東出顕子のレビュー一覧

  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

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    独特の文章構成になっていて抵抗感がややありましたが、書いてある内容は興味深く、執筆者の悩みの軌跡というか紆余曲折が描かれている。ストレッチコラボレーション自体は実技としては難しそうだが、概念やねらいはとても参考になる。

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    2023年01月24日
  • 未来を変えるためにほんとうに必要なこと ― 最善の道を見出す技術

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    10年ほど前に読んだ本で、本棚を整理したら付箋だらけで出てきました。
    読み返さなくても、自分の思考の道標になっていることが多くて、若い人や悩める人に読んでほしい良書だと思います。

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    2022年12月31日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    2020.31

    改めて読み直し
    ・「Getting to Maybe」というタイトル。直訳なら、かもしれないを目指す。
    その日本語タイトルは、「誰が世界を変えるのか?」というオシャレさ。
    ・発展的評価指標なるものがある

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    2020年06月12日
  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

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    黒人政権移行の難題を抱えた南アフリカのマンデラ大統領や暴力に揺れるコロンビアのサントス大統領が、のちにノーベル平和賞を受賞するに至る国家作りを支える基礎を支えた著者アダム・カヘンの本。

    超難題の解決に助力してきた中で、一貫して対話の重要性を語ってきた著者が
    「対話が最善の選択肢ではない」
    とさらに踏み込んだ内容になっている。

    「ストレッチコラボレーション」と題する、ただのコラボレーションではなく、お互いが柔軟に形を変えながら行うコラボレーション。

    どうやってこのストレッチを生み出すかが重要で、要点は3段階あり本文中から引用。

    “第一のストレッチ 、対立とつながりの受容では 、力と愛とい

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    2019年10月11日
  • 未来を変えるためにほんとうに必要なこと ― 最善の道を見出す技術

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    南アフリカの民主化にむけて大きな力となった伝説のワークショップを担当したファシリテーターの新著。

    しばしば、対立概念でとらえられる力と愛であるが、それは補完的なものである。愛のない力、力のない愛では、いずれも社会変革は失敗する。これらは、二者択一の概念ではなく、ディレンマ、つまり両立させるべきであるが、なかなか両立が難しい問題である。で、解決策としては、歩くように、愛→力→愛→力といったぐあいに、交互に進んで行くことが大切というメッセージである。

    言われてみれば、当たり前のことだけど、なかなかこれをストレートに言った人は、すくなくともファシリテーションとかやっている人では、少ないと思う

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    2017年05月03日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    ソーシャルイノベーションを起こした事例がたくさん書いてある。ソーシャルイノベーションが起こるところ、持っている課題なども赤裸々に綴ってあるので、そこの潔さも面白かった。ソーシャルビジネスをして、それがイノベーションになるのか本当に迷ったときにもう一度読みたい。大事なのは信じるこころ。Maybeの領域でもいかに信じきれるか。まぁそんなことが伝えたいところなのかも。

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    2014年10月09日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    Getting To Maybe
    不確かな世界で、ただ立ち竦むのではなく、不確実性をも呑み込んで、一歩前に踏み出してみよう‼…と思わせてくれる一冊。

    ■書評ではない自分史的散文
    レビューを書こうと思ったが、もう既に多くの方がまとめているので、私は、私自身がこの本から、何を感じ、何を考え、どう動いているのか⁈…について書いていきたいと思う。

    この本とは、約4年前、友人の結婚式で横浜に行ったとき、待ち時間にふらりと立ち寄った駅中の本屋さんで出逢った。

    駅前の大きな木の下のベンチに座り、風に吹かれながら、時を忘れて読み進めた。都会の青空の下、久々に凄まじい解放感を味わった…気持ち良かった。

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    2012年07月01日
  • 未来を変えるためにほんとうに必要なこと ― 最善の道を見出す技術

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    「力」と「愛」、というのが表題に対する著者の解答なのですが、
    著者の問題解決ファシリテーターとしての活動を通じた
    それぞれの二面性に対する考察は胸に迫ります。
    (さわ)

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    2012年06月19日
  • 未来を変えるためにほんとうに必要なこと ― 最善の道を見出す技術

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    原書のタイトルが『Power and Love』といって、冒頭のキング牧師の引用が、この本のすべてを語ります。

    愛なき力は暴力であり、力なき愛は無力である。
    ーキング牧師

    よくこの対決を日常の至る所で目にします。感情論に訴えて具体的な解決策が見いだせなかったり、やったら強引に物事を進めようとして、関係者の気持ちを無視してみたり、さもすると、ナイーブな感情論というくくりの『愛』と、ギラギラした出世欲丸出しの自我としての『力』の対決の構図になりがちですが、本書はまったく新しいコンセプトを提示します。

    愛と力は二者択一する選択肢なのではなく、そのバランスを保つことが重要だと。

    そう考えたの

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    2012年01月28日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    トリガーワード:今ここ、「かもしれない」、単純なルール、変化、思考は行動の一部、つながり、ソーシャルイノベーション

    この本のポイントは、「思考は行動の一形態である」ということだと思う。個人個人の思いが世界を形作っている、そしてその思いが行動となってイノベーションを起こす、そして世界が変わっていく、という流れだ。「どうせ思い通りにならない」とふてくされてないで、「思いも行動」「『かもしれない』を目指す」と思えば、気軽に行動につなげられるように思った。勇気が出る一冊。

