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みんなの幸せを、みんなでつくろう。
いま注目の問題解決手法「ソーシャルデザイン」。
育児、地域産業、高齢化、コミュニティ、災害……
社会の抱えるさまざまな課題を市民の創造力で
クリエイティブに解決する方法を、
7つのステップと6つの事例でわかりやすく解説。
ソーシャルデザインとは「森の中に、道をつくる」活動
高齢化、地域産業、育児、コミュニティ、災害……
社会課題は、鬱蒼とした森のようなもの。
足を踏み入れると出口が見えず、
とらえどころがなく、道に迷うことも多い。
ソーシャルデザインとは、
そんな森に一本の道をつくる活動です。
森を歩き、声を聞き、仲間をつくる。
森の地図を描き、一番必要とされる場所に、
必要な道を、橋を、小屋をみんなでつくる。
それがソーシャルデザインです。
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Posted by ブクログ
ソーシャルデザインの教科書
本書では、ソーシャルデザインを「人間の持つ『創造』の力で、社会が抱える複雑な課題の解決に挑む活動」と定義している。
また、デザインを「問題の本質を一挙にとらえ、そこに調和と秩序をもたらす行為」「美と共感で人の心に訴え、行動を喚起し、社会に幸せなムーブメントを起こす行為」と定義している。
この定義が秀逸であり、何やら難しそうに感じるソーシャルデザインという言葉を分かりやすく説明しているのである。
その上で、Part1でソーシャルデザインの行程を7つのステップで説明している。
1.森を知る
2.声を聞く
3.地図を描く
4.立地を選ぶ
5.仲間をつくる
6.道を構想する
7.道をつくる
これらのステップの説明も非常にわかりやすいものとなっている。
Part2では、著者が関わった事業の紹介がされており、Part1と合わせて読むことにより、具体的にソーシャルデザインがどのように進められたのかが理解できるだろう。
社会課題の解決は難しく、本書で提唱されているとおり、スモールスタートでプロジェクトを展開し、仲間をみつけて、よりよいものに改善していくことをやっていくことが大事だと思った。
Posted by ブクログ
問題解決の全体を俯瞰できる「必携」の書
「何らかの課題を解決しようとする人」がその解決の流れ全体をつかむために使える本である。
ボランティアや会社での仕事を考えると「課題を見つける」「問題解決する」がその主なところである。しかしながら、学校でそれを直接的に教えてくれることはなかったと思う。
この本で良いと思ったのはその要諦をコンパクトにまとめているところである。そして、重要な点をきちんと残しているところはとても好感を持てる。いくつかの新旧の「道具」が挙げられているが、どれも実際的で効果が出やすいものが選ばれていると感じる。
読者のメンタルについてもとても配慮されている。「第1章 森を知る」からはじまるストーリーがこれから何かを解決しようとする人がどういう点を考慮すべきかという「気持ち」を整えてくれる。何よりも第2章の『社会課題を「自分ごと」にする』があるが、解決が本当に使われるようになるための「キー」であると思う。
実際に事にあたるようになれば、先人の背中を見ながらノウハウを貯めたり、スキルを増やしたりすることになる。場合によっては、セミナーを受けたり、あたらに専門書を買うことになるだろう。そうであったとしても、「基本」に立ち返るためにもこの本は役に立つはずである。つまり、何らか「壁」にぶつかった時に、その解決の糸口が見つかるはずだからだ。
この本のもう一つの使い方は、これまで「商品企画」などの問題解決を生業としていた人またはその上司の目を見開かせることにあると思う。過去のやり方にも良い所はたくさんある。しかし、問題解決においてもトレンドがあり、新たな解決手法はどんどん出てくる。故に「アップデート」は必要なことだ。
特に今は、大量生産・大量消費の時代ではなく、ニッチ市場を確実にとっていくやり方にシフトしていると思われる。そういう意味では、マーケティング調査でなんとなく客を理解した気分になる過去のやり方ではなく、本書のやり方に沿ってみることは重要であると考える。
まずは全体を俯瞰し、あとから自分を見直すために持っておく「必携」の書であると考える。
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