羽田正のレビュー一覧

  • 興亡の世界史 東インド会社とアジアの海

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    ポルトガル、オランダ、イギリス、そしてフランスにおいて設立された東インド会社は、ヨーロッパとアジアを結び、世界が一つとなる機運を作り上げた。その歴史を、ときにヨーロッパから、時にインドから、そして東インド会社の勢力の東端と言える日本から、縦横無尽に語りつくす一冊。インドにおける、現在でいうところの国籍にはとらわれない「海の帝国」と、日本をはじめとする東アジアにおける内と外を区別し陸の支配を重視する「陸の帝国」の対比も面白い。

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    2018年11月17日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    ヨーロッパ中心主義からの脱却、ますますグローバル化する世界の中での「歴史」の意義を考えなければならない。

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    2014年10月07日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    時代ごとの人の集団のうごきの断面図をそれぞれにつくっていくこと
    銀河鉄道の夜の「それぞれ時代の地理の本」のイメージに近く思える。

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    2013年05月14日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    現行の世界史の問題点を挙げ、「新しい世界史」の構想を打ち立てた本。

    現行の世界史には、①日本人の世界史であること、②自と他の区別や違いを強調していること、③ヨーロッパ中心史観から自由でない、という問題点がある。

    私たちが世界市民の一人であることを理解できるような世界史にするために、著者は、これらの状況から脱却する必要があると述べる。

    たしかに高校世界史の大半はヨーロッパ関連にあてられているし、学生はそれが中心のように思うだろう。
    各国でどういった教育をするかということは、国際社会において大きなファクターになる。今後が注目されるところ。

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    2013年05月12日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    これまでの世界史がヨーロッパ中心だったことは事実だ.地球全体の歴史をまとめるという構想は素晴らしいアイデアだと思うが,具体的な記述を早く読んでみたいものだ.

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    2012年07月25日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    世界は一つ。そのことを世界史を通して実現させよう。そんな著者の思いが伝わってきた。世界史に関して全く無知であるが、それぞれの国がそれぞれの立場の歴史観でもって歴史を語る現状打開に向けての意気込みが伝わり、世界史を改めて勉強したくなった。

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    2011年11月29日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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     グローバル化がすすみ,ますます一体となる現代世界において,「地球市民」による「新しい世界史」のあり方を提起した書。
     これまでの学校教育の世界史は,時系列による各国の歴史であり,またヨーロッパが中心であることに,さしたる疑問も持たずに慣れ親しんできた。
     しかし著者はこれらを取っ払い,「人間集団間の総合的な比較によってある時代の世界の見取り図を描く」ことが必要であるとした。つまり世界史を時系列で捉えるのではなく,現代世界との対比を重視し,横との関連性を重視していくというのだ。この手法には,正直なところ難解に感じた。だが著者も述べているが,具体的な議論はこれからであろう。刺激と可能性に満ちた内容であり,世界史を教える教員は一読すべきだと思う。

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    2011年11月29日
  • 世界の歴史(3) 秦・漢とローマ──古代の大帝国 紀元前二〇〇~紀元後四〇〇年

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    相変わらず楽しみながらは読めない。
    勉強だと思って読んでる。
    一つでも覚えればいいくらいに思ってる。
    今まで3冊読んだけど古代の人の技術の高さに驚くことばかり。
    人間の知恵と技術の素晴らしさもよくわかるが、文明が発達する所に戦もあり、昔から戦争のない世の中はないことを思い知らされる

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    2026年08月27日
  • 世界の歴史(2) 古代社会と思想家たち 紀元前六〇〇~紀元元年

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    高校の時に世界史を選択しなかったことを後悔。
    ちんぷんかんぷん。
    全く覚えれないけど、それでもとりあえず読もう…と思い読んだ。
    難しい!

