吉井智津のレビュー一覧

  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    ISISのことは実際に見聞きしていたけれど、これほど残忍でひどいことを行なっているとは知らなかった。人々の私生活の中に恐怖が迫りこむ恐ろしさをしみじみと感じた。ある日突然自分がナディアと同じ目に遭ってしまったらどうなるだろうか、平和ボケしている私たちは必読の本だと思う。

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    2019年01月03日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

    購入済み

    知る事から始めよう

    表紙を目にしただけで読む勇気がかなり必要だった。自分の娘と歳のそう変わらない子達に起きた出来事。それが自分の家族に起きたとしたらと考えるだけで涙が溢れてくる。
    世界は2度も愚かな戦争をしたが、これだけ通信も発達した現代でも未だに世界にはこんなに悲惨な事が起こっているのかと愕然とした。
    それと共に自分1人の無力さも痛感した。だけど、とにかく知る事から始めるしかない。
    世界中の全ての人たちが安心して人間らしい生活が送れる日がくる様、切に祈る次第である。

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    2018年12月18日
  • こじれた仲の処方箋

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    謝罪の目的とは何か。そもそも謝罪とは何かをあらためて考え、理解、認識、そして反省させられた本であった。
    謝罪の目的は相手に許しをそ乞い、得ることだと思っていた。それが相手を癒やすことで許しを乞いてはならないと知らされた。
    そして謝罪する時に常に反論と言い訳をしてきたことを反省させられた本であった。

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    2018年04月07日
  • こじれた仲の処方箋

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    生きていたら必ず起こる人間関係のトラブルに対して、謝るということの本当の意味、心からの謝罪がどれほどの癒しになるか考え気づく本。
    謝り方で相手がどう感じるのか、逆に傷つけられた時に謝ってもらったのに消えないマイナス感情の処理の仕方。
    気づく事が多い一冊。

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    2018年03月12日
  • 生と死にまつわるいくつかの現実

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    イングランド南西部デブォン州北部の坂の勾配がきつい森と海にはさまれた村 子供が5人しかいない 
    途中読みながら、まさかの犯人は…それはやめてくれと思いながら読んでいたので、犯人がわかった時はショックだった 
    新米刑事カルヴィンが結婚寸前でシャーリーと破談する からっぽ頭でよくぞ決断した ギリセーフ カルヴィンよ、独身を謳歌してくれ 

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    2017年01月04日
  • 生と死にまつわるいくつかの現実

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    英国の小さな村ライムバーンを舞台に繰り広げられるサイコ・ミステリー。子どもの世界と大人の世界の狭間で小さな心を痛め続ける10歳の少女ルビーが、この物語の主人公。全編に漂う喪失感と言い知れぬ暗さの中、中盤で何となく事件の展開に予想はつくのだが、最後まで読ませる著者の手腕には脱帽。

    ひとり歩きの女性を狙った連続殺人事件。ルビーの父親ジョンは犯人を追跡するために仲間と民警団を立ち上げる。そんな父親に協力しようとするルビーは…

    あの『ブラックランズ』『ダークサイド』『ハンティング』の三部作を超える面白さ。

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    2015年07月16日
  • 偽りの空白

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    移民というものの弱い立ち位置とそれを利用しようと近づいてくる地元反社勢力というお約束が描かれ考えさせられる

    世代を重ねて言葉に不自由しなくなりそこから脱していくのも短いスパーンで考える事、長いスパーンで考えなければならない事を教えてくれて参考になります

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    2025年11月22日
  • 生と死にまつわるいくつかの現実

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    歯車が食い違う時
    会社の解雇通告、夫婦の口喧嘩、そして憎しみへと変わる。吐口を求めて弱い他人への「いじめ」が始まり「暴行」、そして「殺人事件」へと展開するミステリー小説。世間のいじめもやはり「自分より弱い者」への抵抗・反抗かも知れない。身体的安心安定を求めたいと、どこかで歯車が食い違った現象だろうか。

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    2023年02月14日
  • インビジブル・インフルエンス 決断させる力 あらゆる行動を方向づける影響力の科学

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    ネタバレ

    人は他人の影響を知らず知らずのうちに受けていて、自覚がないという本書の言っていることは正しいと感じる。

    他人からの影響と自分の決断の境界の定義が難しく、決断の99.9%が他人の影響というのはなんとも言えない。確かに自分が得た情報とは他人の言葉や行動を元にしている事はその通りであるが、それを全て他人の影響というのはどうなのだろう?

