中村ひなたのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うあ、あの流れから愛と九は交際開始したのか、ちょい驚き
愛はそれまでのイメージの積み重ねにより準備はできていた。でも不意の告白に九の側は準備なんて出来ていなかった筈で
応えたのはどうにも気を遣った感じがしないでもないが、それでも笑う愛を見て頬を染める九の様子を見れば彼の方だって満更でもない、後悔していないと感じられる
そうなってくると微妙な立場になってくるのがいちこか…
眼の前で順調に九と愛は交際を重ねていく。それはいちこにとって手の届かない光景。自分の中に広がる感情を自覚しながらもそれに名前をつけないのは報われない感情の不毛さを理解しているからか
兎にも角にも九と愛は触れ合いの度合いを深 -
Posted by ブクログ
新たにいちこの友だちとなったロボット・ネオはいちこと方向性の異なるタイプだね。いちこが違和感なく日常生活に溶け込めるタイプなら、ネオは何処にも溶け込めず浮遊し続けるタイプ
まあ、ネオの理由は番外編にて明かされるのだけど
でもそれは実際に話を聞いてみないと判らないもの。だから九は急に現れたネオに取られるのではないかと危惧してしまったわけだ
自分は人間でいちこはロボット。いちこはロボットでネオもロボット。ネオなら自分のように懸念なんて生じやしない
その違いのせいで生まれかけた嫌な心、それをネオはすっぱりと霧消させてみせたね。ロボットに心は要らないと言う彼が伝える「好き」の保証
九の感情の行く先は -
匿名
ネタバレ 購入済み強くなったね。頑張ったね。
自分を守る為に、クラスメイトによる親友のいじめに加担してしまう奈緒。
心でどんなに叫んでも、悔やんでも、謝っても、日々激しくなるいじめ。
そんなある日、とうとう事件は起こる。
そして、奈緒は声を失う。
親友という存在と共に。
療養の為、夏休みに祖母の暮らす田舎に行く。
そこで、奈緒の運命を変える者達に出会う。
苦しみながら、親友をいじめた過去と向き合いながら、奈緒は戦う事を決める。
その結果、あんなに怯えていたいじめに遭う事になる。
それでも、奈緒は戦う事をやめなかった。
自分の進む道を見つけた。
いじめをした事は、決して許されることではない。
でも、いじめられて尚、戦う事をやめなかった奈緒。 -
Posted by ブクログ
男子小学生の家にロボットがやってきて一緒に暮らす事に……なんて導入だと『ドラえもん』を想起してしまう。あちらは男同士だから兄弟・悪友な関係性を築いたけど、こちらは男と女。単純な関係には成り得ない
それでも出会った当初は小学生だったから色恋には発展せず家族として暮らしていけた。でも、いつまでもそんな状態が続くわけがないんだよね
面白いのはロボットであるいちこを送り込んだ組織はそういった色恋に発展する事態を望んでいたのではないかという点。10歳前後の子供が居る家に異性のロボットを送り込んで5~8年過ごさせる。その状態で何も起きないと想像する方が異常
いちこを送り込んだ男性が言っていた”心のプログ -
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無料版購入済み
可愛らしい
可愛らしい内容で青春の匂いがします。爽やかさと初々しさに胸キュンできます。短編なのでサクッと読みきれていいけど、その後も見てみたいなぁ。
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匿名
ネタバレ 購入済み心を持ったロボットの記憶を消して名前も外観も別人に変えてしまえる(まるで殺してしまうようなもの)開発者の発想が不気味。
当初そんな設定あったっけ…?と思いながら読んでいました。
そして、その発想に抵抗してロボットの危機を救おうともせず、自己憐憫に浸る主人公。何でだよ。泣きたいのはロボットの方だよ、と。死の危機に、好きな人が抗おうともしてくれないなんて…
もしあと1巻でもあったら、同じ結末でも印象が変わったのかな…と思うと残念です。