ムサヲのレビュー一覧
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[初読日不明・再読]
人魚姫は王子を助けた事実を伝えずに泡になって消えたけど、第三者が伝えてしまった場合にはどんな方向性となったのだろう…。
事実を知った王子はそれでも決断が出来ず、隣国の姫君と知られる前の修道女に背中を押されないと人魚姫の前に現れる事も出来ず、でも愛していると言い…。
美咲の飛び降りは、王子に向けた短剣の揶揄なのか、でも由佳吏の想いは嘘では無く、泡と消える事なくそれぞれの人生を歩めるのか…。
美咲編は完全未読なので、そちらを読んだら感想が変わるかも知れませんが… -
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[初読日不明・再読]
自分の恋心の行方に気付いてしまった五十嵐柊と莉々奈。
そして美咲の言っていた言葉の意味に思い至る二人。
本来なら美咲が知る術が無かった筈の情報、由佳吏には遺伝子の問題から政府通知が届く事は無いと…。
しかし美咲は自らの身を差し出す事で、倫理観に基づき禁忌とされている顕現性致死遺伝子に対する認可外の治療を由佳吏に…。
得たモノの代わりに足枷は重く…。
う~ん、何だか最後はご都合主義のこじつけに頼らなきゃならなくなった感じかな…。
次巻の最終巻、莉々奈編は既読で、美咲編は未読だけど、どちらを先に読むか -
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[初読日不明・再読]
五十嵐と名乗る少女と由佳吏が、あの日の深夜0時に届いた高崎美咲と根島由佳吏との政府通知の件について話をしているところに現れてしまった莉々奈。
なかなか心穏やかにとはいきませんね…。
仁坂の兄の結婚式に出席した彼ら彼女ら、美咲の行動の意味とは?
この辺り迄はアニメ化されていた筈だけど、尺の都合か内容が変わっていた様な朧気な記憶…。 -
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[初読日不明・再読]
莉々奈との仲が拗れたままの由佳吏、文化祭の準備に駆り出されるまま夏休みも終わってしまい、メールやSNSではなく手紙で連絡が再開できるところまで漕ぎ着けた二人。
文化祭のクラス演目は舞台「ロミオとジュリエット」、仁坂が降板意思表明したり…、美咲も積極的参加では無い様で…。でも本番を迎え。
ままならぬ恋の行方に重なる点もあり…。
美咲の中学時代の友人らが遊びに来た中に、それほど目立つ存在には思えない五十嵐という少女が、あの日の深夜0時に届いた政府通知に関わっているみたいで…。
次巻どうなる? -
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[初読日不明・再読]
この様な形で出会っていなければ、お互いに視線を交わす事すら無かったかも知れない由佳吏と莉々奈。
しかし、そんな微妙な感覚な二人でも、政策として推し進められている世界でもあり、決して相性の悪い二人でも無さそうで、美咲との関係さえ無ければ流される可能性もあったんだろうな…、果して次巻どうなるのか。
ところで、国策的に将来に残したくない遺伝子とされた人々は、この世界ではどの様な扱いを受けるのだろう? -
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[初読日不明・再読]
由佳吏と美咲との仲を取り持とうとする莉々奈、それが相手に対してどの様な将来的な枷を課す行為か蕩々と言い聞かす仁坂。
自らの不利益を提示されても揺らがずも、由佳吏の不利益になる行為と諭されると動揺してしまう莉々奈。
本人に自覚が無くても三角関係が成立しつつある中、次巻何が待っているのか…? -
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[初読日不明・再読]
出生率低下・生涯未婚率の上昇・恋愛を敬遠する一部風潮・従来の家族観の崩壊、国家存亡の為に執られた政策の通称は「ゆかり法」
取敢えず1巻では良い面が取り上げられているけど、昔の『優生保護法』の様な懸念は描かれないんですね…。
あと法律の趣旨からして、種なし・不妊の男女が受ける扱いとか…。
本作に出て来るのは、現時点では健常な男女みたいですが、政府通知以外の者に恋心を抱く者、恋愛や結婚について理解出来ない者、壁があっても好意がありそうなれど何か事情がありそうな者。
今後どうなっていくのでしょう -
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2パターンのルートが用意されている本作だが、自分の中で1巻の1話が強烈で何回も読み直したがゆえに、どちらも良いキャラだと分かっていても、美咲の不幸は見たくないと思った作品。
数年間互いに想い続けて気持ちを確かめ合った1話。
選ばれない方が報われないと理解しつつも、最後は美咲の幸せが見たかったので満足。