盛口満のレビュー一覧

  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    学生時代、化学は暗記が多いし、楽しさを見いだすきっかけが見つからなかったから苦手で何かと回避してました。
    それが、生活のあれこれと結びつくものだと実感できるとこんなにも面白く感じられるものとは!
    ただ、もしかしたら学生時代にこの本を読んでもそこまでではなかったかも。
    主婦として家事を日々やるようになったからこそ、おばあ達と共鳴(?)できるのかもしれないです。
    今なら自分も1つの実験から日常に即した興味関心がどんどん派生していけそうです。

    おばあ達の体験談には戦中戦後の話が多く、生活史としても貴重な話が多いように感じました。

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    2022年09月16日
  • 身近な自然の観察図鑑

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    広く浅く動物、虫、キノコ、貝、植物などの観察方法、視点が知れる。カタツムリが陸上で生活するようになった貝というのは初めて知った。

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    2021年10月28日
  • ゲッチョ先生と行く 沖縄自然探検

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    こんなおじさんがいて、多感な子ども時代に案内してくれたら、人生変わること間違いなし。
    私は、30代の時に仕事で某動物カメラマンに沖縄本島各地を案内していただいたことがあるが、かつての貴重な体験を追想しながら読んだ。あちこちいけない時期だからこそ、味わい深い一冊に思える。

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    2021年09月30日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    ゲッチョ先生の本は生物(植物、菌類、昆虫、動物など)ばかりだったので(多分。私が読んだ・見たところでは)、理科の先生だと知っていても「化学」は意外な感じがした。
    が、読んでみると、さすがゲッチョ先生、化学でも切り口が面白い。
    沖縄の夜間中学で「おばあ」たちに化学を教えた体験から書かれた本で、おばあたちは正式に化学を学んだことは今までなかったわけだが、アメリカ統治時代を生き抜いてきた人たちだから、人生経験、生活体験が豊富で、ゲッチョ先生の問いかけに具体的な反応をしてくれるのがいい。ある意味、おばあたちも先生なのである。おばあたちの経験にゲッチョ先生が化学的裏付けをしてくれる。
    『ロウソクの科学』

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    2020年03月08日
  • ゲッチョ先生のトンデモ昆虫記 セミチョコはいかが?

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    ゲッチョ先生の本はどれも面白いので生物好きにはおすすめ。今回はポプラ社から出ているので、数年で買えなくなることもないだろう。
    ゲッチョ先生は絵がプロ並なので、いつも表紙も自分で描いているが、この本は珍しく別の人(藤原徹司)。表紙に人間がいるのが新鮮。ゲッチョ先生と仲間たちが描かれており、知っている人が見れば誰だか分かるだろう。
    内容は読みやすいものの、いきなりジャンプする蛆から始まるので、ハードルは高い。虫ぎらいの人にはかなりキツイかも。さらに内容は虫を採ってきて食べるという方向で進む。ゴキブリも詳しく書いてある。
    『野菜探検記』や『ネコジャラシのポップコーン』でも野菜の原種や様々な植物を食べ

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    2019年08月15日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    「ほぼ日」で紹介されていて読みたいと思った本。

    すごくおもしろかったです。
    著者が沖縄の夜間中学校で実際におこなった理科の授業を文字に起こしたもので、この時の生徒の多くは戦争で学校に行けなかったおばあさんたち。
    その日の授業のトピックに導かれて、連想ゲームのように生徒たちから飛び出す昔話がびっくりするくらいおもしろい。ただの「化学についての読み物」というだけじゃない、不思議な魅力にあふれた本です。

    本のテーマはあくまでも「化学」だから、生徒たち一人一人の顔までは詳しく見えてこないのですが、それでいて、ときどき、戦争による大混乱の沖縄で懸命に生きている人々の姿がふっと目に浮かびます。
    え?っ

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    2019年05月31日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    学校に通えなかった沖縄のおばあに夜間中学で化学を教える作者。化学はものの学問。「へぇー」ではなく、「あぁ」と思わせる。生活や身近な物の学問である化学に魅力を感じるとともに、人に物を伝えたり教えたりする難しさと面白さを感じた。
    ジュニア新書であり、これから化学を学ぶ学生やいま勉強している学生、教員を目指す学生はもちろん、我々おっさんも、あれって化学のこのことだったのか、とか、共感するつたえかたとか、学ぶところは多い。

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    2019年01月19日
  • 身近な自然の観察図鑑

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    現代人の生活の中で、身近な自然って何だろう。
    本書では、それを次のようにいう。
    里山、というのは、まあ当然として。
    道端や公園、街頭、スーパー、そして家の中!
    現代の都市でさえ、目を凝らせばそこにいろいろな植物、昆虫、動物が見られるし、気をつけてみることで、世界の見方も変わってくる。
    本書のメッセージは、そのあたりにある。

    紙魚は、本読みである私にとって、字面ではなじみ深い虫。
    で、どんなものか、恥ずかしながら今まで知らなかった。
    本書を見て、ああああ!これかあ!!と思った。
    うん、見たことある。
    ああ、うちにも居たんだあ_| ̄|○

