尾賀トモのレビュー一覧
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大好き
このお話大好きです。
受けは王子ではあるものの市井育ちのしっかり者。
攻めは初めこそ受けを王太子の回し者と疑い懐に入れないよう距離をおきます。
受けの純粋さや真面目さ素直さに次第に惹かれ…というありがちなお話ではありましたが、攻めが自覚してからのその後がまたよかった。
はじめてのキス、部屋の移動、初々しい。
王太子からの嫌がらせによって疲弊する受けを男らしく守ります。そのやりとりに涙しました。
ファンタジーならではの心温まるお話です。
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購入済み
再会もの×記憶喪失
記憶を失った仁科からわかりやすくアプローチされるも、同じことは繰り返さないと隣人でい続ける一葉。
その葛藤部分が好きでした。
ただ一葉が意外に思いきりがいいので、好きと認めたら別人のようになって驚きました。
そこからはラブラブです。
感覚的に葛藤とラブラブが半分ずつくらいでしたかね?
葛藤部分をもう少し読みたかったですが、ラブラブになったら二人が良い関係を築いていたので、それはそれでよかったです。 -
ネタバレ 購入済み
地味だけど面白い!
建築士同士の復活愛
大学院で出会い、攻めの猛プッシュで絆され付き合い始めた2人。才能の格差に自信をなくした受けは地元での就職を選び、別れを切り出した。
そして7年後にやってきたのは記憶喪失の攻め。再び一目惚れされ、猛プッシュされるも必死で踏みとどまる受けでしたが…。
作者の言う通り、こうやってあらすじを書いてみるとほんと地味。別れた2人がまた好きあった、ということしかないわけですが、それを面白く読ませちゃうのが才能だなあと思いました。心の動きが非常に面白かった。
作中気になった点が2つ、後半の攻め視点で攻めが送ったリングを首に下げるためのチェーンを受けがプレゼントします。その時攻めがびっ -
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面白かった
嫁ぎ先がみんな良い人でよかった。事件はあるものの基本的にはあまあまで、ほのぼのして読めるし、意地悪な王太子のシーンは切なくなれて、あまあまと切なさと推理小説的なちょこっと事件と謎解きもあり、ツボです。絵もきれい。文章も読みやすくよかったです。
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間違いない
安西先生は、ご自分の作品が地味だと気にされてる内容をあとがきに書かれていましたが、地味だということは言い換えれば日常だし、読者にとっても共感して読めるといことだから、地味で大変結構だと思います。(笑)心が疲れた時に、キチンとキュンとして、暖かい気持ちになれる安西先生の作品は、私の本棚にはなくてはならない物となっています。
「帰る家」では、一葉が優に食ってかかる姿は考え方や視点がちょっと女性っぽい気がしたけど、二人が過去とは違う関係になった事がよくわかるシーンとして印象的でした。そして、一葉が少しずつ智之と優の関係に違和感を感じていく様子が、絶妙なやりとりの中で表現されてるのがすごくいいと思い -
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ちょっとウルっときました
フィンレイが、辛い状況でも
一途に思い続け尽くそうとして
ちょっと切なくなりました。
ちょっとコメディっぽくて
凄く面白かったです! -
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穏やか
ものすごく劇的な展開っていうことはないけれど、
受けと攻めの感情が丁寧に描かれていて、
さらに受けの素直さ、前向きな気持ち、
健気さなど、好感度100%でした。
続編希望です -
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恋に落ちていく過程が丁寧に描かれていて凄く良かったです!
フィンレイ(受け)は聡明でとても明るく良い子だったので、途中泣いてしまうシーンで私も涙ぐんでしまいました…
ハラハラドキドキしながら、楽しく読むことができました
もっと2人の物語を読みたいと思いました -
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健気で思慮深く優しい心を持ちながらも、ただ愛されるだけの受けちゃんじゃなくて、自分の立場で何ができるか考えて努力し行動する賢明な王子である所が好印象。
2人が愛を語り合うようになるまでが丁寧に描かれてて、キュンとジーンときた…。
もっとその後のあまあま見たかった〜〜。
攻めの深い愛で包まれて心豊かに幸せに暮らしてくれ……。 -
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受けが魅力的
読み初めはもっとポワポワワンとした感じの受けかと思ってましたが、健気で聡明で意外性にびっくり!
攻めもそんな受けにすぐメロメロに。
途中、受けが深く追い詰められるシーンには涙しちゃいました。
王太子が思ってたよりも馬鹿というか愚か者で、王様が一応はまともで良かった。
最後のシーンで攻めがデロデロに鼻伸ばしてるとこが1番好きです。 -
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可愛い悪魔
最初は悪魔らしくない悪魔の友也が
面白くて笑える部分もありますが
切なくなる部分もあり
面白くて一気に読めました。
これからの二人の生活も見たかったです。
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若さゆえのすれ違い
じんわりするいい話でした!
若さゆえにプライドが邪魔したり、寛容になれなかったり…
このタイミングではなかったのかな〜という思いもあるけど、やっぱり過去の失敗がなければここまで深く分かり合えなかったんだろうな
ただ、ひとつスッキリしないのが、優の存在
何で仁科に嫌がらせをするのか、何に嫉妬してるのか事情がさっぱりわからん
ちょこちょこと本文で触れられてるし、何かのキーマンかと思ったらただのかませ犬?
まあ進展には役に立っただろうけど、ちょっと扱いが雑すぎ
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内容は良かった
記憶喪失ってだけにしておけばよかったのにってくだらない事が気になって仕方なかった。高次機能障害って複雑で記憶喪失だけでも出てたなら後遺症あるだろうなとか色々考えちゃった。
内容は普通に面白かった。一つの面から見るだけじゃ見切れないなってって思った。 -
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作者買いです。
名倉先生のラブストーリー、やっぱり健気な受けが、一番好きかな。
なかなか気持ちが伝えられないもどかしさもあり、切ないけれど。こういう作品いいわ -
Posted by ブクログ
大人同士の切ない再会愛。
大学院で恋人だった仁科と7年経って再会したけど、当の彼は交通事故で一葉のことだけが思い出せない記憶喪失になっていて…というお話でした。
記憶喪失はBLではありがちなネタだけど、思った以上にリアル感いっぱいに仕上がっていて、とても感情移入してしまいました。派手さはないけれど心に沁みる話で、特に一葉の揺れる気持ちが手に取るように伝わってきて、切なさ倍増でした!
仁科のことが好きだったのに、建築家という同じ道を志している一葉にとってあまりにも彼が才能豊かで、恋人であることが苦痛になってしまったというのが、7年前の別れの理由。愛とプライドは本当に紙一重。
一葉はノンケなのに