VOFANのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ阿良々木暦と忍野忍のツーマンセルと、八九寺真宵の物語。宿題が出来てない阿良々木が、夏休み終わりに、一日だけでも戻れば、と思って忍に連れて来られた先は、十一年前、八九寺の命日の一日前。何のためにこの日にきたのか。考えて取った行動。そしてその結果の十一年後。
後でネタがわかってしまえば、なーんだ、で終わる話ではあるけど、八九寺一人助けたことでそこまで?! の展開。かなり騙された気分。ラストでは真宵ちゃんの本音も聞けて、やっぱりこの世界に生きて良かったんだなっていうオチ。阿良々木さんに会えて良かった、と言われたのが一番の救いじゃないかな。 -
Posted by ブクログ
阿良々木暦の大学生時代の話。
忍を吸血鬼にした、おおもとが絡んでくる。
どうでもいいけど、直江津高校は読みにくい名前ばっかりだなww
学校の先生は毎年うんざりであろうと…。
と、斜め上は置いておいて、まぁこれはこれで一種のはぐらかしなんだろう。インパクトのありすぎる名前も、それが多数になると埋もれる。埋もれることでただの記号になる。が、自己主張する記号だ。
なんといえばいいか。絵文字で使われるビックリマークみたいな。色が赤だったり、モーションで動いたり、ビックリマークであることは間違いないのに、へんに自己主張している。
うん。そんな感じ。
で、そうい -
Posted by ブクログ
ネタバレ過去から未来へと繋がっている、まさにオフシーズン。
特に、「あせろらボナペティ」は、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが吸血鬼になる前、勝手に人が死んでいく呪いのようなものを持っていた人間の頃の話で、語り部で吸血鬼のデストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターの生き方や矜持が面白かった。
ラストにトリックも仕掛けており、文章も読みやすく、これぞ西尾維新の文体だった。
「つばさスリーピング」も、忍野メメを暦のピンチに助けさせようとした翼の対吸血鬼との冒険譚が面白かった。
「あせろらボナペティ」を読むと、忍の口調のわけがわかって、スーサイドマスターとちゃんと忍と再会して欲し -
Posted by ブクログ
2017/5/14
物語シリーズのなかで一番好きなエピソード。
「人間らしさ」を取り戻すが故の、炎の物語。
アニメの出来が素晴らしく忠実なのもあり、すんなりと入ってきました。
羽川の異常性はほかの人が指摘しているも、自覚して受け入れる
自分自身と向き合う物語であれど、そのシーンが来るのは
ほんとうに最後の最後。
長い間続いた、自身の異常と、"白い"こととの決別
人間としての成長物語。
"白さ"を表すこと、理解させることはとても難しいし、そもそもその発想すら容易なものではない。
聖人であり、賢者の立ち位置にあっても、その正体はただの少女。
それ -
Posted by ブクログ
・ぜんかマーメイド
直江津署風説課の人魚の周防全歌と、河川敷で5人の子供が溺れた事件の調査を行う。
・のぞみゴーレム
ゴーレムの兆間臨と、直江津高校の下校生徒が背中を切り付けられた事件の調査。扇ちゃんにヒントをもらう。
・みとめウルフ
人狼の再埼みとめは、羽川翼の帰国の警護に駆り出される。が、厳重にホテルで警護されているはずの羽川はなぜか阿良々木家に来ていた。自分の痕跡を消すため。。。
・つづらヒューマン
怪異を感じたことがない甲賀葛、風説課のトップとして阿良々木暦に推薦状を出す。ひたぎとの喧嘩の決着はあっけないほど予定調和に。結婚式は北白蛇神社で行う予定。 -
Posted by ブクログ
「100パーセント趣味で書かれた将来」
って、箱にはってるぐらいなので。
大学卒業した暦が語る物語。
相変わらず、怪異がそばにあります。つか、それか、そこに就職ですか? しかも、その試験受かって。
と、色々驚愕。
まあそれでも無事に大学卒業できてよかったね、って思ってたら、暦くんをうちのめす一言。
いやあ、ひどい。
維新センセ、ひどすぎるww
新キャラも色々いますが、なじみもでてきます。
で、羽川がすごいことになっていて…。
思えば、彼女は<否定>の人だったなと思うのである。
決め台詞の「何でもは知らない。知ってることだけ知っている」ってま