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    2012年01月18日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    カール・ロジャーズの「エンカウンター・グループ」論と同じほどの感銘を受けた。両者には明らかに通低するものがある。
    多数の事例から得られる知見の紹介は卓抜な箴言にあふれる。
    ここ数年間抱えていた組織と個人にかかわるさまざまな課題に対する多くの洞察だけでなく、自分の生き方にまで指針を与えられた。
    このような素晴らしい本を教えてくれたYに感謝。

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    2011年11月04日
  • 未来を変えるためにほんとうに必要なこと ― 最善の道を見出す技術

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    ネタバレ

    世界のために、世界の人たちといっしょに働くとはどういうことなのかを学びたくて、読んでいる。

    カヘンは、南アフリカを始め世界50ヵ国以上で教育、環境、紛争、食糧問題など社会問題の変革を支援する仕事をしてきたプロジェクトデザイナー。この本は華々しい成功物語ではなく、彼がプロジェクトを進める中で発生した葛藤や苦悩について率直に語っている。

    ◆学んだところ
    ○プロジェクトを成功させるためには、なにが必要なのか?
    愛(統一の衝動)と力(自己実現の衝動)を統合する力を身に着けること。
    このテーマによって、本書は貫かれている。

    ○愛とはなにか? 力とはなにか?
    カヘンは、神学者パウル・ティリッヒの定義

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    2011年03月05日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    小さな変化が世界を変えるほどの影響を及ぼす。

    社会起業家の実例を踏まえながら複雑に入り組む要素を丁寧に解説しており、結論がなく混沌としがちな複雑系の本の中でもダントツに分かりやすく、スラスラ読める。

    各章の冒頭に載っている詩も含蓄があって考えさせられる。終始惹きつけられたが特に自分に影響を与えてくれそうな言葉はこれ

    ・「世界があなたを見つけるのだ」
     変化のフローを見つけ出せば自分でも思いもよらなか った劇的効果を生み出す。
     変容を生み出すエネルギーが社会起業家に利用される のを待っているのだ

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    2009年10月04日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    第1章 暮れ始めの灯り
       ・複雑性は可能性を意味する
    第2章「かもしれない」をめざす
       ・世界は驚くほど単純なルールで動く
       ・社会起業家はルールを変える
    第3章 静思の時
       ・社会起業家は行動しながら考える
    第4章 強力な他者
       ・権力と巧みにわたり合う
    第5章 世界があなたを見つける
       ・自己組織化
    第6章 冷たい天国を生き抜く
       ・孤独と絶望に屈することなく
    第7章 歴史と希望が韻を踏む時
       ・ソーシャルイノベーションが日常になる
    第8章 ドアは開く
       ・ドアはただのドア
       ・結局、だれが社会を変えるのか

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    2009年10月04日
  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

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     見直すために、この上なく役に立つ。人とどうあるべきか。何かよりも、どこかの指導者のように安易に敵をこしらえて、本質が全く見逃されるのを防ぐために。

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    2025年10月07日
  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

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    様々な大きな政策の場面などファシリテーションの実例、内幕的な心境もあげられているので生々しく、参考になるが、とても難しいアクションである。いろんな場面で思い出して試したいと思うが、日頃から意識して考え、トレーニングも必要だと思った。

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    2025年05月18日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    誰が世界を変えるのか
    変えたいという思いを持ちそれをなんとしても実現させる強さをもったごく普通の人たち

    次はあなたの番だ!的な
    行動するだけ!的な

    たくさんのいい言葉に会えた

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    2022年09月14日
  • 誰が世界を変えるのか ― ソーシャルイノベーションはここから始まる

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    「誰が世界を変えるのか」その言葉に胸がドキドキした。
    純粋にその答えが知りたくて本を読んでいた。しかし、正解はないのかもしれない。

    本書には、「かもしれない」という不確実なものに対して立ち向かっていく世界中の様々な人たちが描かれている。その人たちは、のちに社会起業家といわれる有名人というより、「この状態を何とかしたい!」という使命感に駆られた勇気ある一般人の姿だ。

    私は、紹介されていた方への敬意と感謝の気持ちでいっぱいになったが、一方で「果たしてソーシャルイノベーションを起こしてきた人自身の人生は幸せであったのか?」という問いを持たずにはいられなかった。その理由は、きっとこの本を最後まで読

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    2020年06月23日
  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

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    いや、これはなかなか重要な内容の本でした。「敵とのコラボレーション」という題名が過激ですが、要は「多様な人たち、多様な価値観を持った人たちとのコラボレーション」というテーマです。
    従来型コラボレーションの前提は、「チームとして1つとなる」「1つの最適な目指すべき計画を策定する」「1人の最高位のリーダーの指揮に従ってメンバーは行動する」。それに対し、この本が提唱する、多様な価値観、それぞれの利害を持ったメンバーたちと協働するための方法論、「ストレッチ・コラボレーション」では、、、(以下ネタバレとなるので略)
    いや、このアプローチ、もちろん今までも無意識のうちにかなりの部分実践してきましたが、今後

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    2019年05月28日
  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

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    構成構造主義、ネガティブ・ケイパビリティ、U理論、オープンダイアローグなどが浮かびました。

    「協働」は選択肢の一つ、というのも良いなと思いました。一つの方法にとらわれず、支援者自身がいくつもの手立て、枠組み、引き出しを持つことが大事なのかなと。
    最後までおもしろく読みました。

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    2018年11月08日