橋本幸士のレビュー一覧

  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    タイトルに、自ら'すごい'と形容する思考法につき、著者自身の経験を踏まえて、平易に説明していく。まず物理学者の頭の中がどうなっているのか、どんな思考をしたがるのか、次にそんな思考プロセスをもつ人間はどのように作られていくのか、最後に、出来上がった物理学者の変な生態を紹介している。身の回りの出来事に対して、モデル化して解析したい欲求が強いことがわかり、生活感から乖離しがちな行動を、奥さんのストレートな一言で現実に戻される、その雰囲気がいい。
    物理学は数学により補完され、数学は物理学により具象化される、そんな両者の関係がお互いを高みへと導いていくことだろう。

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    2023年04月13日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    物理学者の考え方の分析というものかと思いきや、別の意味で興味深いもので、日常の生活の中で、物理学者がどのようなことを考えながら過ごされているのか、著者自身の経験から具体的な事例をエッセイ風に述べられています。職業病といいますか、普段の生活でも物理学的なものの見方をしてしまう、それを面白く(大阪人的に)語られるのを読むことで、読者にこの世界の魅力を知ることができます。難しい理論などは極力省き、こんな思考の仕方をするのだということを、それにまつわる面白い話(奥様のツッコミとか)を純粋に楽しむことができました。そんな中でも、物理学者の知恵といいますか、面白い考え方を学ぶことも出来、ためにもなる一冊だ

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    2022年07月08日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    ネタバレ

    超ひも理論の啓蒙書のつもりだろうが、あまり効果は感じられなかった、やはりNHKの科学番組のように映像解説がないと難しい、しかし素粒子物理学の超弦理論が量子力学と統一を目指しているのは分かったが、量子力学ほど華やかさがない、今度は「すごい物理学講義」でも読むか。

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    2022年04月15日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    ちょっとタイトルと中身があってない感が
    あったけど、面白く読んだ。
    和光の、人が吸い込まれていくビルね…笑

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    2022年03月02日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    専門的な分野の掌編集。なんだけど、エッセイっぽさが盛り込まれていて面白い。もっと実用書寄りだと思っていた。物理学にあかるくなくても、軽快に書かれているので楽しくサクサク読める。前書きを読んだときはこういうサムい雰囲気で進むのかな…とちょっと怯えたけど、ユニークさと専門性の内容のバランスが良い。
    「「死ぬで」の部分は医学部に任せ、「ギューギュー」という表現は文学部に任せてしまおう」(p79)の部分は声出して笑った。ここは本編のなかで生きる描写なので読んでみてほしい。

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    2021年11月13日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    物理学科卒の自分からすると共感出来る部分がたくさんあったが、本物の理論物理学者は度が過ぎる。
    ただ、そんな物理学者の考えた推論も経験論に基づく奥さんの理論には一歩も二歩も及ばないないというのが面白い。妻は偉大だ。

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    2021年10月31日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    エスカレーター
     2人並ぶと沢山運べる
     香港 高速で二人とも速い 片側を開ける必要がない

    たこ焼きの巨大化
     甲虫は巨大化するために体を扁平にした
     それはたい焼きで実現されていた

    数学 = 矛盾しない論理だけを頼りに新しい言葉を作る
    物理 = 宇宙で起こるすべての現象を数式にして解き明かす

    黒板は宇宙
     どこまでも広がる新しいアイデアや考え方が「見える」
     湯川秀樹のコロンビア大学時代の黒板 大阪大学理学部共用スペースで使える

    教科書 = 神の視点
    マンガ = 人の視点
    研究論文 = 人と神が触れ合う瞬間の提供
    身近な現象を司る原理を拡大して適用するのが 物理学の作業

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    2021年10月24日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    理論物理学者の著者が培ってきた個人的な思考法を日常生活に適応したエッセイ、と冒頭で述べているように、サイエンスの本ではなく、理系雑学エッセイです。

    花火がどーん!と上がって次のうち、どちらの感想を思い浮かべますか?
    1.今のはマグネシウムがちょっと多いな。
    2.音の遅れから発火点は約2キロ
    3.仰角が30度だから三角関数が使いやすい。
    4.1~3のいずれでもない。
    このうち、2番が物理系です。
    これを読んで( ゚д゚)ポカーンとする人は、本書は読めません。4番の人も面白くないかもね。因みに自分は1番だったので化学系で、紅色はストロンチウムだね、とか言ってしまうタイプ。3番は数学系。
    頭の良

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    2021年08月28日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    本書の読者対象は中学生以上で、日常の身近な話題が多いので取っ付き易いといえる。
    だが「すごい思考法」というタイトルは本書に合っていなくて、何でも物理法則と結び付けちゃう悪癖があるというだけ。
    何の役にも立たないことを悶々と考えて自己満足に浸っている著者は、身近にいれば「うっとうしい」or「めんどくさい」奴だと思う。
    軽くあしらっている奥さん、エライ!

