あらすじ
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同志議員の力を再結集し、ともに私たちが目指してきた「日本」の創生に向けて働き続けることが、安倍元総理への唯一の恩返しになることだと、決意を新たにしています。
そのために本書を安倍元総理に捧げる思いで執筆いたしました。次世代の日本を築くために、必要な政策の数々を訴えてきます――。
初の女性総理実現へ
揺るがない国家観、歴史観で皇統を守り、
中国と対峙。
日本という国が存続するためには、
この人以外にあり得ない!
・安倍元総理の遺志を継いで!
・経済安全保障担当大臣として
・健康・医療・クールジャパン戦略担当大臣として
・宇宙政策・科学技術政策担当大臣として
・サイバーセキュリティ対策の強化を急げ!
・高まるセキュリティ・クリアランスの重要性
・日本国家を守るために
・中国の理不尽なやり方に屈してはならない
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高市早苗氏の政治観と政治課題への取り組みを概説された新書です。
高度成長後のぬるま湯でボケてしまい、米中露の横暴に苦汁を舐めさせられる現在の日本(日本国民)において、その危機感に真っ直ぐ向き合って力強く考動されており、まだ何とかなるかもしれないと期待感を持たせてくれる良書です。
経済安全保障、情報セキュリティー、健康・医療、科学技術等、多方面で獅子奮迅の活躍をされていますが、氏のように気概と能力を併せ持つ真の政治家が稀であることが残念でなりません。政治家のレベルは国民の民度の反映ですので、われわれ一般市民が変わらないといけないですね。
理想論と言われてしまいますが、全体幸福・全体利益を極大化することを忘れずにいたい。2013年に「日本国民は我欲に走っており、諸外国からの侮蔑の対象になっている」と発言された政治家の姿を思い出しました。
Posted by ブクログ
高市さんの知識と知見の広さが知れて、総理としての期待がさらに高まった。
党内党外、メディアなどいろんな邪魔が入ると思うが、日本を守ってくれるよう応援してる人も多いはずなのでなんとか頑張ってほしい。
表紙がかっこいいやつも読みます。さらに難しそうだけど。
Posted by ブクログ
高市早苗氏の思想や政策への理解を深めたいと思い、本書を手に取った。
タイトル通り、「日本を守る」ための強い意志と政策ビジョンが高市氏自身の言葉で綴られており、難しい内容もありつつ全体的に読みやすい内容だった。
特に外交(日台関係)や復興に関する記述が参考になった。
Posted by ブクログ
高市さんが自民党総裁となりましたので購入しました。
政治について特段詳しいわけではありませんが、ウクライナとロシアの戦争や中国、韓国、北朝鮮との問題等不安になるような出来事がすぐ近くの国で起こっています。そして、私の住む街にも明らかに外国人が増えていることを感じます。
少子高齢化により人材不足であったり、多文化共生もお互いのリスペクトがあれば素晴らしい政策だとは思いますがそうでないことも日々実感しています。そんな思いを感じながら本書を読みました。
主に高市さんの分野である経済安全保障の観点から書かれています。専門用語が多く難しいところもありましたが、不思議と止まることなく読めました。それは高市さんの主張が一貫しており、「日本と日本人が強くならなければいけない」「自分たちの国は自分たちで守らなければいけない」というメッセージが常に発信されているからです。(と私は感じました)
日本は80年戦争をしていない安全な国です。私も戦争は歴史の出来事でした。しかし、世界を見れば戦争は現在進行形であり、日本人はいつまでも平和ボケをしてはいけないと思います。
高市さんの手腕に期待します。
特に印象に残ったフレーズを置いておきます。
ウクライナ戦争によって、私たちは、国際社会の厳しい現実を目の当たりにしました。「国連安保理の拒否権」を持つ国が「外交」を支配すること、「核兵器」を持つ国が「軍事」を支配すること、「資源」を持つ国が「経済」を支配することです。
そのいずれも持たない日本。ところが隣国は、すべて持っているロシアと中国です。
Posted by ブクログ
