【感想・ネタバレ】DX時代に考える シン・インターネット(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

じつは日本でデジタル化が進んでいないのはなぜか? 2021年秋に発足するデジタル庁がやるべきことは? 「日本のインターネットの父」と「天才プログラマー」が語るインターネットの未来。日々、IT、DXによって世界が激しく進歩、変化するなか、インターネット文化の普及、インフラの充実に貢献し続ける村井純と日本のデジタルを支え続ける竹中直純が対談。日本のインターネットを総括し、「この国のデジタルのかたち」について語り尽くす。

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Posted by ブクログ

村井さんの深いところの話がたくさん読めて面白かった。
インターネットで日本語が使えるようにしなくてはと動いたこと
電子出版とネットで一石二鳥だったこと
海外ではマンガがしばらく左右反対で流通していたこと
データ保存に関すること
などなど、興味深く読みました。
そして日本が果たす役割についての期待も書かれ、これまでの数々の楽観的観測のエピソードも村井さんらしさなんだと思いました。
ntさんのこともあまり知る機会がなかったので、いろいろ思い出した。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

読んでてなるほどと思うところがほとんどやったと思います。

「教育」と「医療」をまず最優先で
学校はたしかにインフラの中心なんです。
詳しいことはよく知らないですが学校は地域で区役所の次に堅牢な建物なんです。
だから区役所は災害対策本部になるし学校は避難所になるんです。
そういう意味で校長に競わせて速度を出させると。
学校が基地局になったらかなりインフラとして強いと思います。
「医療」は本当は真っ先にできるはずなんですよね。
オンライン診療とかコロナで進みました。
これから加速度的に進むと思います。

DXが進まないのは役所への不信感とあります。
もちろん個人情報漏洩とか反省しないといけないと思います。
ただこう言う議論するときに必ず「役所がごまかす」とか言われますがどれだけの割合なんでしょうね。
そこってあげつらえばあげつらうほど進まないと思うんですけどね。

ただ「日本の役所は優しすぎる」ってどういうことやろと思いました。
もちろんメールすら使えない人がいるから郵便対応しているのは事実としてあります。
しかし郵便物を封も開けずにくる来庁者対応があるという事実をご存知なのかなと。
そういう人にネットの使い方教えてどうなるんやろと。
ATMすら使えないから現金受け取り希望する人もいるのに。

でも「できる人に合わせる」という思考を否定してるわけではありません。
マイナンバーカードと通帳を紐付けて給付と徴税に活かすという発想は大賛成です。
ただ「できる人にはほとんど時間かからない」ですが「できない人には時間がかかる」という事実を無視しないでほしいです。
人員積算で「できる人」に合わせると僕は部下に「できない人」に「できるようになってください」と指導するように言わざるを得ないので。
これは誰も取りこぼさないと言ってるSDG'sに反しますよね。

パソコンにもレガシーデバイスってありましたがここ10数年で通信環境もレガシーデバイスと併存になってしまってるんですよね。
早くWi-Fiを導入したところほど通信機器の更新が課題になっていると。
1番負荷がかかる時間に合わせて回線を太くしておく必要があります。
今やったらテレワークもありますし。
休日はサブスクでアニメ見たりしますしね。
実際この辺は次の改修を見越して導入しないといけない時代なんでしょうね。
10年一昔…

「これからはインターネットを使って良いことをして生きようよ」
本書を読んで感動したところです。
日本がリーダーシップを取れるんじゃないかと。
日本人の気質がインターネットに合うと。
著者の方々がインターネットで日本語を使えるようにしていただいて本当に感謝します。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

タイトルに色々と盛り込まれていて、
・DX時代→デジタル庁など、今置かれている社会の構造を変えること
・シン・インターネット→既存のインターネットを改めて再定義すること
といった進めるべき論点を整理して俯瞰的に見ることができたことができました。
それも雑談のような軽妙な会話のやり取りが本当に側で聞いているかのように、読みやすく、いい本だなーと思います。
そして、常に前向きに課題に取り組む姿勢は貫かれていて、そこはなかなか断絶にも近い感じもあり、この前向きな気持ちがあまねく社会に広がっていくといいのに、と感じます。

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2021年11月27日

Posted by ブクログ

“日本のインターネットの父”村井純と“天才プログラマー”竹中直純の対談本。昨今よく言われる日本のデジタル化の遅れについてインフラとサービスの話をきちんと分けている点からして凡百の議論とは一線を画している。ここ数年荒れ続けるインターネット空間だが、村井先生の未来予想を読んで少し元気を貰えた。あと日本の漫画を推しているのも興味深い。

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2021年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本のインターネットの父と称される村井純と天才プログラマーの竹中直純による対談。

