長谷川博和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コロナによって生じた変化に対してどう対応するかについて、色々な視点からアプローチしている。
これからの社会に求められるのは柔軟な対応と、何のためにビジネスをしているのかを見つめ直し、軸を持って活動することで有事にも耐えられる経営である。
メモ
日本は知の探索が苦手である。
できるだけ遠くに探索へ行き、知を幅広く見て
持ち帰り新たな組み合わせをすることでイノベーションにつながる。
知の探索は、時間もコストもかかり失敗がつきものである。
日本は目先の利益を追い求めるので、知の探索よりも儲かりそうなものを深堀りする知の深化に傾いているためイノベーションが起きない。
対策
評価制度の見直し
失敗すると -
Posted by ブクログ
VCやりたい人向けの本。
読めば読むほど、日本でVCやるのが難しい事がわかってくる。
以下に日本でVCが難しい3つの理由。
1.ベンチャー向けの市場が不十分
投資した株式を換金する市場やそもそも上場する魅力的な市場が無い。マザーズなどが挙げられるが、規模が十分に大きくないので機関投資家などの行動に左右され、価格が公正でない。そのため、誰もその市場で取引したがらないので、ベンチャー企業への資金も集まらない。
2.ベンチャー投資が一般的でない
ブランド志向や日本企業の悪い風習のため、ベンチャー企業がいくら良い製品やサービスを開発しても知名度の無い企業に投資する企業は稀。そのため、資金が集まらない -
Posted by ブクログ
一般的には、一念発起し起業することを考えると、商工会議所や産業振興財団、行政など様々な団体が主宰している創業塾や起業セミナーなどに行くことが多い。
しかしそこで学ぶのは、経理であったり、マーケティングであったり、組織であったり、バラバラとした知識の寄せ集めであり「起業」を体系的にまとめたものはない。
この本は「起業」を体系的にまとめており、また理論だけではなく、実際にベンチャーキャピタルを興した著者の経験則からも、起業のプロセスについて解説されている。
もっと早く体系づけられていれば…と思うのは私だけではないだろう。
起業を考えられている方には一読の価値はある。