橋本幸士のレビュー一覧
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AIに聞いたところ、オタクとは、アニメ、漫画、ゲーム、アイドルなど特定の趣味分野に強烈なこだわりを持ち、時間や金銭を極端に費やして深い知識や情熱を持つ人を指すらしい。趣味、ではないが特定の分野に強烈なこだわりを持つ面では研究者もオタク気質なのだろう。オタク達が自分の推しを語る際の勢いは凄まじい。5W1Hを駆使して推しの尊さを押し出してくる。多分、相手に伝えたいのではない、語りながら自分の中で推しの尊さを整理している。この本に登場する研究者達もそんなオタク達だ。自分の愛する分野での推し論文をピックし、尊さを語っている。研究分野も、文章から覗く著者の性格も、どれも多様だけど、愛する論文のために筆を
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物理学に興味を持って欲しい、と言う気持ちで「小説すばる」に連載されたものらしいが、物理学より、物理学者に興味が湧く一冊。
物理学者というか、要は、オタク。
自分の興味対象に異様な執着を持ち、徹底して没入し、その対象を通してしか、表現もコミュも取れず、身だしなみも含めて、その対象に関わりのないものにはなんら価値を認めない。
それが、創作の世界か物理学かっていう違いだと思う。
そうは言っても、須く全ての要素を備えているわけでもなく、一般人と価値観の一部を共有できるオタクの話は面白い。
こういうところ多分一般から見たら変だけど面白いよね、と言うことが客観的に分かって、面白く描ける人。
掲載のエ -
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タイトルに、自ら'すごい'と形容する思考法につき、著者自身の経験を踏まえて、平易に説明していく。まず物理学者の頭の中がどうなっているのか、どんな思考をしたがるのか、次にそんな思考プロセスをもつ人間はどのように作られていくのか、最後に、出来上がった物理学者の変な生態を紹介している。身の回りの出来事に対して、モデル化して解析したい欲求が強いことがわかり、生活感から乖離しがちな行動を、奥さんのストレートな一言で現実に戻される、その雰囲気がいい。
物理学は数学により補完され、数学は物理学により具象化される、そんな両者の関係がお互いを高みへと導いていくことだろう。 -
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物理学者の考え方の分析というものかと思いきや、別の意味で興味深いもので、日常の生活の中で、物理学者がどのようなことを考えながら過ごされているのか、著者自身の経験から具体的な事例をエッセイ風に述べられています。職業病といいますか、普段の生活でも物理学的なものの見方をしてしまう、それを面白く(大阪人的に)語られるのを読むことで、読者にこの世界の魅力を知ることができます。難しい理論などは極力省き、こんな思考の仕方をするのだということを、それにまつわる面白い話(奥様のツッコミとか)を純粋に楽しむことができました。そんな中でも、物理学者の知恵といいますか、面白い考え方を学ぶことも出来、ためにもなる一冊だ
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エスカレーター
2人並ぶと沢山運べる
香港 高速で二人とも速い 片側を開ける必要がない
たこ焼きの巨大化
甲虫は巨大化するために体を扁平にした
それはたい焼きで実現されていた
数学 = 矛盾しない論理だけを頼りに新しい言葉を作る
物理 = 宇宙で起こるすべての現象を数式にして解き明かす
黒板は宇宙
どこまでも広がる新しいアイデアや考え方が「見える」
湯川秀樹のコロンビア大学時代の黒板 大阪大学理学部共用スペースで使える
教科書 = 神の視点
マンガ = 人の視点
研究論文 = 人と神が触れ合う瞬間の提供
身近な現象を司る原理を拡大して適用するのが 物理学の作業 -
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ネタバレ理論物理学者の著者が培ってきた個人的な思考法を日常生活に適応したエッセイ、と冒頭で述べているように、サイエンスの本ではなく、理系雑学エッセイです。
花火がどーん!と上がって次のうち、どちらの感想を思い浮かべますか?
1.今のはマグネシウムがちょっと多いな。
2.音の遅れから発火点は約2キロ
3.仰角が30度だから三角関数が使いやすい。
4.1~3のいずれでもない。
このうち、2番が物理系です。
これを読んで( ゚д゚)ポカーンとする人は、本書は読めません。4番の人も面白くないかもね。因みに自分は1番だったので化学系で、紅色はストロンチウムだね、とか言ってしまうタイプ。3番は数学系。
頭の良