13歳違いの両者の先輩、後輩関係が言葉遣い(俺と僕)に表れており面白い。
以下は私の備忘録。
・コロナ拡大時にリモートワークで電波が繋がりにくかったのは、集合住宅での電波の奪い合いと、Wi-Fi2.4GHzの周波数が乱れやすい性質にある( 5 GHzは繋がりやすい)
・コンピューター黎明期でのソフトウェアの汎用性を推進したのがオープンソフトウェアの元祖、ユニックス
・WWW(URL)はネット検索は世紀の大発明
・英語オンリーのネットの世界を日本語を含めた多言語化したのが村井純氏の功績
・フランスや外国の書籍は左開き(日本と反対)だったので、「キャプテン翼」では印刷が反転して左利き足の選手が多くなったので、ネイマールは日本のサッカー選手は左利きが多いと思っていたらしい(2013年以後は右開きとなった)
・暗号通貨は、犯罪に悪用される(身代金の支払いをビットコインにすればお金の流れが把握しづらく、どこでも換金できる)

さらに、今も話題のネット規制の問題点もこの対談でも取り上げている。両者の基本スタンスは、「ネットでイジメが起きて自殺者がでた」⇒「ネット規制」という方向ではなく、「イジメが起きないクラスをつくる」のが正解としている。
とはいえ、ネットの中毒性は広告収入のため意図的にネット滞在時間を伸ばそうとするIT会社の基本戦略でもあり、便利さに伴う負の側面にも目を向けるべき。特に近年、判断力の乏しい若年層対策として、スマホ閲覧時間の制限などが各国で実施され始めている。
また、本書には取り上げられていないが、日本のコンピューターウイルスからの脆弱性(理由と対策)にも言及して欲しかった。

【村井 純(1955年3月29日 - )は、工学博士(慶應義塾大学・1987年取得)。専門は情報工学(コンピュータネットワーク)。慶應義塾大学教授(有期)、慶應義塾大学名誉教授。JUNET設立者。WIDEプロジェクトFounder。デジタル庁顧問。
父は、教育学者で慶應義塾大学名誉教授の村井実。母は、音楽学者でフェリス女学院大学名誉教授の村井範子。外祖父(母方の祖父)は、教育学者で広島大学名誉教授の長田新。日本におけるインターネット黎明期からインターネットの技術基盤作り、運用、啓蒙活動等に関わり続けている。インターネットが日本国内で一般開放・商業利用された1993年にはインターネットイニシアティブ (IIJ) 特別技術顧問やJPNICの理事長に就任するなどネット普及期に貢献を続けて1995年の新語・流行語大賞に「インターネット」でトップテン入賞し、受賞した。「日本のインターネットの父」とされ、「ミスター・インターネット」と呼ばれることもある。英語圏では「インターネット・サムライ」のニックネームを持つ。
広域ネットワーク上で日本語を使えるようにすることにも尽力し、UNIXやC言語を国際化する動きと連携をとりながら、英語中心だった初期のインターネットを多言語対応へと導いた。
1995年より東南アジアの研究教育ネットワークの開発、発展に尽力し、東南アジア各国のインターネットを牽引する研究運用人材を多数輩出。
2000年から2009年及び2012年から2021年、内閣高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)有識者本部員[2] として、e-Japanの実現に向けた数々の提言と施策の推進に貢献したほか、内閣府のみならず、各省庁委員会の主査や委員を多数務める。2020年10月より内閣官房参与(デジタル政策担当)。2021年9月よりデジタル庁顧問。
2007年8月2日総務省の諮問機関である情報通信審議会において、「コピーワンス」(デジタル放送の著作権保護方式)の代わりに子コピー9回、10回目にムーブという「ダビング10」を提案した。(ウィキペディア)】

【竹中 直純(1968年〈昭和43年〉8月15日 - )はハンドルネームはnt。eチケット・2ちゃんねる検索・モリタポ・コッソリアンケート・レコミュニ(現OTOTOY)・BCCKSなど、多くの電子商取引・電子通貨・音楽配信などの設計・システム開発に携わった。
福井県敦賀市出身。大阪府立大学総合科学部中退。イレギュラーズアンドパートナーズ(I&P)取締役、未来検索ブラジル代表取締役社長(創業者)大統領、株式会社東京産業新聞社代表取締役社長、タワーレコード取締役兼最高技術責任者(グループCTO)、ナップスタージャパン取締役、2ちゃんねるIRC管理人、ニワンゴ取締役などを歴任。
現在はディジティ・ミニミ代表取締役社長(1997年6月の創業より関わる)、未来検索ブラジル代表取締役、東京プラス取締役、武蔵野美術大学非常勤講師、株式会社BCCKS取締役(創業に関わる)、オトトイ代表取締役(創業に関わる)、デジタル・スタジアム(NHKBS2)で2003年からキュレーターなどを務めている。
1990年代中盤から2000年まで坂本龍一のインターネット上での表現活動(「D&L Tour」「f」「Trio Tour」「LIFE」など)をサポートした。 村上龍とも交流があり、『希望の国のエクソダス』の主人公の一部は竹中直純をモチーフにしている。 また川端裕人の『The S.O.U.P.』にも執筆協力をしている。 音楽(特にテクノ)とガンダムと自転車とフルーツを好み、アートに造詣が深い。 サイバーエージェントの藤田晋と同じ、福井県立武生高等学校出身である。 2009年3月、NHK BS1の報道番組『今日の世界』でTwitterが特集され紹介された時のコメンテーターである。(ウィキペディア)】

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2026年08月02日

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