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    2026年08月26日
  • 世界の歴史(15) 世界恐慌と民族運動 一九一九~一九三九年

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    読む『映像の世紀』。ドイツのシュトレーゼマンや、ルーズベルトのあつかいけっこうでかい(エレノアさんも登場)。

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    2023年04月29日
  • 世界の歴史(14) 第一次世界大戦とアジアの動向 一九〇〇~一九一九年

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    最近手に取る漫画・映画・小説が第一次世界近辺が舞台で、勉強がてら手にとった。とっつきやすかったけれど、人の名前が覚えられないのが己のポンコツさが浮き彫りになってしまった。「帝国」がろくなもんじゃないってのと、第一次世界大戦近辺におきた革命と蜂起が間違いなく現代を片付くっているんだけれど、人が死にすぎだよな。

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    2023年02月11日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    歴史学とは何かとか、歴史学者が歴史というものをどのように捉えているかの一端を知れる本。

    自分は高校生のころ歴史というとただ年号を覚える暗記科目といったイメージしか持っていなかったが、そうではなく過去の失敗や教訓を現代や未来に活かそうとする学問なのだと理解した。

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    2022年07月22日
  • 世界の歴史(1) 人類誕生と古代の王国 七〇〇万年前~紀元前六〇〇年

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    学校で学んだ「世界史」から、表記や発音等が、ずいぶんと変わっていることが興味深かった。各地の「古代」文明の概観を、手堅くまとめている印象がある。全20巻を通読してもよいという感触を得た。

    プロット執筆、監修:
    ①②小泉龍人
    ③辻明日香
    ④堀田和義
    作画:亜円堂
    シナリオ:藤田毅

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    2022年03月21日
  • 興亡の世界史 東インド会社とアジアの海

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     世界で初の株式会社と言われる東インド会社。

     若い時、株屋で営業の仕事をしていたものの、歴史については全く不勉強だったため、「君、東インド会社、知っているよね?」とお客様に問われても、「はい、全く知りません!」と自信満々に断言して笑いを取るくらいしかできなかったものです。

     年を経て改めて歴史を学んでみると、なんと東インド会社が一つではない!驚きました(レベル低くてごめんなさい) イギリス、オランダ、フランスが類似のコンセプトの会社を(中身は違うけど)営んでいました。

     本作品は、そのような東インド会社について詳述した読み応えのある作品です。

     本作でためになったのは、東インド会社が隆盛を極め衰退していった時代を、各会社ごとにヒストリカルに見るのみならず、時に会社を並列に比較したり、同時代を横でヨーロッパ、東アジア・日本と、俯瞰する試みも行っていることです。縦横無尽。

     長崎の出島は、江戸時代はオランダとの貿易拠点であったことは多くの方がご存じだと思います。でも、その時のオランダはじめヨーロッパや他のアジア地域がどのような状況であったかは、なかなかピンとこないのではと思います。
     スペイン継承戦争や宗教改革を背景にイギリスの私掠船が増加、オランダはアジアとの独自の交易ルートが必要になりました。東シナ海では鎖国をしている日本の沖合で倭寇が存在感を示し、明の海禁令をよそに貿易業に勤しむ。列強は時に武力で、時に乞われて、インド、マレーシア、インドネシアに拠点を構え、交易を盛んにし、アジアでは東西が混じりゆく社会が形成されつつあった、などです。
     このような、いわゆる「横串」で歴史を見ると、歴史のうねりのようなものが感じられ面白いなと思います。
     
     もう一つ本作のカバレッジで興味を引いたのは、西洋の進出と共に必然的に生まれてくる混血児やその二世など、マージナルな方々の記録にスポットをあてていることです。
     本文ではイタリア人を父としたお春について記述しています。父親が亡くなったとたん、母・姉とともにバタヴィア(ジャカルタ)に流刑。しかし、お春はその後同じような混血児と結婚し使用人を9人使うほどの生活を営んだそう。もう一つの例は、長崎オランダ商館長と日本人女性のもとに生まれたコルネリア。このケースも父親の死後にバタヴィアに流刑(母親は再婚しており本人のみ)。本人はその後オランダ人と結婚し、財を成し、夫の死後に再婚したものの、再婚した夫と財産権でもめて最後にはオランダで裁判までしたそうです。
     400年も前にハーフが経験したダイナミックな逸話に驚くとともに、その苦労や苦難が偲ばれます。自分も外国人の連れ合いを得、ママ友達のイジリ以上いじめ以下の発言を耳にしていたので、ハーフの方々の生き方に自分の子供達の行く末を重ねつつ、シンパシーを感じながら読んでしまいました。

