高市早苗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本を執筆された頃、日本初の女性総理大臣に、なる気満々だったのだろうとうかがえる。
高市氏が総理大臣に、なれるなれないは、ともかくとして、愛国心に溢れた国会議員であることは確かだ。
日本の未来の行く末を案じるだけでなく、確とした政策が見えている。
そして、多くの祖先たちの歩みに誇らしさと感謝の気持ちを深く持っている。
私が頭から離れない文面がある。
『日本の国は、今を生きている私達だけのものではない。長い歴史の中で、田畑を耕し、産業を興し、地域社会と伝統文化を育み、時には尊い命を懸けて美しい国土と家族を守って下さった祖先たちの国でもある。そして、これから生まれてくる子供達の国でもある。 -
Posted by ブクログ
自民党総裁選に立候補している高市衆議院議員が、その主張を述べたもの。全体のビジョンとして、力強い成長を掲げ、経済の再生と安全保障や危機管理の強化を軸に、細部にわたり考えを書いている。徹底したデフレ脱却策と、安全保障の強化策が主張の中心であるが、エネルギーや、量子・AIなどの最先端技術、税制についても深く書かれており、かなり勉強しているのだと思う。考えが理解できた。
「終身雇用制は、技術や営業秘密の流出防止に資するだけでなく、長期的な研究開発や継続的な社員研修を可能にする。従業員も、雇用が安定することから安心して消費ができる。消費マインドの改善は、日本経済に良い影響を与える」p121
「経営 -
Posted by ブクログ
章立てから高市内閣の優先課題が分かる。10人の有識者による、高市氏主宰の議員向け勉強会の内容を再構成したもの。
外交力については、ニュースで耳にする「抗議」の裏側が明かされていて、純粋におもしろい。単に抗議と言っても、その形態はさまざまであり、そこには動く人がいて、彼らには心情があるということ自体が発見だった。
情報力の章では、日頃インテリジェンスという存在を意識することがないので、映画を見ているような気持ちになる。
防衛力については、日本の防衛力の高さに随所で触れられているが、身近に知る限りはお役所的でそう戦意も高くないあの自衛隊の人たちが、本書で想定される事態に直面したとき、勇ましく対応 -
Posted by ブクログ
本書は、日本が長年回避してきた「国家としての責任」に、正面から向き合おうとする一冊である。
高市早苗は、経済を単なる成長装置や市場原理の問題としてではなく、主権と独立を支える基盤として捉え直す必要性を強く訴えている。
戦後日本は、自由貿易と国際協調の名のもとに、効率とコストを最優先してきた。
しかしその結果、重要技術や資源、サプライチェーンの多くを国外に依存する構造を自ら選び取ってしまった。
本書は、その選択が「善意」や「理想」ではなく、現実の国際政治の中では危うい賭けであったことを明確に示している。
保守的な立場から見れば、本書の意義は極めて明快だ。
国家は市場に任せきりでは守れない。
-
Posted by ブクログ
肩書は内閣総理大臣となってますが、あくまで岸田内閣最終期の経済安全保障担当大臣の時に出版された本であり、
そう考えると、主張のベクトルの偏りも致し方ないものかと。
とはいえ、内閣総理大臣になられて一月、折しも本日ニュースとなった、「国家戦略技術」の創設。この6分野が、「AI・先端ロボット」「量子」「半導体・通信」「バイオ・ヘルスケア」「核融合」「宇宙」であり、そこに対する考え方はこの本でだいたい網羅されている。
高い支持率に支えられ、忖度なしの毅然とした姿勢、ほんとすごいと思います。
一方で、これらの考え方は国家論的な話では非常に重要と思いますが、人々の暮らしに寄り添ったものとしては、そこ