岡田好惠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【脳に馴染みがあるかどうか】
以前読んだ『古事記』が難しくて
スムーズに読み進められなかったのは、
次はどうなるんだろうと
ワクワクする前に
「え…土地がおぎゃあおぎゃあと生まれた…?」
などと脳に馴染みのない状況で
こまめに一時停止してしまったから。
全然楽しむレベルに辿り着けなかった。
それと比較してこちらは楽しくスイスイ読めた♪
人に陥れられ、
無実の罪で14年も暗い牢屋に閉じ込められたら、
そりゃあ復讐もしたくなるでしょう。
そのために変装?
うんうん、わかるわかる。
でも具体的にどうやって?(ワクワク)
という脳に馴染みのある展開で
一時停止することなく
楽しむところまでスッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ貧乏な女の子がいじめられる、可哀想な話というイメージがあったので覚悟して読んだが、印象が変わった。
真の気品は貧富に関係ない。貧しくても気品を失わないセーラに強さを感じた。
そして真の友情も貧富に関係ない!
前半のきらびやかでおしゃれなものに囲まれてるところ、最後あたりの内緒のプレゼントとか、少女心をくすぐるシーンが多かった。
最後パン屋の少女含め、みんなハッピーエンドになってよかった。
いじめのシーンは大幅カットされていたのか、覚悟していたより辛くならず読みやすかった。
ストーリーがシンプルで入りやすく、でもドラマチックで先が気になるようになっていたところに名作の所以を感じた。 -
Posted by ブクログ
児童書レーベル青い鳥文庫が新訳で出しました。
表紙や挿絵が可愛いので容赦なく動物が死ぬ内容とむしろギャップが出てしまっているような(^o^;
原作ではジャングルでの出来事がエピソードごとに集められているのですが、この本ではモーグリに関する章だけ収録されています。時系列とは違った順番で収録されているので(原作通りですが)、子供たちはちょっと混乱するかもしれない。
時代柄仕方ないのですが、著者キプリングの動物やインド人に対するナチュラルな差別意識も感じなくもない(^o^; のですが、全体的な物語はかなり好きです。私は子供の頃は冒険物とか、軍略物とか、自然や動物の話が大好きだったので、子供の頃 -
Posted by ブクログ
セーラ・クルーは、ロンドンのミンチン女学院で幸せな毎日を送っていた。しかし、突然父親が亡くなった事で、下働きになってしまい、つらい仕事をさせられる。でも、セーラは苦しい時も、優しくて誇り高い気持ちを忘れない「王女」の心を持っていた…。
お父さんを失ったのが原因で下働きをさせられてしまうけれど、セーラが王女の心を失わずにけなげに生きる姿はすごいと思いました。私もセーラと同様いじめられた事がありましたが、教師だけでなく、クラスメートにまでいじめられるというひどい有り様でした。それに、付き合っていた友達にも裏切られるし…。あの時は、セーラみたいに王女のような心なんて持っていませんでした。どんどん人間 -
Posted by ブクログ
注目を集めているアメリカ大統領選挙の民主党女性候補・カマラ・ハリスさんの評伝。小学生高学年から中学生、高校生の女性たちに特に、手に取って読んでもらいたい一冊。読みやすい平易な言葉でつづられ、今までよく理解できていなかったアメリカの大統領選挙の制度が丸わかりで、大人も子どもも時事問題に精通する。かつて元NHKアナウンサーの池上彰さんが、子供向けニュース解説をしていた時、その内容の易しく丁寧で、深い語り口に、大人にまで視聴者層を広げた伝説の番組を見ているかのよう。自らの将来の夢を追い求めようとしている子供たちの背中をそっと押してくれることでしょう。