若松卓宏のレビュー一覧
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ひえっ、となった読み手は、この(6)では多かったんじゃないだろうか
魚が食べたくなるって意味では、早川光/王嶋環先生の『ごほうびおひとり鮨』にも負けちゃいないんだが、魚を食べる際に、いらん罪悪感も抱いてしまうようになる危険性も孕んでいるか
食系漫画に属するとは思うんだが、やや、ホラー感が強くなってきている
あくまで、私個人の印象だけど、この『人魚姫のごめんねごはん』を読み続けられている漫画読みは、エラのヤバさに(1)からやられてしまい、今更、逃げられなくなってしまった者だろう
もう、私達は、彼女の暴食性から逃げる事は出来ない
とは言え、食べられっぱなしってのも性に合わないので、こうやって、せ -
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『紺田照の合法レシピ』は、竜星涼さん主演でドラマ化したんだし、この『人魚姫のごめんねごはん』も、そろそろ、ドラマ化してほしいんだが
やっぱり、ドラマにならないのは、設定がショッキングだからか?
共食いにして友喰いってのは、カルマが深すぎる、と言われたら納得するしかないけど、観たいものは観たい
エラ姫が美味しいものへの欲望を、罪悪感ごときでは止められないように、私の中でも好きな漫画がドラマ化になって欲しいって願望は止まらない
エラ姫を誰に演じて欲しいのか、って聞かれると、女優さんに疎い私としちゃ、ちょい困る
さすがに、アクションじゃないからな、戦隊シリーズで女性戦士を演じた人は推せない
背徳感が -
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素直に認めよう・・・・・・鳥肌が立った、と
ヒロインは人魚で、登場するキャラも魚類ばかりだけど、目から鱗は落ちず、鳥肌が立った
ミスタと違って、私はあんまり気にしないようにしている性質だが、いつもより怖いな、と感じたのは、やはり、(4)って巻数も関係しているんだろうか
魚らは死に、エラはその死の生む旨味で幸せになっている・・・カオスだ
美人が魚を食す、ただ、それだけなら普通で、漫画のテーマとしても、今イチ、パッとしないけれど、ヒロインが人魚ってだけで、ここまでの衝撃が発生する。改めて、野田先生と若松先生は、よく、こんなぶっ飛んだ漫画を思いついたな、と感服した
自分を慕ってくれる仲間を食べる事に -
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カオスにしてサイコ
元より、食べるって事は、他の生物の命を己の血肉に変える事、つまりは、直接的ではないにしろ、他の生き物の命を奪っている事になる
私達の食生活は、罪に塗れている。だが、食べなければ生きていけない
生きたければ、他の生き物の命を頂く事に感謝し、同時に、罪悪感も噛み砕いていかなければいけないのだ
そんなとってつけたような理屈すら、この『人魚姫のごめんねごはん』の前では、呆気なく霞む
同族喰らい、その罪はあまりにも重すぎる。けれど、最早、エラは止まれぬ。むしろ、背徳感を重ねるごとに、彼女の中のモンスターは成長し、更なる美味を求めてしまう
最早、彼女の瞳に映る魚介類は、大切な友達などで -
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人気が爆発的に上昇しているのも、理屈抜きで納得できる(2)
ざっくりと感想を言うと、ますます、エラの業は深みが増しちゃっている
食材こそ特殊じゃないけど、ヒロインが人魚姫で、なおかつ、魚の美味さから逃れられないって設定は間違いなく、ぶっ飛んでいる
先巻よりも面白くなっている、それは良い漫画である絶対的な条件
そんなギリギリの設定ながら、人間(?)ドラマも、しっかり練られている点は凄い、の一言にも尽きる
友達を食っちまってるってだけでも、エラの罪は大きいのに、まさか、恋愛ドラマまで巻き起こすか・・・・・・
ただ、一ファンとしちゃ、良は悪い奴じゃないと思うので、エラとくっついてくれる分には、何ら構 -
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これは・・・如何せん、攻め過ぎなのではないだろうか
ブラックユーモアが強すぎて、一瞬、笑っていいのか、迷ったほどだ
食漫画の可能性は、まだまだあると思っちゃいたが、これほどまでの作品を生み出す猛者がいたなんてなぁ。やっぱ、漫画家ってのは凄い
しかし、よくよく考えりゃ、魚が魚を食うってのは、弱肉強食っつーよりは食物連鎖であって、残酷ではないよな
可哀想って感じるのは、ヒロインの人魚姫・エラが魚よりも上の立場にいるからだ。命は他の命で保たれるんだから、そこに同情する必要はない。生きるためには食べねばならないのだ、魚だろうと、肉だろうと、野菜であろうと
何だかんだで、エラが友達を美味しく食べちゃって -
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笑えるグルメマンガ
魚たちと人魚姫の感動のストーリーも交えながら、人魚姫が魚を美味しく食べるという展開が良い案配の面白さです(笑)
読んでいると刺身が食べたくなるのでグルメ漫画としても面白いと思います。
あと、人魚姫が可愛い! -
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姫子かわいいよ姫子
基本的に、巷で流行のかわいい子(例外もあり)がご飯を食べる系マンガ。
基本的に、魚介類メインのメニュー。
ちょこちょことワサビのようにぴりりとした小ネタがいい味出してます。
魚介は種類は豊富だが、食べ方の種類はそれほど多くないので、どうなるかと思えば、ファストフードに行ってみたり。家族愛(?)を描いてみたり(?)。
姫子かわいいよ姫子。
「いい質問ですね。何もわかりません。これから勉強します」 -
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王道を行くボーイミーツガール。
こんなにワクワクして、続きが気になる作品は久しぶりです。王道がいかに面白いかがヒシヒシと伝わってくる。
主人公の少年が持つ、冒険したい、勇者になりたいという夢を、ヒロインがチェス盤の上に見せたことから始まる物語。
小学5年生の絵に描いたような純粋さと才能で、チェスの世界にのめり込んでいく主人公。
チェスのルールもよくわかってませんが、十分に楽しめます。
なんでこんなにおもしろいか。多分、主人公がチェスにのめり込んでいく気持ちに、読者が強く共感できるからでしょう。盤上でも冒険はできる。冒険をしたい、ワクワクしたいという気持ちは読者も持っている。舞台がどうあれ -
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サクサク読める
アニメを見てからだいぶ経ってから原作読んでみました。
サクサク読めて、気づいたら1巻を読み終えていました。
バカップルものでニヤニヤしながら読めました。 -
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アイデアはおもしろい
太宰治らしき文豪が、心中相手の女性と共に異世界に転生するという話。
(ちなみに、太宰治は1巻冒頭と同じく昭和23年6月13日に愛人と玉川上水に入水、心中している)
ただこの主人公、死にたがりの文豪と言う事でいわゆる勇者などではなく、戦闘力も無い。
かと言って頭で勝負するタイプでもなく、周囲をかき回すだけという特殊な存在。
この発想を思いついたことがまずすごい。
一方、シュールすぎるそのキャラは周囲と隔絶され過ぎており、巻が進むにつれて本格的「異世界冒険もの」となっていく本編となじまなくなっていくようにも思える。
要は、主人公がいてもいなくても大勢に影響がなく、エピソードを追加するだけの存 -
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金髪黒ギャルとかも
サンゴさんやアリサさん、今時のギャルっぽい口調でしたね。基本、相変わらず同じようにはなっていて、おはだけ、もサービス?で追加されていますね。
母親が危ないと呼び戻されたりですが、エラさんの居場所って概ねもう、決まっているので、この調子で続くんでしょうねー。