都戸利津のレビュー一覧
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四郎さん探しが始まった。
かのこちゃんと同じように「ウソが聞き分けれていた」四郎さん。突然聞こえなくなってしまった理由を知りたいと。
ウソが聞き分けわれるから先生の元で探偵助手をすることになった。では、聞こえなくなったらーー?
そんなかのこちゃんの心配はやっぱり先生にはすけていて、苦手な四郎さん探しを手伝う理由は何かって、そんなのかのこちゃんのため以外ないでしょって、もー先生好き!
かのこちゃんは、聞こえなくても助手を辞めさせるつもりはない、と言われたが、四郎さんは、かのこちゃんと同じように「そばにいることを必要としてくれたから」と言われてある人のそばにいた。
道具としてそばにいた。でも、力 -
ネタバレ
最高
ストーリー構成、絵、キャラクター全て丁寧に作り込まれていて最高に面白いです。コメディタッチで楽しくよめるところも、キャラクターの成長が丁寧に描かれているところも大好き。そして、何より左右馬先生とかのこちゃんの関係性がニヤニヤします。今後が楽しみすぎます。左右馬先生が本当に格好良すぎ。
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購入済み
一気読み!
元々推理モノには心惹かれるタチなのと、作者様の絵に惹かれ購入。
次へ次へと読みたくなり全巻購入しました。
相手の嘘が分かってしまう少女と、そんな少女を助手に雇った探偵のお話です。
一読の価値ありです。 -
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かのこちゃんのお母さんがやってくる。
祝先生と話している姿がかのこちゃんそのもので和んだ。
家を出て、離れて暮らす娘のことを心配しないわけがない。でも、かのこちゃんの持つ能力を思うと、そんな気持ちも素直に言葉にすることが出来なくてもやもやするお母さん。こういう所かのこちゃんそっくりですね。でもその気持ちは痛いほどにわかる。そんなお母さんの思いを晴らすのは、やっぱり祝先生の一言でした。
かのこちゃんの能力は「嘘が聞き分けられる」というもの。でも、それは、同時に「本当のことがわかる」ってことでもある。
確かにそうだ。本当のことを本当だと信じてもらえないのって辛い。でもかのこちゃんならそれが出来る。 -
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「おかあさん」がテーマな、今巻。洋館のおばさまが、勘で孫を当てちゃうの、すきです(笑
ところであれは、そーませんせいのライバルキャラ登場ってことでいいんですかね?!探偵には怪盗的な存在が不可欠ですもんね?!
かのこのお母さん、かのこにそっくりで、ほっこりしました。お母さんが手紙を書けなかった理由を察するかのこちゃんはいい子だなあ。
かのこが、この力があったからこそそーまに会えたなら…のくだりがすごくすきで。わたしもそういう経験あるから。
いまの出会いが幸せなら、いまにつながるために存在した過去のことも、慈しめるようになるというか。
嘘解き、すきです。 -
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2巻目。思っていた以上に推理している、というのがまず思ったこと。鹿乃子ちゃんの『嘘を聞き分ける力』その力に頼って事件の謎を解くのかと思いきや、1巻に続き全くそんなことはなかった。もちろん、鹿乃子ちゃんの力も使われるのだけど、でも祝先生の力がとても大きいのです。
祝先生のそばにいることが幸運で幸せだと思う度に見えてくる新しい思い。
鹿乃子ちゃんは本当に優しい子だ。
そんな鹿乃子ちゃんのそばにいる先生も、本当に優しい人だ。彼は、なんて優しい嘘をつくんでしょう。離れなきゃいけないと思っているのに、思わずひきとめてしまう鹿乃子ちゃんの想いがよく伝わります。
2巻になってもやっぱり彼らの関係は良いですね -
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思った以上に良かった!
『嘘が聞き分けられる』という特殊能力は便利であると同時にすごく寂しい。
人々のつく何気ない嘘は、本当に厄介。自分も絶対やってしまっているだけに気をつけよう、と思いました。
第一話のラストがグッと心をつかんだように思います。
『傍にいるのが嫌じゃない』鹿乃子ちゃんが一番言って欲しい言葉で、それでいてその言葉に嘘がないということを鹿乃子ちゃんが一番わかる方法で言ってくれるというのは本当にすごいことです。祝さんは人を良く見ていてとても素敵な人。彼のそばで、今までは嫌いだった能力を少しでも好きになれたらいいな。
祝さんとの今後に期待です。 -
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力を単に持っている事と、持っている力を使う事は別問題
私はそれがこの『嘘レト』二巻のテーマのように思えた
他人が羨む力を持っていても、それに無意識に驕り、自制心がブレれば、その力は瞬く間に他人を傷つけ、自分にもダメージを負わせ、力に対する恐怖を抱かせてしまう事になる
けど、どんなに力に怯えても、それも『自分』を作る一つであり、持って生まれた事には何らかの意味があり、使う使わないはともかく、目を背けてはならないのだ
反発せず、誰かに支えて貰いながらでもいいから、しっかりと受け止めてやればいい
そう言う意味では、チャランポランに見えて、軽薄な言動が目立つ左右馬は、異能に苦しむ鹿乃子の価値を正統評価