高市さんが、岸田内閣の時に大臣として行った仕事について、書かれています。納得することが多くありましたが、特に、夫婦別氏制度についての記述が強く印象に残りました。論点はいくつかありますが、その中で、日本の戸籍の公証力は非常に高く、さまざまな場面で、行政、司法の基礎となっている、よって、他国に例を見ない優れた制度であるから、守り抜くべきだ、という記述があります。今まで、正直、日本の戸籍について深く考えたことがなかったので、勉強になりました。個人的には、夫婦別氏制度を主張する人は、日本の戸籍制度を廃止しようという意図があるが、それを隠して、女性の選択権にすり替えて主張していると考えています。今年の通常国会に法案が提出される可能性が高いですが、良識ある国会議員が団結し、オールドメディアが作った偽りの世論の圧力に屈することなく、戸籍制度を守る為に、闘うことを切に願っています。保守政治家の一人である高市さんの政策、仕事について知りたい一人におすすめです。
Posted by ブクログ
高市さんには優等生のような印象を受けました。政治に対する姿勢にしっかりとした芯を感じます。
また、半導体分野については思っていた以上に明るい方で、安心しました。政府による半導体への投資も、世界のレベルに追いつくまで継続していけそうです。
さらに、台湾有事について自分がこれまで甘く考えていたことにも気づかされました。あの海域は今の日本にとってまさに命綱であり、もしもの時の影響は計り知れません。
混沌とした世界情勢の中でも、今後の高市政権に期待を抱かせてくれる一冊でした
Posted by ブクログ
2025年73冊目。満足度★★★★☆
高市早苗総理が、経済安全保障担当大臣時代に著した本
改めて、高市氏の国を良くしたい、守っていきたいという強い思いが伝わった
高市政権の基本的な施策のベースはここにある
Posted by ブクログ
この本を読んで強く感じたのは、“言葉・態度・姿勢”を通して「信念と実動」の両方を伝える力強さです。
高市氏が、これまで多くの大臣・委員長・政策責任者として実務を担ってきたことが伝わる文章であり、「国家・国民のために身を粉にして働く」という姿勢が一貫しています。
ただ政策を羅列するのではなく、背景にある「国家観」「歴史観」「人間観」が言葉の裏にあると感じました。
高市氏が国家安全保障や経済安全保障の観点で議論を展開しているとき、単なる強硬論ではなく「国を守るためにどう立ち振る舞うか」「価値観をどう共有するか」という視点があるのが印象的でした。
また、「勉強熱心で国家・国民のために身を粉に活動されていることが伝わる」と感じた。
本書からは「理論だけでなく実践に根差した発信」であることが伝わります。政策提案と現実のギャップや課題も認めつつ、「それでも挑む」という姿勢に、私は自分自身も思考・行動せねばという刺激を受けました。
総じて、この本は“思想と実動のバランスを重視する”人にこそ響く一冊です。
国家を“自分ごと”として捉え、言葉の力を信じて行動を選びたいと考える人には、特におすすめです。
Posted by ブクログ
肩書は内閣総理大臣となってますが、あくまで岸田内閣最終期の経済安全保障担当大臣の時に出版された本であり、
そう考えると、主張のベクトルの偏りも致し方ないものかと。
とはいえ、内閣総理大臣になられて一月、折しも本日ニュースとなった、「国家戦略技術」の創設。この6分野が、「AI・先端ロボット」「量子」「半導体・通信」「バイオ・ヘルスケア」「核融合」「宇宙」であり、そこに対する考え方はこの本でだいたい網羅されている。
高い支持率に支えられ、忖度なしの毅然とした姿勢、ほんとすごいと思います。
一方で、これらの考え方は国家論的な話では非常に重要と思いますが、人々の暮らしに寄り添ったものとしては、そこなんだろかっても気もします。
この方、一次産業には殆ど触れないんですよね…。
すごく応援してるし、1年後の施策の実現度も見たいし、楽しみであります。
この本に書かれていること面白いですが、書かれていないことも是非読んでみたい。
Posted by ブクログ
ついに日本で女性首相が誕生しました、今まで何人か挑戦した人がいたように記憶していますが、ついにという感じです。先日都内へ出かける用事がありまして、通勤時代には有楽町駅が乗り換え駅だったこともり、その近くの三省堂の本屋でこの本を見つけました。
以前からこのお店にはビジネスや政治関係の本が充実していた記憶がありましたが、その通りでした。高市女史が首相になるかどうか話題になっていたこともあり、彼女がどのような考え方を持っているのか知りたくてこの本を読みました。
