村井純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでてなるほどと思うところがほとんどやったと思います。
「教育」と「医療」をまず最優先で
学校はたしかにインフラの中心なんです。
詳しいことはよく知らないですが学校は地域で区役所の次に堅牢な建物なんです。
だから区役所は災害対策本部になるし学校は避難所になるんです。
そういう意味で校長に競わせて速度を出させると。
学校が基地局になったらかなりインフラとして強いと思います。
「医療」は本当は真っ先にできるはずなんですよね。
オンライン診療とかコロナで進みました。
これから加速度的に進むと思います。
DXが進まないのは役所への不信感とあります。
もちろん個人情報漏洩とか反省しないといけないと -
Posted by ブクログ
インフラの一つと言えるインターネットについて、国内外で活躍された著者が語る一冊。
インターネットがなければ維持できない社会をインターネット文明と呼び、テクノロジーと共に生きる未来を提唱しています。
インターネットが何であるかの説明から始まり、多様性が無くなるか分断が起きるかの懸念、個人情報などの国内における扱い、外交としての技術、などが綴られています。
日本はインターネット先進国であって、それ程後れを取っている国ではないそうです。
各国が自国に合った方針で進めた結果としてアメリカが台頭しましたが、アメリカとの接続が切れたとしても地球規模のネットワークは維持されます。
インターネットが無い時代を -
Posted by ブクログ
文系出身でIT企業勤めのため、基本的な「コンピュータのしくみ」を本当に理解できているのか?雰囲気で分かったことにしていないか?とドキドキしながら読んだが、一応知らないことは書いてなくてホッとした。
文章として分かりやすく、重要な情報が短く平易な文章で書いてあるとは思うが、実際に小学生くらいの子がこれを読んでどこまで理解できるかは疑問。よく分かっている大人が書いているせいで、文章は平易だが、前提の説明がないと「突然なんの話??」となるような書き方もチラチラあった。ぜひ小学生の感想を聞きたい。
最初の「ふーんこんな分野もあるんだー」程度の導入としては充分役立ちそうだと思う。 -
Posted by ブクログ
本書はコンピュータやテクノロジーの進歩についても詳しく説明されているが、私たちの生活を支えてきた土台の根本的な変化について語ることを主たる目的としている。
その変化を端的に示すワードが"デジタル爆発"であるが、それは数々のチャンスと同時に、様々なリスクももたらしており、その急激な変化は、プライバシー、表現の自由、個人の自己管理可能性といった、これまで築かれてきた社会の適応能力を上回ってしまっている。
技術を活用した新たなサービスの登場、立法による規制とその予期せぬ副作用、訴訟及び判決の影響等、アメリカにおける近年の推移、動向が具体的に紹介されており、大変勉強になる。 -
Posted by ブクログ
日本のインターネットの第一人者である村井先生の書籍ということで読んでみた。
長年インターネットに携わっている村井先生の牧歌的な頃のインターネット黎明期の話はとても懐かしく感じた。
書籍の題名の通り、「インターネット文明」となっている現代において、民間では到底カバーしきれない国同士のインターネット政策については、何らかの対処が必要であると言う提言は、村井先生であるからこそ重みを感じた。
特に印象に残った箇所
•どんなに国家間の戦争状態だとしても、DNSサーバーを止めることはできない。インターネットは生命維持において、必要不可欠なものであるとのこと。
•インターネット上のある特定の地域だけを孤立