中村ひなたのレビュー一覧
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ネタバレせ、切ない…。切なくて胸が締め付けられる。
ロボットの自分と違って成長したり忘れてしまったりする九へのいちこの気持ち。
自分が九の一番ではないと思い知らされ九に別れを切り出す愛。
自身のいちこへの気持ちに気づきながらも、愛を大切に思うが故に愛を傷つけてしまう九。
みんな想いが叶わずとにかく切ない3巻でした。
特に愛ちゃん〜!一番人間らしく、一番素敵な女の子。つらい。
ネオの出会いは新しい物語を予感させるけど、続きはないのかな?気になります。
ところでラスト(=一巻冒頭)のクローバーと「世界で一番好きな人が〜」のセリフは羽海野チカ先生の『ハチミツとクローバー』を強く想起させるんだけど、オマ -
ネタバレ 購入済み
完璧な人に恋をすることの難しさ
もう最終巻…もっとゆっくり眺めていたかった作品でした…。
以下、ネタバレと色々な思い込みが混じった感想です。
なかなか思いをぶつけ合わない二人にヤキモキしながら思ったこと、それは「完璧な人に恋をすることの難しさ」でした。
ヒロインのAI少女のいちこちゃんは、
見た目は本当に可愛いし、心も優しいし、おまけに家事までやってくれて、更に自分の食の好みまで理解してくれていてと、
こんな子がずっと近くにいたら、好きにならない男の子なんていないよね、という感じの、
ちょっとドジも時々やるところまで含めて完璧すぎる女の子。
それはもう、ロボットだから好きになってはいけないとか、そんな次元の存在では無くな -
購入済み
いちこちゃん可愛い!
最近この作品を発見して、いまかなりハマっています。
この作品に触れて気がついたのは、
成長・老化スピードが異なる者たちが寄り添い合うストーリーを、私がすごく好んでいるんだなということ。
『夏目友人帳』の人と妖の間の愛情・友情の話とか、アニメ『凪の明日から』みたいな一部のメンバーの時間の流れを数年間停められてしまうことで変化する関係性と変わらない思い、というのもすごく良かった。
この『ココロのプログラム』も、心やさしい少年と歳を取らないAIロボットの少女の恋物語です。
初めは姉弟のようだった二人の関係が徐々に逆転していく様子も良いですが、
大人びた見た目の子供っぽかった少女が、幼い見た目の達 -
購入済み
いちこちゃんも作者さんも大好き
最近この作品を発見して、いまかなりハマっています。
この作品に触れて気がついたのは、
成長・老化スピードが異なる者たちが寄り添い合うストーリーを、私がすごく好んでいるんだなということ。
『夏目友人帳』の人と妖の間の愛情・友情の話とか、アニメ『凪の明日から』みたいに、一部のメンバーの時間が数年間停められてしまうことで、年齢関係が変化することで起こる葛藤やそれでも変わらない思い、そういうものを見せてくれる物語もすごく好きでした。
この『ココロのプログラム』も、心やさしい少年と歳を取らないAIロボットの少女の恋物語です。
初めは姉弟のようだった二人の関係が徐々に逆転していく様子も良いですが、
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ネタバレ 無料版購入済み
小学生同士がキスします!
絵がめちゃ上手い。綺麗なのにふんわりとした優しさも感じさせる独特の絵柄。
その画力で描かれる女の子達がとにかくかわいい!
人型ロボットの女の子が少年の家に住み込み8年かけて人間のココロを学んでいくお話。
暖かい話が多いです。
1巻は小学生編でロボットのいちこと少年の宇佐美九が訳あってキスします!
二人ともランドセルを背負ってのキスに妙にドキドキしました!
その瞬間を目撃してしまう愛。
九に片思いする女の子でいちこに負けまいと努力する姿がかわいい。
いちこも愛もとても美人なので3人の関係がこれからどうなるのか楽しみです! -
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Posted by ブクログ
ネタバレいちこの心のプログラムの完成と、宇佐美家との別れが近づく。
友人のアドバイスに後押しされ、思いを告げるべくいちこを遊園地に誘う九。夕暮れの観覧車でついに二人は通じ合いそのまま愛の逃避行――というのは九の妄想で、実際には思いは告げられぬまま別れの時を迎える。(この観覧車のシーンの演出が憎いのでぜひその目で確かめて欲しい)
駅のホームで別れ際に九にキスをするいちこ。それは彼女がロボットとして出来る、最も人間らしい愛情表現だったのかもしれない。
人間の心とは何か、何がロボットをロボットたらしめるのかを考えさせられるという意味では、この漫画はSFとしても良作なのかもしれない。
初恋と失恋をこじらせ、時 -
Posted by ブクログ
小学生の男の子、宇佐美九(うさみ きゅう)の家に、「人の心を学ぶため」ホームステイにきたロボットいちこ。見た目は人間と変わらないいちこを次第に意識していく九。幼なじみで九のことが好きな入江愛(いりえ あい)の気持ちも揺れ動き…。
とにかく絵がきれい!かわいい!ジャンププラスで連載されてたとは思えない少女漫画テイスト。これだけでも読む価値があります。
ただロボット周りの設定は甘くふんわりで、SFとしては期待しない方が良いです。揺れ動く少年少女の心をピュアに描いた少女漫画としては100点満点ですね。
個人的には愛ちゃん推しなのでせつない…。 -
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これは良作
これは良作。
まず、絵が抜群にキレイ。
さすがに当初は小学生なのでキレイも何もないんだけど、それでもかわいい。
ただ、話の展開が非常に早い。
4話目で早くも1年が経ち、小6の修学旅行へ。
6話目ではもう中学校入校。
この展開の早さからして比較的短編だろうと思ったら、やはり4巻で完結している。
中学以降は周囲が大人びてきて、より絵が美しく感じる。
微妙な恋心や心理描写も多く、それがまたいい感じ。
これは良作だと思います。 -
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ネタバレ保健室登校の光と幼馴染みの正彦。
光はずっと正彦が好きな気持ちを
伝えられなかった。
私はてっきり人見知りとか光の性格で
想いを伝えられないだけだと思っていた。
だから
光が中学生のシーンの最後1行で
急展開すぎて頭が追い付かない。
でも
光が想いを伝えられない理由は納得。
光のずっと悩んできた気持ちを想像すると
自然と涙が流れてきた。
生きやすい時代ってどういうことだろう?
今はジェンダーの理解が進んできてるけど
一昔前はそうじゃなかったから
だんだん生きやすくなってるんだろうなぁ。
でもその程度。
だから
もっと関心を向けないといけないと気づかされた。
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Posted by ブクログ
高校時代に突入して幾つかの変化が生じたけど、最も大きな変化は愛の変化かな。中学までは良い意味で子供っぽさを残していたけど、高校生になった彼女は少し大人っぽくなったね
ただ、その変化は九への失恋が絡んでそうなのが傍目には何とも言えないけど…
でも、そうして少しだけ九から離れられた彼女だから、九への想いに揺れるいちこの背を引っ叩くような助言ができる訳だ
ただ、その程度のアシストでどうにか成るなら、いちこと九の関係はもっとスッキリしていた筈で
場を誤魔化す為に、自分の心を大切にする為に。つい放ってしまった一言が2人の関係に罅を入れてしまうなんてね
2人はとても近い空間に居るのに、いちこがロボットで