筧裕介のレビュー一覧
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これから“ローカル”を考える上で、とても普遍的なことが体系的に書いてある。とはいえ、新しいアイデアが書いてあるわけではないし、未来への明確なヒントが示されているわけでもない。
ただ今は失われてしまった「あったらいいな(人間/社会としての当たり前)」を実現するための地道な歩みの道標が書いてある。
シビれるような示唆をくれる本ではない。
ただ、こういう本を読んで「ああ、本当そうだよね」と思う人と一緒に働きたいな、と思う。特に行政職員が手に取るといい。
地域の活性化を「空気の熱対流」に例える次のくだりがとても今の感覚にピタッときて、好きだ。
「風、すなわち空気の流れが生じるのは。そこに「熱 -
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ソーシャルデザインの教科書
本書では、ソーシャルデザインを「人間の持つ『創造』の力で、社会が抱える複雑な課題の解決に挑む活動」と定義している。
また、デザインを「問題の本質を一挙にとらえ、そこに調和と秩序をもたらす行為」「美と共感で人の心に訴え、行動を喚起し、社会に幸せなムーブメントを起こす行為」と定義している。
この定義が秀逸であり、何やら難しそうに感じるソーシャルデザインという言葉を分かりやすく説明しているのである。
その上で、Part1でソーシャルデザインの行程を7つのステップで説明している。
1.森を知る
2.声を聞く
3.地図を描く
4.立地を選ぶ
5.仲間をつくる
6.道を構想する -
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「issue+design project」による地域デザインについて書かれた本。
ビジネスの世界ではグローバル展開に目が行きがちだけれど、今日本に起きている事、これから起こるであろう事をしっかりと理解し、自分ができる事から初めたいと思わせてくれる内容。
前半1/3は前提となる「キーイシュー」20個の説明。
課題先進国と言われる日本には人口減少、高齢化、自殺、食料自給率の低下、エネルギー問題など多くのイシューを抱えている。
これらを前提として各地域で実行されている事例を後半で説明。
デザインの説明に関しても、アルビン・トフラーの『第三の波』の説明で分かりやすい。
第一の波・・・農耕社会( -
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「地方創生1.0」が始まった2015年発行。
目的は「1 人口減少問題の「本質」を理解する」ことと「2 地域でできる「アクション」を知る」こと。「1」については女性デザイナーによる可愛い図表とともにわかりやすく解説されている。
「地方圏から大都市圏への過度な人口移動は日本全体の多様性を損なうという質的な面だけでなく、人口減少を加速するという量的な面でも、日本全体にとってマイナスです(p75)」
後半の「2」では、
提言1 女性中心の小さな経済をつくる
提言2 縁を深めるローカルシステムを築く
提言3 会社員女子をハッピーに
提言4 ふるさと愛を最大化する
提言5 非地位財産型幸福をまちづくりの