筧裕介のレビュー一覧
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当事者が感じている世界を旅に例えてわかりやすく説明。
ワインを飲み過ぎた時の私、大いに思い当たる現象がズラリ。なるほど、シラフでこの現象になるのが認知症というやつか。酒飲みは誰もが擬似的に認知症世界を体験しているはずだ。
認知症の症状を理解できるうえ対処法も掲載されていて心強い一冊。デザインもいい。Posted by ブクログ -
具体的な場面が提示され、どこに障壁があって、どのように解決していくかを考えていける、実践的な学びの一冊。
ゲームを攻略するときのように、読み解いていけるのがおもしろいな、と思いました。Posted by ブクログ -
前作の『認知症世界の歩き方』では認知症って当事者の中でどんなことを感じているのか?を、その世界を旅人が認知症の島の旅人になって体験するというものでしたが、こちらは更に一歩進んで、認知症当事者がどう感じているのかを推測したり、ある行動パターンの背景には当事者にとってのどんな困り事があるのかを想像し、解...続きを読むPosted by ブクログ
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認知症とともに生きる…そんな世の中になっています。この作品では認知症の当事者の方が、どんな場面で混乱するのかを旅人になぞらえてその風景を見ることができます。この発想が斬新で、またわかりやすくて良い作品だと思います。
一人一人症状が全く異なるので、この作品の通りではないこともあるけれど、こんなことも...続きを読むPosted by ブクログ -
迷宮を冒険するようなワクワク感!認知症という暗い雰囲気はなく読みやすい。「旅人の声」というのがあって、本人の視点からの気持ちや困りごとが書いてあるのがいい。旅行記みたいで楽しめた。これで認知症の人が何を考え何に困っているのかわかった気がする。Posted by ブクログ
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ちょっとした社会勉強の一環としてこの本を選んでみた。
本の最後の章では、デザインやコミュニティを作る方法について書かれていて、勉強になる点も多かった。
最後の章に書かれてる、デザインの発見方法に問題の発見やら既存のデザインを見てみるなど、前章で取上げた内容が書かれている。
この本をきっかけに新しいデ...続きを読むPosted by ブクログ -
多くの人を巻き込んで、成果を上げるためにはどんな行動をし続ければ良いのかを学べる本。持続可能な地域づくりを志す人々に向けた書籍。SDGsを軸にした街づくりを提唱している。多くの人を巻き込むために必要なスキルもわかりやすく解説している。
スキル1は地図を描く技術
ここでは、南三陸町戸倉地区の牡蠣養殖漁...続きを読むPosted by ブクログ -
■著者が扱っているメインテーマ
現代社会の問題と地域に望むことは?
■筆者が最も伝えたかったメッセージ
地域には、都市生活の中で失った心の豊かさを取り戻し、人と人との関係性を大切に
する場所がある。
■学んだことは何か
大都市に住んで、お金を稼いで豊かな生活を実現するために、
人間社会が大切にす...続きを読むPosted by ブクログ -
この本に書いてあることを愚直に実践してみたい。
最高にイケてる都市をつくることは、僕の最大の夢だな。10-20年後チャレンジしたい。Posted by ブクログ -
人口減少を数字で見る本だなーと感じたけど、図表も取り入れられていてわかりやすく、そして面白く読めた。
もう一つ思ったのは、女性が生きやすい社会にならないと、人口減少を解決するのは難しいのかなってこと。
提言1女性中心の小さな経済をつくるPosted by ブクログ -
江戸時代は国内で経済が回っていた。その時の人口は3000万人。
コンパクトシティは進めると県内だと県庁所在地に。日本だと東京に集約しようという考え方。人は自分より中心には目を向けないが周辺には圧力をかける。Posted by ブクログ -
PART1では、地域を変えるキーイシューとして、気候変動から生活習慣病まで幅広い社会課題が、わかりやすい図・グラフ・イラストで提示されている。「わかりやすいデータは地域の共通認識を作るために便利」とされているように、地域の課題を漠然ととらえるのではなく、データに基づき、見える化することが、課題解決の...続きを読むPosted by ブクログ
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人口減少の仕組みなどについてかかれています。なんとなく感じる小さな疑問を解決してくれる本です。グラフや表などが多くて見ていて楽しいです。読むのに時間はかかりませんでした。
人口減少の最大の要因は
①夫婦あたりの出生数の低下
②既婚率の低下
③若年女性の絶対数の低下
人口減少の仕組みをさまざまなパター...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は、人口減少問題について、大きく2つの側面からアプローチしている。
それは、
①人口減少問題の本質を捉えること
②地域に問題解決の行動を呼び起こすことである。
また、本書が斬新なのは、人口減少問題に関して、「デザイン」をかけあわせているところである。
著者は、デザインについて、「デザインとは...続きを読むPosted by ブクログ -
なかなかの良著。ソーシャルデザインの取り組み方の道のりだけではなく、具体的な調べ方に至るまで丁寧に教示してくれている。
<メモ>
ソーシャルデザイン実践の流れ
①森を知る 森の中を歩き、先人の知恵を学び、全容を理解する
②声を聞く 森の住民、管理者、活動家の声を聞き、課題を自分ごとにする
③地図を...続きを読むPosted by ブクログ -
社会問題についてデザインで解決しようというissue+designの本。参考になります。
<メモ>
・孤独死は年間26821人。郊外化により人と人の距離が遠ざかったり、多世帯化で同居家族人数が減り、一人暮らしが地域との接点を失うなど、日本の社会的孤立度の高さは世界有数。孤独死70歳代男性が最も多く3...続きを読むPosted by ブクログ -
5巻で観察するには、あいうえおが大切。
activity,人や物の動き、時間の経過。経路、
interanction,人同士やものとの相互作用。交流。
user,その場所を利用している人のタイプ、
environment,雰囲気、設備、私的な部分と公的な部分との協会。
object.もの。独特なもの...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の抱える30の問題をわかりやすく記載している。その後、それらを解決するためのデザインの事例を紹介。
高知県おっこう屋。
ハマチャリは放置自転車をレンタサイクルにという取り組み。
八戸うわさプロジェクトは噂を店の前に吹き出しで貼る。
他の自治体でもやっていることが事例として出ていると思ったが、やっ...続きを読むPosted by ブクログ -
現代が抱える問題が改めてわかりやすく示されており、課題先進国という言葉がはまってしまうのがわかる。
その中で色んな地域の団体の事例が示されており、まちづくりの参考やワークショップの参考になりそうな本だった。
ただ、その書き方は地域の人が主導したように見えるが、実際はファシリテーターの力が大きいのでは...続きを読むPosted by ブクログ