    著者の例題にあるように猿の餌の例などは確かに他者の影響と捉えられるが、その行動の原理は他者を見てなぁなぁで行動しているなら他者の影響と言って良いが、自分で考えに考えた末の決断であったり、色の違いを気にせず一度試してみて他者と同じ判断をしたのであれば、それは自分の決

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    2022年08月03日
  • 追憶の東京 異国の時を旅する

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    セイコーミュージアムのホームページに、「時の鐘」についての説明がある。少し長くなるが、引用したい。

    【引用】
    江戸時代における時刻制度には、不定時法が使われていました。不定時法とは、一日を夜明けと日暮れを基準にして昼と夜に分けてそれぞれ6等分し、その長さを一刻(いっとき)と呼んでいました。一日のうちでも昼と夜の一刻の長さは異なり、しかも季節によっても変わるため、常に一刻の長さが変化した複雑な時刻制度でした。
    当時の時報の中心的な手段は、時を知らせる鐘(「時の鐘」)で、「時の鐘」には「城の鐘」「寺の鐘」「町の鐘」と複数の種類があって、昼夜を通して報知がなされていました。
    【引用終わり】

    本書

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    2021年07月10日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    たくさんの人に読んで欲しい。その一言に尽きる。
    ヤジディ教徒のジェノサイドが行われていたこの時期、ナディアが苦しんでいたこの時期、私は普通の生活をしてた。当たり前のことだけど、こういう話に無頓着になりたくないなぁと改めて思った。

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    2021年04月28日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    ISISが行なっている残虐行為は沢山あって、遺産の破壊や残虐な"処刑"などかあるけれど、こうしたセンシティブな問題は被害者自身が声を上げない限り気付かれないことが多い。本書でナディアさんが書いていたように、宗教的心情から非人道的な行為の被害者であっても声を上げたくない、上げるのが怖いということもある。それを踏まえると彼女の行為は気高くそしてどこか少し切なさすらある。ISISが弾劾されるのを強く望む。

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    2020年11月12日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    読み進めるストレスが強すぎて、ページをめくる手が震えてしまった。途中、気分も悪くなってしまい、その日の夜は乱暴される夢を見て泣いてしまった。怖かった。
    この本に書いてあったことが、実際にムラドさんが経験したことだと、まだ受け入れられない。

    私は日本でのほほんと暮らしていていいのか?という罪の意識と、でも私には世界を変えることなんて何もできないもんという言い訳と、でもやろうと思ったら小さなことでもできるでしょ?という批判と、私だって自分の生活を守りたいのよ!という開き直りと…いろんな気持ちでぐちゃぐちゃになった。

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    2020年10月11日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    非常に重い内容であるが、翻訳の配慮か途中で投げ出すことなく読めた。
    このような体験をする女性が私で最後になるためにと付けられた書名。心身ともに疲労困憊し、途中で生きることを諦め、命は助かったものの抜け殻になる人もある被害者の中から、彼女のような人権活動家が出たことは奇跡だと思う。

    日本の人材不足は明かであるが、外国人材の導入も不信感が拭えないし、移民問題を積極的に考えている人がどれぐらいいるのかわからない。国内の問題に翻弄されてばかりでなく、私たちはもっと世界に目を向けなければならないと考えさせられた。

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    2019年12月08日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    授業で慰安婦問題が取り上げられている時にちょうど読んでいて、現実今も苦しんでいる人がたくさんいることに胸が痛い。

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    2019年10月18日
  • こじれた仲の処方箋

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    ネタバレ

    どうにもならないことが結構あるのだ。それでも謝るなら謝り方を有効なものにすることを考えようと。たしかに謝罪は受けてもらえなかったら無駄玉になるわけだから、納得がいかないわけではない。でも、でも、それでもなお、こじれているということはそれなりのその人にとってかなわないことがあるからなのだ。
    脱感作療法が効くなら、どんなにいいだろう。
    時々、戻ってこようか。

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    2019年05月07日
  • THE LAST GIRL ―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

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    あまりに生々しく辛い。
    残酷で酷い現実が今も起きていると痛感した。その痛みをより多くのひとが知ることが大事だと思う。
    どこでも起き得る時代だからこそ、ドイツのような難民受入など世界で協力し共存していくことがこれから必要となってくるのだと思った。

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    2019年02月12日
  • こじれた仲の処方箋

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    タイトルで即購入を決意。人間関係クラッシャーの異名をつけられても文句は言えないレベルで数々の関係を破壊してきたわたしみたいな人間のための本… この本がすべてを解決してくれるわけではないけど、「許さなくていい」という選択肢があるというだけで救われた気がした

    なにかあったらいつでも読み返したいと思える、きっとお守り代わりになれる本だろうなと思った。謝り方もめちゃくちゃ難しいけど謝る気ゼロの相手への折り合いのつけ方というのも骨が折れる作業だよね。とりあえず自分にできることをやって、よりよい生活を目指していくのがいちばんの処方箋。

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    2018年12月24日
  • インビジブル・インフルエンス 決断させる力 あらゆる行動を方向づける影響力の科学

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    人が何かを選択するとき何に左右されているかを様々な心理学的実験より推論したものです。
    これを読むと好きになることは自発的なものに見えて外的影響がほとんどであるとわかります。

    丁寧に話が進んでいく印象で、1つの法則に対して複数の実験を引用し、また引用元もしっかり記載されていました。
    そのため内容に対して科学的に信用が持てました。

    私はエンジニアなので直接的に仕事に影響はないですが、良い知見を得ることができました。

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    2018年07月09日
  • インビジブル・インフルエンス 決断させる力 あらゆる行動を方向づける影響力の科学

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    ゴキブリの話がいい。人は他人に見られていると成果があがる。得意なこと。単純なこと。難しいこと、複雑なことだ反対に下がる。
    人は真似る。親密、安心。一方で同じ服は好まない。

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    2017年05月22日