小林有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は少し主人公の蒼司の話から離れ、物語の根幹にいる天才料理人渋谷克洋の過去について描かれた巻でした。
すべての始まりは渋谷克洋。蒼司に料理を教え、娘と店を預け去ってしまった渋谷は今まで父と師の顔しか見せませんでしたが、今回は狂人とも言えるほどの料理人の顔を見せました。「本当に美味い料理はトラウマになる。」料理だけではなく、すべての趣味嗜好で通ずる言葉でもありますがこのセリフを言った時の表情に痺れました。この尖った男がどういった経緯で丸くなるのか家政婦のネネが心酔するに至った理由を含めて楽しみです。
そして、そんな渋谷の血の片鱗を魅せた天満。子供料理人というとミスター味っ子を思い出し