国末憲人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【そのマーケティング、星3つ】世界有数のタイヤ製造メーカーでありながら、フランスを始めとする世界各地のレストランを格付けしたミシュランガイドを発行していることで知られるミシュラン。知られざるその企業の内幕やミシュランガイドの歴史を記すことにより、特にフランス料理を中心として、食文化の在り方までをも考えていく作品です。著者は、朝日新聞社のパリ支局で長く務められた国末憲人。
最初に手に取った際は、ミシュランだけでどうやってここまで分厚い本をかけるのだろうと思ったのですが、読んでみれば食文化の歴史やそれにまつわるトリビアが満載で非常に興味深く読み進めることができました。特に、ミシュランガイドの星 -
Posted by ブクログ
グローバリゼーションとポピュリズムの中で、揺れ動く、民主主義と資本主義
四名の知性が語る現代と未来
1 世界の未来 エマニュアエル・トッド 私たちはどこへ行くのか
・核家族こそが人類の最初の家族システムだった
・今見られる政治的な代表制という仕組みは、それが民主的なものであれ、寡頭制的なものであれ、むしろ古い過去から残り続けたものであるとわかったのです。
・民主主義は、人間の小さなグループが自分たちの間で組織したものでした。そしてそれはいくらか排外的だったのです。
・この排外性は民主主義と反対のことではなくて、民主主義の始まり、あるいは再登場の始まりなのです。
・高等教育というのは、体制順 -
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
貧しく純粋なイスラム教徒が、やむにやまれぬ思いに駆られてテロに走る―。
自爆テロにはしばしば、こうした「美しい物語」が付いて回る。
しかし、これは真実だろうか。
現場を歩いてみると、自爆テロが「貧困」とも「イスラム教」とも関係がなく、「中途半端な若者たちの自分探し」の結果だった姿が見えてくる。
「テロリスト」に対する甘い幻想を全て打ち砕く、画期的ノンフィクション。
[ 目次 ]
第1章 移民二世ザック「自分探しの旅」
第2章 スラムの勝ち組
第3章 モスクの外、刑務所の中
第4章 テロリストの妻たち
第5章 哀しき改宗者
第6章 乗っ取られた村
第7章 劣等感がテロリストをつく -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
各国各地で続発しているテロ。
テロリズムの宗教的・政治的背景は深遠ですが、
この本には、実際に自爆テロを行った人達、行うに至った経緯が克明に書かれています。
そこには、妄信的であったり、イスラムのイマムによって扇動されたりと、
民族のアイデンティティや国や信教を蹂躙され、聖戦に燃え立つ、というより、
お坊ちゃま達の社会不安と、差別への憎悪がパレスチナなどの悲しい現状と自己を猛烈に重ね合わされて、殉教を選んでしまう
という、聖戦とは程遠い自爆テロの根源が見えます。
情熱ばかりが先立ち、コーラン(聖典)への造詣の浅いテロ実行者達が多いのは、イマムは若者達を爆弾くらいに
しか思って無く、またその -
-
-
-
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み