日本の将来を考えて、消費税の値上げを見送ったり、外交面でも素晴らしい活躍をした、安倍首相と考え方が似ているような気がしました、さらに幅広く大臣を経験していて、技術も含めた様々な面に精通しているようにも感じました。少数与党で大変だとは思いますが、体を壊さずに日本のために頑張ってほしいです。
以下は気になったポイントです。
・安倍元総理がやり残した仕事は「憲法改正」であり、自分の国を自分で守る防衛力の強化、であり、コロナ禍で頓挫したアベノミクスによる、力強い経済成長である。それ以外にも、教育法の改正、イノベーション25の策定、国家安全保障会議、国家安全保障局の設置、特定秘密保護法、平和安全法制の整備等、遺したものは偉大である(p23)
・現在の特許法では出願から1年半経過すると、その発明が公開されるが、安全保障の機微性が極めて高い技術の発明のうち、一定の要件を満たすものについては、国が審査を行なった上で「保全指定」をして非効果にすることができるようになった、秘密特許とは異なり、発明者には特許出願人として先願の地位を確保できるようにした(p39)
・経済安全保障推進法における、サプライチェーン強靭化の制度において、令和4年12月、特定重要物質として、半導体を含む11物質を制令で指定した(p41)データセンタ、工作機械、産業用ロボット、防衛装備などに組み込まれるハイエンド品は日本企業が高い世界シェアを持っているが、ローエンド品は、中国に工場移転を進めた結果、中国生産の比率が2倍になった(p49)
・コロナワクチンについて、支援対象となった8つの治療薬のうち、4剤は実用化に至った、特に塩野義製薬のゾコーバは国内企業が創製した初の新型コロナ飲み薬となり2022年11月に緊急承認された(p63)
・新たな戦争の様態に対応できる国防体制としてのゲームチェンジャーは、衛星、サイバー、電磁波、極超音速兵器である(p82)
・スペースデブリ(宇宙ゴミ)を除去するためには、宇宙空間を時速28,000キロの速さで回転しながら飛んでいるデブリにぶつからないようにしながら近づいて除去するという一連の機能を備えた衛星が必要である、我が国の宇宙活動は、輸送(ロケット打ち上げ)、衛星(衛星システム構築)、探索(月、火星圏以遠のミッション)のいずれにも自立性を持っている(p91)
・核融合は、重水素と三重水素が融合してヘリウムに変わる際に放出されるエネルギーであり、太陽や星を輝かせるエネルギーのこと、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を発生させず、高レベル放射性廃棄物も発生しない、環境保全性の高い次世代クリーンエネルギーとして期待される(p105)ウラン、プルトニウムを使う核分裂とは異なり、用語として「フュージョンエネルギー」を使うようになった(p109)
・セキュリテイ・クリアランス(SC)制度を創設するための新法が2024年5月に公布された(p136)国家における情報保全措置の一環である、これは、安倍元総理が内閣の命運をかけて成立させた「特定秘密保護法」である(p140)
・戸籍は、重要な身分関係を明確にするために、血族・姻族・配偶関係を記載した公簿である、新戸籍と旧戸籍の双方に相手方戸籍を特定表示することから、相手方戸籍を相互に策出でき、両戸籍を連結する記載が可能で、無限の親族関係の広がりを証明すことができ、戸籍の公証力は非常に高い(p189)
・ウクライナ戦争で分かったのは、国連安保理の拒否権を持つ国が外交を支配する、核兵器を持つ国が軍事を支配する、資源を持つ国が経済を支配する、日本はいずれも持たない、ところが隣国は全てを持っている、ロシアと中国である、三方を囲まれた世界有数の核兵器の最前線に国土を構えているという、地政学的な環境から目を背けずに、日本は国家を守らなければならない(p193)
・日本がロシアから輸入している原油量は、わずか3.6%、LNGは8.8%だが、台湾南部のバシー海峡を通過してくる原油は、日本全体の90%、LNGは60%、仮に台湾有事が発生したら、日本の生命線は断ち切られてしまう、それくらい台湾有事は日本にとって深刻な問題である(p220)
・中国が開発している極超音速兵器は、現在の日本の対空防衛システムでは迎撃できない、ところが開発の鍵となる、スクラムジェットエンジン、設計技術、耐熱材料、流体力学などは、日本が強みを持つ民生技術である(p225)
2025年10月22日読破
2025年10月22日作成