがなかったのだが、六、七部で、すぅっと収まるべきところに収まるような印象。何が収まったのかはさっぱり不明なのだけど。

    チェコでかつ共産主義という幾重にも知らない文化を背景としてるため、徴みたいなのはほとんど拾えてないのだろう。しかし、よくわからないけどなにか好い感じの余韻がある。

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    2015年02月12日
  • 笑いと忘却の書

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    笑いと忘却に関する思索的小説、あるいは小説的思索。
    二つの主題が形を変えながら繰り返し語られる形式と、
    その上作家自らの過去を取り込んだり、それを詩人たちの隠喩で示したり、歴史について評論してみたりと、まさに超絶技巧の変奏曲である。超絶技巧過ぎてわけが分からないよ。

    解説読んでいろいろ納得できた。
    あのような過去と歴史があって初めてこの小説が書けるのだとしたら、僕はもう読む前からこの小説を理解できないということになってしまう。
    こういう小説を読む時にこそ、必要なのは納得することの読解力ではなくて、想像力のほうだろう。

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    2014年02月07日