    本書はあまり堅苦しく考えずに物理バカの思考回路を笑い飛ばす感じで読めばいい。
    つまらない話題もあるので、そこは読み飛ばせばよい。

    しょっぱなは、「エスカレータ上で歩かないようにするにはどうしたらよいか?」という問題を考えるエッセイだ。
    幾つか

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    2021年08月25日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    この本は、物理学者のパパが、素粒子物理学の一分野であるひも理論を女子高生の娘に教えるという形式で書かれている。
    ひも理論は現代の素粒子に関する問題を解決するために提案された仮説の一つであり、その理論によると「異次元」の世界が顔を出してくる。突拍子もない話に聞こえるが、その理論による数値計算では現実の素粒子の質量の測定値と一致しているといった報告もされており、ホットな分野である。
    本書は、そんなひも理論の存在を知ることができる導入書であるといえる。

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    2021年08月06日
  • 物理学者のすごい思考法(インターナショナル新書)

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    物理学者のエッセイ
    概念とか理論が分かればハマるのだろうな
    なんとなくのエッセンスしかわからず、モヤモヤ
    でも本気で考えて答えを見つけたら脳内麻薬が出まくるのだろうな

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    2021年07月31日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    超ひも理論、入門書と言えども理解できたとは言い難いが、高温超電導や量子臨界点といった学生時代の専門領域に近いところへの応用に及び始めているのを見て、また研究したくなった

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    2021年04月18日
  • 「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    んー
    もうちょい詳しくしてほしい。
    「なんやて、ようわからん!わからんから、べんきょーしょー」とはおもう。
    これを機に「もうちょい詳しく知りたくなったらこれを読め」っていう本が紹介されてたらサイコーかも

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    2019年09月05日
  • 「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    前著と同様、途中から難しくて着いていけず、でも感じはつかめた。素粒子が、ワインバーグ・サラム理論→大統一理論→超ひも理論へとまとめられていく説明の図が分かりやすい。数式が美しいかどうか、醜くあってはいけないという観点が、この分野や(数学でもそうだけど)純粋な学問という感じがする。

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    2019年08月12日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    私も高校生のときにこういう超ひも理論ってどうしてできてきたのかとか、雰囲気を感じられる本を読みたかったなあと思いました。
    わからない、ってことは、その先に、私の知らない世界が待ち受けてるってことなんだ。その世界は、次元の違う空間が同じに見えるくらいに、とてつもなくビックリすることなんだ、きっと。

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    2019年04月06日
  • 「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    「宇宙のすべてを支配する数式」、そんなものが?!と思ったのですが、本当にありました。
    ただし、まだ完成型ではないようで、やはり真理を解き明かす美しい式には興味が尽きません。
    内容の入り口は分かりやすい。でも、内容そのものはやはりどうしても小難しくなってしまうので、そこはかなり苦心されているのが読み取れる。
    もう一段、式のレベルが上がった時に、過去はこういう式だったと知るための資料としてはとてもいい位置づけになりそう。

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    2018年09月15日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    「フツーの女子高生の娘に世界的研究者のパパがホンマモンの最先端物理を伝授する かつてなくわかりやすい素粒子物理学講義」という帯に惹かれて手にしてみた。

    一日10分一週間で素粒子物理学のエッセンスを教えるという内容であるだけに、なるほど初めのうちは理解出来ているのだが、マルダセナの予想になってくると?、???となること受けあい。

    やはり最先端の素粒子物理学は一般ピーポーには難しすぎました。

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    2017年06月28日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    物理に興味があって興味本位で読んでみたのだが、難しい。
    入門書のような扱いだけれども、書いてあることの半分も理解できなかったと思う。

    超ひも理論自体は大学院レベルの内容と書いてあったけれども、やはり高校で物理を学んでいた理系の人の方がとっつきやすいのかもしれない。あと、数式も出てくるので高校レベルの数学の知識(方程式や微分など)はあった方がいい。

    会話調になっていて、複雑な理論を例え話や簡略化して説明しようとしてくれているのだが、それでもなかなか現象がイメージできないのだ。もう少しイメージにつながる図があればよかったが、本で説明しようとするとこれが限界なのかもしれない。

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    2016年06月01日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    内容は平易な解説で面白かった。しかし、娘さんのセリフや思ったことが、あまりにも物分りが良く、都合の良い表現やこたえをしていて、お話としてはちょっとイマイチな感じがした。

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    2016年03月11日
  • 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義

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    読みやすいか読みやすくないかでいうと、相当読みやすいです。分かるかどうかは別問題として。
    いや、実際、易しく書いてはあるんでしょうけど、言ってることの半分くらいは訳が分かりませんでした。ど文系なもので。
    物理学者の生態が面白おかしく書いてある、という意味でも楽しめます。
    女子高生が大人の考えてるプロトタイプな子なので、そういうのが苦手な方はイラッとするかも。

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    2016年01月19日