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米国中心の国際秩序の中で「テロ国家」認定を受け孤立化してきたイラン。近年、中国とのパートナーシップを模索するなど今後の国際関係を考える上で大きな鍵となり得る同国について、主権国民国家となる以前の動きも含めて歴史をたどる。
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Posted by ブクログ
【日本語での「日本史」とは、ある一定の空間に生きた人々(日本人)の過去を言語や文化も含めて通時代的に整理してたどることを意味する。同様のスタイルを「イラン史」に求めることは非常に難しい】(文中より引用) 近代国家としてのイラン、そしてそこに至るまでのイラン・中央アジア地域の歴史を概括した作品。編者...続きを読むは、『新しい世界史へ』などの羽田正。 教科書的にイランの歴史について考えることができる一冊。そもそも「イランの歴史とはどこからどこまでを指すか」という点から解説してくれるため、認識を形作る上での補助線も丁寧に引いてくれている印象を受けました。 慣れないカタカナが多いですが☆5つ
本書は「西アジア史2イラン・トルコ」(2002,山川出版社)のイラン部分の抜粋・再編集版とのこと。初学者にはもう少し年表や地図などで細かく解説していただければありがたい。 それにしてもペルシヤやインドなどの人名はスッと頭に入らないので厄介だが、西アジアや中央アジアの人々の生活・文化には魅力を感じ...続きを読むるので、しばらく学ぶ努力をしたい。 後進の研究者による本書のさらなるブラッシュアップを期待したい。
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