    ・・・

     上記は内容の本の一部しか案内していませんが、それ以外にも大航海時代の先駆けとなったポルトガル商人(相当なワルです)やイエズス会(上智大学)、また彼らとムスリム商人とのやり取りなど、東インド会社の航路に当たる国々との音信も描かれています。内容はてんこ盛りなのですが、ボリュームがあり過ぎなのか、後半の7, 8章でややダレた印象がありました。

     冒頭でも述べましたが、世界初の株式会社ですが、株とか金融という観点では特段みるものはないと感じました(へーなるほどという感じ)。寧ろ商社の本性やその暴力性を見て取る好材料であると感じました。勿論、歴史の読み物として純然たる歴史ファンには諸手を挙げてお勧めできます。

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    2021年06月26日
  • 〈イスラーム世界〉とは何か 「新しい世界史」を描く

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     本書は2005年に刊行された「イスラーム世界の創造」の改訂文庫版である。
     イスラム教やムスリムを語る際、安易に、ひと括りに「イスラーム世界」と表現しないよう注意を促している。
     「イスラーム世界」という語は、①概念としてのムスリム共同体(ムスリムが理想として頭に描く実体を持たない理念的な空間)という定義において用いるべきであると。「イスラーム世界」としてひと括りに用いるべきでない定義として、②イスラーム諸国会議機構、③ムスリムが多数を占める地域、④ムスリム支配者が統治し、イスラム法が施行されている地域であると。
     「イスラーム世界」とは、イスラム教が純粋に内包する精神世界を指す場合に限り用いるべきであるということだ。

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    2021年03月05日
  • イラン史

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     本書は「西アジア史2イラン・トルコ」(2002,山川出版社)のイラン部分の抜粋・再編集版とのこと。初学者にはもう少し年表や地図などで細かく解説していただければありがたい。
     それにしてもペルシヤやインドなどの人名はスッと頭に入らないので厄介だが、西アジアや中央アジアの人々の生活・文化には魅力を感じるので、しばらく学ぶ努力をしたい。
     後進の研究者による本書のさらなるブラッシュアップを期待したい。

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    2021年02月07日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』は当然参照されるだろうと予想していたが、川北稔『砂糖の世界史』も登場してきたのは、興味深かった。

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    2020年12月11日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    「新しい世界史」ってなんだろう……そんな軽い興味から手に取った一冊。これまでの歴史学で無自覚に濫用されてきた「ヨーロッパ」と「非ヨーロッパ」という歴史の捉え方に著者は異を唱え、新たな視点を提案している。問題点の指摘やその重大性は十分に理解できるものの、抽象的な記述が延々と続き、退屈。「新たな視点」を導入して得られるであろう具体的な記述がもっと欲しい。誰に向けて書かれた内容であるかが見えにくかった。

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    2020年05月03日
  • 興亡の世界史 東インド会社とアジアの海

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    東インド会社を通してみる世界史。貿易のダイナミズムに弾みがつき、世界経済のグローバル化の起点になったことがわかる。

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    2019年01月31日
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想

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    思ったほど驚くようなことはなく、流し読みになった。高校生などには勧めたい本。
    これまでの世界史のとらえ方、特にヨ―ロッパ中心史観を改革する必要と方法について多くの紙幅を割いている。その主張には概ね賛同する。
    しかしながら、隔靴掻痒というか、、、
    現代世界でいわゆる「欧米」がいかに主導的役割を占め続けているか、それが「ヨ―ロッパ亅中心史観の原因であることに触れないように書いているあたりに不満を持った。
    理想だけを優等生的に書いているようで、これでは「ヨーロッパ」を解体することは叶わないのではと、歯痒い気がするのである。

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    2018年08月04日