高市早苗のレビュー一覧
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我らが日の丸半導体は、1980年代の栄光と比べると落ちぶれている(パワー半導体、CMOSイメージセンサ―などが頑張っているが)。なそうなった原因はいろいろあるだろうが、一つには、1980年代に日本から見下されたアメリカによる日本への報復による、つまりアメリカが日本を叩いて代わりにサムソンやTSMCを育てた、と言われている。陰謀論ファンが喜びそうな話である。もう一つ原因をあげると、経営者たちの怠慢・無能、と言われている。現在、我らがホープのラビダスの活躍が期待されているが、その将来は「現時点では予測が難しいが、成功する可能性は十分にある。そのためには、経営戦略の見直しや継続的な技術革新、市場の動
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高市さんが自民党総裁となりましたので購入しました。
政治について特段詳しいわけではありませんが、ウクライナとロシアの戦争や中国、韓国、北朝鮮との問題等不安になるような出来事がすぐ近くの国で起こっています。そして、私の住む街にも明らかに外国人が増えていることを感じます。
少子高齢化により人材不足であったり、多文化共生もお互いのリスペクトがあれば素晴らしい政策だとは思いますがそうでないことも日々実感しています。そんな思いを感じながら本書を読みました。
主に高市さんの分野である経済安全保障の観点から書かれています。専門用語が多く難しいところもありましたが、不思議と止まることなく読めました。それは高市 -
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高市早苗氏の政治観と政治課題への取り組みを概説された新書です。
高度成長後のぬるま湯でボケてしまい、米中露の横暴に苦汁を舐めさせられる現在の日本(日本国民)において、その危機感に真っ直ぐ向き合って力強く考動されており、まだ何とかなるかもしれないと期待感を持たせてくれる良書です。
経済安全保障、情報セキュリティー、健康・医療、科学技術等、多方面で獅子奮迅の活躍をされていますが、氏のように気概と能力を併せ持つ真の政治家が稀であることが残念でなりません。政治家のレベルは国民の民度の反映ですので、われわれ一般市民が変わらないといけないですね。
理想論と言われてしまいますが、全体幸福・全体利益を極 -
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高市さんが立ち上げた、「日本のチカラ研究会」という議員連盟で、国会議員と有識者が政策について議論した内容について書かれた本です。読後は、日本経済、技術への期待感と、日本の防衛、外交、情報への危機感を持ちました。経済については、本田悦朗教授が、個人的には、イギリスにならい、食料品と日常品に課している消費税を廃止した方がいいと語っています。もし高市さんが総理大臣になっていたら、食料品の消費税を廃止すると主張したのではないかと考えました。情報については、日本がスパイ防止法を制定すれば、捕まえたスパイを利用して、外国と交渉ができるから、制定しなければならないという記述がありました。日本にスパイ防止法が
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高市さんが、岸田内閣の時に大臣として行った仕事について、書かれています。納得することが多くありましたが、特に、夫婦別氏制度についての記述が強く印象に残りました。論点はいくつかありますが、その中で、日本の戸籍の公証力は非常に高く、さまざまな場面で、行政、司法の基礎となっている、よって、他国に例を見ない優れた制度であるから、守り抜くべきだ、という記述があります。今まで、正直、日本の戸籍について深く考えたことがなかったので、勉強になりました。個人的には、夫婦別氏制度を主張する人は、日本の戸籍制度を廃止しようという意図があるが、それを隠して、女性の選択権にすり替えて主張していると考えています。今年の通
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ネタバレ 購入済み
今こそ『日本保守』の再生を!
2024年9月22日読了。(自民党総裁選前)
安倍元首相亡きいま、自民党の、いや日本の『保守』は破滅の危機に瀕しています。《リベラル》を気取る「ただの左翼やそのシンパ達」は小躍りして、自民党が矮小化していくのを見て喜んでいます。
目先の経済や賃金引上げなどばかりに目が囚われ、大局観、世界の中の日本と云うスタンスを、私たち国民も忘れているのではないでしょうか!?
いま世界は複数の地域で《戦争が続行され》、国の舵取り選びを間違えれば、世界はアッという間に《全体主義の国々》に蹂躙されてしまうのです。
そんな時に、わが国を正しく毅然とした姿勢で導いてくれる政治家は、ヘナチョコな自称リベラルの類 -
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970
223P
★4.5・・・3700
高市早苗
1961年生まれ。神戸大学経営学部経営学科卒業、松下政経塾5期生。第2次岸田内閣・第2次岸田第2次改造内閣で経済安全保障担当大臣、第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣・第3次安倍改造内閣・第3次安倍第2次改造内閣・第4次安倍第2次改造内閣で総務大臣、第1次安倍内閣・第3次安倍第2次改造内閣・第4次安倍第2次改造内閣・第2次岸田内閣で内閣府特命担当大臣、小泉内閣・福田内閣・麻生内閣で経済産業副大臣、小渕内閣で通商産業政務次官、衆議院議院運営委員長、衆議院文部科学委員長、衆議院科学技術委員会筆頭理事、衆議院決算行政監視員会理事、衆議院憲法調査 -
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保守派の論客である櫻井よしこさんと、保守派政治家の星、高市早苗さんの対談をまとめた一冊。ロシアが、ウクライナを侵略した前後に行われた対談になる。
高市さんは自民党総裁選に敗れたものの、政調会長に抜擢され、党として保守的な意見を取り纏め、政府に提案するために奔走していた時期である。
櫻井さんは当然としても、やはり高市さんも非常に勉強されていらっしゃる。対談の高度な内容に、感服する。
敗戦によって日本国としての精神性を断ち切られ、アメリカに憲法を押し付けられ、 自虐史観に基づいたリベラル教育を行ってきた日本。
それを本来の国としての在り方に戻すべく、現在の世界情勢、国連の正体、国防、自衛隊