北原みのりのレビュー一覧

  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    正直美人じゃないこの女性が、どうして何人もの男性を落とせたのかなーとの興味から手にした一冊。つか女子力高い。外見を凌駕するのか、と。そこは真似たくなりました。事件モノのノンフィクションは結構読むけど、被害者に同情できないと思ったのは初めてかも。いや、かといって被告擁護の気持ちは全く起こりませんが。芯が強すぎて、この人怖い。

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    2015年10月30日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    もし自分が事件になるような毒婦になってしまったら、「あれは私だ」という女性たちは、殺したり殺されたりするような関係だった男性たちより寒いものに感じるんじゃないかとちょっと思いました・・

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    2015年08月12日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    プロの結婚詐欺師は凡庸な容姿であることが多いらしい。並より美しければ、多くの異性を惹きつけられるがサクラや詐欺の疑いをかけられやすく、醜ければ大多数に相手にされない。

    「木嶋佳苗」は不美人であるが故に、彼女が騙し取ったとされる金額の大きさや容易く騙された被害者の男性たちに対しても、たくさんの疑問が投げかけられている。「美人でないのにどうして?」「出会ってすぐに求婚されるほどの魅力があるのか?」「なぜ被害者たちはすぐにお金を渡したのか?」など。。。

    傍聴記録、ではあるがこの本は著者の主観に因るところが多く、読むうちに被害者の男性陣への同情よりも「木嶋佳苗」という女性に対しての興味がかき立てら

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    2014年10月21日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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     この本というか……これを読んで、被告人の意思の強さというか……………いやはや何というか、被告人当人の手記及びBlogを読んで、凄まじいまでのカリスマ性がある方なんだろうな、と感じた。

     事件について、この本の通りに審議が進んだのだとしたら、刑事裁判とは実に人情的に進められるのだなぁと思ってしまう。物証というよりは心証重視に見えてしまう。(書かれていないだけで物的証拠があるのだろうけれど)

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    2014年10月11日
  • メロスのようには走らない。 -女の友情論-

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    各章作者の振り返り談が中心の内容、非常に面白かった。中でもタイトルにもある女版走れメロス「メロ子」の話は秀逸。女は一つでも同意があればすんなり集団を作り、そうなると俄然団結力が生まれるのだということ。かたや既婚、未婚、子供ありなしといろいろと格差はあるわけで。自分にも何年も会わなくなってしまった友達が何人かいる。旦那とか子供とかいると価値観がやっぱり変わっちゃうんだよな、なんて頭の隅では思ってた。けどこの本読んで、この感情かなりの被害妄想であることにあらためて気づく。途端に恥ずかしくなった。最近ではこの人生の格差問題、どうやら男性にも起こっているみたいだ。ほんと生きてくって大変だなぁ…。

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    2014年02月28日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    「読み物」として純粋に面白かった。
    思想どーのこーのは、うーん。。ですが。。

    地方の貧困が本当にひどい、というのが
    印象的。
    地方在住ですが、こないだ東京で働いている
    ひとの月給聞いてたまげたとこずら。。

    同じ国の話とは思えないww。。
    家賃30万って・・・。。

    なので、地方の本当に貧しい家の人と
    東京でそれなりの生活の人とでは
    犯罪に関しても他の面でも格差が今後は
    出てきちゃうんだろうなあ・・・。
    この国は何を目指しているのか。

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    2014年01月26日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    期待を裏切らないおもしろさでした。でも、北原みのりさんの「女は韓流」発言はイラっとしました。少なくとも私は、韓流に興味はありません。いつものことですが、北原さんは相変わらず一人で突っ走って、上野さんの言葉も無視し、決め付けのトンチンカン発言を繰り返していました。それもある意味おもしろかったですけど。

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    2013年12月09日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    ネタバレ

    読後の”気圧され感”がとても強い鼎談録だと思います。
    角田美代子、三橋歌織…と東電OL・木嶋佳苗以外で関心の高い人物の話題も多く、特に木嶋佳苗と同時期にニュースになっていた上田美由紀の事件に対する考察は、両者の比較もありとても興味深いものでした。
    そして、自分が知らず知らずのうちに男性目線の報道を何の疑問も持たず受容していたことに気づきました。
    でもまたしばらくしたら忘れちゃいそうですが。

    北原さんのあとがきで、信田さんに壇蜜をどう思うかと訊ねた際の
    「私、好き!あの人、女のパロディだから!」
    という一言が強力にヒットして電車の中で思わず笑いそうになりました。
    その後の「なぜパロディなのか」

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    2013年12月04日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    真相はまだ明かされていないので、もやもや感が残った。自分を語るよりも出会った男のことを語ってほしい、という著者の気持ちに共感する。

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    2018年10月20日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    不思議な裁判傍聴記録である。
    筆者は女性であるにも関わらず、なんとなく表現がエロい。
    筆者の素直な感想かも知らないが、なぜか艶かしい。

