筧裕介のレビュー一覧

  • 認知症世界の歩き方
    認知症ということを当事者の語りを交えて説明していることが秀逸。本当に読みやすいし、本当にわかりやすい。認知症というすごくネガティブで重い課題を出来るだけ分かりやすくしていると思う。成人になったら皆がこの知識を持ちながら社会を作っていきたいとすら感じた。
  • 認知症世界の歩き方
    「認知症のある方が実際に見ている世界」を、ちょっとファンタジーっぽいスケッチと旅行記の形で、まるで「ご本人の頭の中を覗いているような感覚」で、認知症のことを学べる一冊。わかりやすく不思議の世界を楽しく探検できました。
  • 認知症世界の歩き方
    認知症になった場合、当事者がどのような感覚、感情を抱いているのかを伝えてくれている本。身近な人が認知症になった時に、役にたつ一冊。認知症とはどういう症状があり、当事者がどのように感じているのかを理解できれば、接し方かも変わる。また、いずれは自分も当事者になる可能性があるものなので、自分自身に気づきを...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    読みやすくスッと頭に入る。認知症に対し間違った認識を持っていたことに反省。認知症に優しい世界はみんなに優しい世界だと思う。その人を見て、できるように、生活を工夫する、というところに、認知症になったら何もかもできないようになるんではないんだ、工夫したらできるんだということに希望が持てた。
  • 認知症世界の歩き方
    ぼんやりとわかっていたつもりだった認知の障害について、さまざまな事例が本人の困り感とともに類型として示されていて、面白かったし勉強になった。親が認知症になりそうな感じがするから、これで耐性ができた気がする。
  • 認知症世界の歩き方
    認知症の初期症状に、自分で困惑し始めた義母(79)に
    「大丈夫だよ心配することないよ」と気休めにもならない言葉を
    かけていたけど、これからは認知症の世界を一緒に探検するつもりで
    彼女の感じる世界を聞いてみようと思う。
    そのうえで生活に支障が出てきたところを、本書に記されている工夫で
    改善できてらと思...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    ①ビジネス書グランプリ2022で総合4位(リベラルアーツ部門1位)という評価があったこと②父の認知症が始まったこと
    から購入して、読書。
    医療、介護系のことを知ろうと思った時に難しいと感じることが多いけど、この本はイラストや『顔無し族の村』『ミステリーバス』などのネーミングにより、すごく読みやすい。...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    認知症について、当事者の感覚がイメージしやすいように書かれている。認知症の当事者となることに恐怖感を持つ人ほど読むと安心するのではないだろうか。どうかな。
    「それ…の症状は自分にもありますね…」という項目がちょくちょくあり、脳の状態としての地続き感があるように思える。
    先に樋口直美氏の著作を読んでい...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    NHKの番組を見て読んでみました。
    「認知症のある人が生きている世界を実際に見られるように」とわかりやすい旅ガイド形式でイラストとインタビューなどで描いた本。
    「ミステリーバス」
    「服の袖トンネル」
    「トキシラズ宮殿」
    「アルキタイヒルズ」
    「顔無し族の村」
    「パレイドリアの村」
    「創作ダイニングや...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    自分は看護師ですが、こうも認知症症状が具体的にすごい噛み砕かれている本は、医療系の本でもなかなかなく、ずっしりと腹落ちしました。物語風に書かれてることも、楽しく繋がりやすく学べ素敵な本と思いました!
  • 認知症世界の歩き方
    ほとんどの人が自分も通る道…当事者の気持ちが分かる本とは画期的でした。
    みんなが生きやすい世の中になるといいのになぁと読んでいて思いました。
    まず身近な人の気持ちを汲んでいければ…
  • 認知症世界の歩き方
    ここは、認知症世界。
    認知症とともに生きる世界では、だれもがいろいろなハプニングを体験することになります。

    ・乗るとだんだん記憶をなくす「ミステリーバス」
    →自分のしたことを忘れてしまうのは、なぜ?

    ・だれもがタイムスリップしてしまう住宅街「アルキタイヒルズ」
    →あてもなく街を歩き回ってしまうの...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    認知症の当事者の目線に立って、どんな世界にいるのか分かりやすく説明してくれている。
    他者から見ると、「なんでこんな簡単なことができないの?」「おかしいんじゃないの?」と思ってしまうようなことも、当事者からしてみたらちゃんとした理由がある。
    これを知っているのと知らないのとでは、認知症への向き合いかた...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    認知症も、つまりは脳の働きが悪くなったり、誤作動すること。
    程度の差こそあれ、患者でなくても日々の生活のなかで思い当たるフシがある。加齢や心身の疲れ・周辺環境によっては体験する。

    また、脳ってふだん結構いろんな処理をしてるんだなぁ。そりゃエラー起きれば、そういう反応や感情になるわな。

    そんな気づ...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    祖母が認知症で、10年ほど大変でした。
    認知症=その人がその人でなくなる、
    この世の終わり、みたいなイメージでした。
    でもこの本を読んでビックリしたのは、認知症とされながらも前向きかつ人生を楽しもうとしている認知症の方がいるということ。もちろん症状の重い方は難しいのかもしれませんが。

    また、妙に難...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方
    ・認知症患者は、異世界を訪れた旅人のようなもの。彼らには、健常者とは違った世界(現実)が見えているのだ。
    ・認知症患者は、あてもなく歩きまわっているわけではない。家の外に出るには、必ず何らかの理由がある。
    その行動は過去の思い出や週間に由来することが殆どだ。
    ・目の前に存在している世界と、人が...続きを読む
  • 認知症世界の歩き方

     とても面白かったです。
     この本は周囲に認知症患者の方がおられない方も読むべきだと思います。
     
     普段何気なく行っている動作も、いかに脳のタスクが多いかということを教えてもらいました。
     私たちは、何気なくその動作を習得し、日々繰り返していますが、それだけで十分すごいことなんだよなあと脳に感謝...続きを読む
  • 持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン
    Prime reading 対象だったので読んでみました。
    無料で読めるにも拘らず、ものすごく質が高い本です。

    単にSDGsの項目を紹介するだけでなく、社会学的な視点からの考察、項目同士の関係などが盛り込まれているのが良かったです。

    「SDGsが何なのか」という説明だけで終わらずに、
    「SDGs...続きを読む
  • 持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン
    1. SDGsについて学んでいる中で、自分なりに持続可能な地域づくりとは何か?と疑問を持ったことがきっかけでした。そこで、自分の意見を出すために読みました。

    2.SDGsはそれぞれが独立しているのではなく、互いに関係しているため、1つを直せば良くなるということではありません。そのため、どのような関...続きを読む
  • 持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン
    issue+designの筧さんの著書。いわゆるソーシャルデザインというか、コミュニティの力による社会課題の解決について、「人」と「経済」の観点から、持続可能な仕組みづくりを教えてくれる。ちゃんと経済の観点が入っているのが有効だなあと思うことと、SDGsのテーマ・枠組みに乗っかって、地域の課題の炙り...続きを読む