吉井智津のレビュー一覧
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ネタバレイスラム教徒過激派による少数派信者に対するジェノサイドを経験した女性の悲劇の物語。
彼女の生い立ちからISISの襲撃、その後の性奴隷にされた日々、決死の覚悟で逃げ出してから今日の活動までを赤裸々に綴っている。
小説を読んでいるようでハラハラした。
コンゴの医師の本を読んだ後だったから、不謹慎にも「アフリカよりはマシでは?」と思ってしまったが、圧倒的に違うのは、アフリカでの性暴力はあくまでも違法であるのに対し、この著者が経験したことはイスラム国では合法だったこと。
合法的に裁判所の手続により性奴隷にされるというのは異様である。
男性が男性であるが故にこの世界から性暴力を根絶するのは難しいのか -
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Posted by ブクログ
ISISは他の宗教を信仰することを許さない。人々へ改宗を迫り、拒否すれば殺されるか未婚女性はサービヤ(性奴隷)として売られていまう。さらに彼らはレイプを自身の快楽や征服のためだけではなく、ヤズディ教の女性を宗教社会的に破滅させるための手段として使っているところが残酷すぎる。「ISISがなぜレイプするのか。ヤズディ教徒の未婚女性によって、イスラム教に改宗させられ、処女でなくなることがどれほどの打撃になるかをISISは知っている。だからこそ彼らは私たちがいちばん恐れていること、つまり私たちのコミュニティと宗教的指導者が、私たちが帰っても受け入れないことを利用したのだ。(本書より抜粋)」ISISがイ
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Posted by ブクログ
映画『On Her Shoulders』鑑賞後に読んだ。
映画の中で、語られていた内容が、より生々しく詳細に記されている。自伝というにはあまりにも激烈な、これぞノンフィクションと言った内容。
非常によく書けている文章、あるいは構成で、
第一部では故郷の村コーチョの平和な日常と、やがてそこに忍び寄るISISの様子が描かれ、第二部が核心部分、ISISによる大虐殺、サービア(性奴隷)としての日々、そして決死の脱出までが。第三部は脱出行の成功、生き残った家族との再会、そして再生への物語が希望を伴って描かれる。
見事なまでの出来栄えに、共著のジャーナリスト、ジェナ・クラジェスキの手腕が存分に -
Posted by ブクログ
影響力とはどう発生しているのかを、人間や動物実験を元に研究され提示してくれてる。
この影響力を知り、どんな時に必要としてどんな時に不必要とするのかを自分で選択できる様になれば、自分が周りに与える影響力を駆使して世を渡っていけるのだと思った。
しかし海外の本は長々としててページ数も多いし読みにくく時間がかかるから好みじゃないなぁ。
「社会的ファシリテーション」
これはなにかに取り掛かっている時に周りの人がいることで影響を受ける事。
例えばダッシュしてる時に会長が見てるとタイムが速くなる。
しかしこれが電撃イライラ棒をやった時に見られてると失敗しやすい。
つまり慣れている事をする場合には見