    筆者が女性だからこそ、木嶋佳苗のことを、ブスと言えるのだろうか

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    2025年10月10日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    北原さんの素直な感想がおもしろい…3人も人が亡くなっているから面白がってはいけないのだけど、騙す方もダメだけど、騙される方もな…という思い。そして、司法の緩いこと。推定無罪の法則があるというのに、確たる証拠がないのに死刑なのか。この記録を読む限り、納得できないな。特に裁判長がちょっと傾いているように感じた。

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    2025年08月01日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    BUTTERを読み主人公を知りたくて、コレを読んだ。
    死刑宣告されたけど、今も刑務所にいるのか思うと、今日はどんな服を着てるのか? 等どうでもいいことを考えてしまう自分がアホらしくなる・・

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    2025年03月16日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    木嶋佳苗は最後まで殺人を否認し続けていたので、事件を起こした動機とか何を考えていたのかということが裁判では全く解明できなかったんだという事がこの本を読んでわかった。やってませんと言っている人にどうしてやったんですか?と聞くのは愚問だ。
    100日というのは一般的な裁判期間としては長いらしいが、色んな証拠を持ってしても全ての真実が明らかになるということはなく、人間が人間を裁くことの難しさを感じた。
    しかし、木嶋佳苗って本当につかみどころのない女性だ。何となくこんなタイプの人かな?というイメージが持てないというか‥。出会ってすぐ大金を渡してしまう男達もよくわからないし。

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    2024年09月15日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    著者の経歴見て、女性向けアダルトグッズショップ代表?と思ったけど、思いの外文章が良かった。
    冒頭にも書いてある通り、法律云々の話より、裁判の状況が詳しく書いてあるのが面白い。「木嶋佳苗を囲む弁護士が彼女を守る取り巻きに見えた」など、木嶋佳苗を語るイメージが分かりやすく興味深く描かれている。
    著者はフェミニストなので、その視点からも事件を考察することができる。この事件を男女逆にしてみたら、騙された女性がもっと叩かれただろう、とか、自分に尽くしてくれる女性を求めた男性の勘違いを利用した事件、とか、確かに、、と納得してしまった。

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    2024年02月28日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    「butter」で参考にされた本として1番に書かれていたので興味があり読んだ。思った以上にbutterはこの事件と木嶋氏を忠実に書いていることがわかる。
    この本を読むまで知らなかったのだが、この事件の証拠が状況証拠のみだと思っていなかったので結構ビックリした。かつ、この傍聴記録そのままであるなら(嘘ではないと思うが主観もあるので)、裁判はかなりパフォーマンスありきで感情を動かせるかにかかっている印象になった。
    特に検事が警察官に「悔しくないんですか!?」と詰め寄るシーンは、いやまじそんなの公の場でやるなよ…そもそも悔しいってなんだよ…と思う。
    周りがヒートアップすることで、より一層、木嶋氏の凪

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    2023年12月22日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    読みやすいし、面白い。
    本当にただ3人のおしゃべりを横で聞いているようで、何か特段新しい気づきや発見はないのだけれど、こーゆーおしゃべりがそれぞれの著作につながるんだと思う。

    あ、フェミニズムはおしゃべりってみのりさんが書いていたことはとても好きで、「事件を自分に引きつけて考える女と切り離す男」という視点はジェンダーなのか個人差なのかこれは考えたい。

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    2023年06月08日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    木嶋佳苗、角田美代子、上田美由紀、下村早苗、畠山鈴香
    など毒婦をテーマに、
    フェミニストな論客3名でだべりまくる。

    女性は、男性を殺した女性犯罪者に自分を同一視するが、男性は女性を殺した犯罪者と自分はいかに違う存在かを力説するという。これは、女性が男性に力で圧せられていることへの反逆を、男性は弱い部分に付け込んでの卑劣な犯罪であることの嫌悪を感じているからなのかもしれない。

    また、一般的にモテる容姿ではない木島佳苗が圧倒的なケア力でモテていたというのも、なるほどと思った。

    3人のお話は、ある意味、暗黙知が共通的な立場の方々なので、話が通じあうことで、若干ヒートぎみに上っすべりになるところ

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    2022年07月03日
  • 佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

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    婚活殺人事件と言われた裁判の傍聴記録。
    状況証拠しかなく被告人は殺人については終始否認。
    不審死は6件あったが自殺と判断され3件の殺人により死刑判決。
    シリアルキラーと裁判所から判断された被告人であったが裁判中は冷静であった。

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    2021年12月09日
  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記

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    ネタバレ

    BUTTERを生々しくした感じのことが本当に起きてたという衝撃。

    あはん、いひん、うふんと喋る声を聞いてみたい…

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    2021年04月11日
  • 佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

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    BUTTERを読んで木嶋佳苗の事件について知りたいと思い読み始めた。
    以前別海から来た女を読んだが、その時よりリアリティがあって引き込まれた。
    著者の性別の違いか?

    裁判に関しては検察が泣いたりするんだ?とか、裁判長って、判決ってそんな感じでいいの?と思ったり。

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    2021年03月14日