あらすじ
ベンチャーキャピタルの実務の全体像を克明に描く業界関係者必読の一冊です。
◆専門用語を解説
「プライベートエクイティ」「代替投資」「ハンズオン投資」など基本となる専門用語解説も多数収録されています。「役立つファンドとハゲタカファンドの根本的な違い」「ベンチャーキャピタリスト10か条」などのコラムをはじめ、ベンチャーキャピタリストの肉声や、キラー・クエスチョンが取り上げられているのも特徴です。
◆豊富な定量データ
プライベートエクイティと評価測定法、日本、米国、欧州の比較評価測定方法や、資金調達データによる分析など、定量データも掲載されています。
◆トップ・ベンチャーキャピタリストが語る事例
ディー・エヌ・エー、サイボウズ、ゴルフダイジェスト・オンライン、GDH、アプリックスなどトップ・ベンチャーキャピタリスト5名のヒアリングをケーススタディとして収載し、高いパフォーマンスの理由を紹介しています。
日本ベンチャー学会第1回清成忠男賞受賞者による著作です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
VCやりたい人向けの本。
読めば読むほど、日本でVCやるのが難しい事がわかってくる。
以下に日本でVCが難しい3つの理由。
1.ベンチャー向けの市場が不十分
投資した株式を換金する市場やそもそも上場する魅力的な市場が無い。マザーズなどが挙げられるが、規模が十分に大きくないので機関投資家などの行動に左右され、価格が公正でない。そのため、誰もその市場で取引したがらないので、ベンチャー企業への資金も集まらない。
2.ベンチャー投資が一般的でない
ブランド志向や日本企業の悪い風習のため、ベンチャー企業がいくら良い製品やサービスを開発しても知名度の無い企業に投資する企業は稀。そのため、資金が集まらない。
3.人材の不足
法人税や所得税が他の国より高いため、優秀な人材や企業が集まって来ない。