    雑草と小品作物の関係の話も面白かった。
    人間に有用なとく

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    2017年12月16日
  • ドングリの謎 ──拾って、食べて、考えた

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    ネタバレ

    いい本です。
    解説でチチ松村さんが書いておられるように、
    著者の盛口さんは、ゆっくりとしっかり物事を
    考え、調べていく(現地をめぐり、試す)スペシャリストだと思います。
    本書では、それが「ドングリ」なのです。
    私は、授業で作っている「ドングリクッキー」から
    この本を手に取りましたが、
    あまり興味がなくても読後は、「ドングリ」を見たり、食べたり
    したくなること請け合いです。

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    2012年01月17日
  • ドングリの謎 ──拾って、食べて、考えた

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    どんぐりといえば誰しも子どもの頃集めたりするものだと思うけれど、行き着くところまで行くとこの本のような状況になるのですね。
    どんぐりのために遠くまで行く(ボルネオ、沖縄への移住)
    どんぐりを集め続ける(子どもの頃からダンボール箱何箱も…)
    どんぐりを食べる(単にたべるだけでなく、調理までする)
    どんぐりについて教える(著者が教師なので、生徒達と一緒にどんぐりについて考える)
    自然科学系の人ははまり込み方が極端で読んでいる分には面白いのだけれど、マネはできませんね。

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    2011年12月13日
  • ドングリの謎 ──拾って、食べて、考えた

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    ネタバレ

    今年はドングリに非常に縁があるので、読んでみました。

    子どもの頃、ドングリから白い幼虫がコンニチワして、
    悲鳴をあげたことがありますが、読んでいるうちに
    ドングリに入ってる虫の生態まで、面白くなりました。
    拾ってきたドングリを 良く見ると・・・なるほど、虫穴発見。
    本にある通りで関心しました。
    拾ったり、食べたり、研究したり、実験したり、
    大人が遊べる、ドングリの本でした。

    ウチのドングリちゃんたちは、
    もうちゃんと虫処理してあるので、虫はでてきません(笑)

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    2022年03月05日
  • マイマイは美味いのか 人とカタツムリの関係史

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    タイトルと内容が、かみ合っていないなあという印象。
    食料用にと輸入されたアフリカマイマイなどの話や、戦前戦中戦後にカタツムリが食べられていたことなどが扱われているのだが、主たる内容はどちらかというと民俗学的な内容なので、『美味いのか?』という問いかけとかみ合っていなかったと思う。とはいえ、サブタイトルに『人とカタツムリの関係史』とあるので、こちらの方がしっくりとする。
    取り上げられているカタツムリについても沖縄を中心として話が展開するため、偏りを感じてしまった。
    オーディブルで聴覚した『歌うカタツムリ』について取り上げていて、なんか知己に思わず出会ったみたいで面白かった。

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    2023年08月22日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    普段自分がやっていたり目にしたりする作業や活動の中にはサイエンスがたくさん詰まっていて、そのほとんどをサイエンスで説明できる。
    それらは深堀していくと結構難しかったりするのだけど、そういった知見を沢山持っていると生きてる上で絶対楽しいし日々の生活に役に立つから、(いまからですが)生涯学び続けていきたいなあと思った!

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    2022年12月17日
  • ゲッチョ先生と行く 沖縄自然探検

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    石垣島の書店で旅行最終日に購入。
    もう少し早く読んでおけば、旅行中に見える景色も変わったものになっていたかも知れない。
    生き物を、それも普段沖縄以外に住む人間には馴染みの無い生き物について紹介する以上、耳慣れない名詞が多数登場することは避けようがないが、イラストを多用しつつなるべく読み手が読みやすいように工夫されているように感じた。
    欲を言えばカラーだとより分かりやすかっただろうが、図鑑ではない以上それは高望みがすぎるというものだろう。

    なお、本書は、沖縄に住むおじさんが、東京で暮らしている姉弟に島々の自然を紹介するという形態をとっているもののその試みが成功しているかは疑問。

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    2022年08月19日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    身近なものから化学を学ぶ沖縄の夜間中学での授業を基本に書かれた本
    化学に興味がある人はよんで実験してみたり
    子供と一緒に実験したら面白いんじゃないかな

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    2021年08月30日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    ネタバレ

    Q、化学って何?

    A、"もの"の学問。
    "化学"変化=もとの"もの"とすっかり変わって、
    簡単にはもとにもどらない変化

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    2019年10月07日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    日常と化学をつなぐ授業。それは簡単なようでそれほど簡単ではなさそうです。聞き手が新しい若い生徒ならともかく、人生経験も年齢も違う「生徒」が相手ならなおさら。いろいろと学ぶことの多い一冊。

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    2019年05月02日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    沖縄に移住したゲッチョ先生、夜間中学で化学を教えます。そこでの生徒は、沖縄のオバアやオジイたちと外国人。実生活に沿った実験と授業で大いに盛り上がった様子。生活での体験を科学的に説明し、生徒たちも楽しく理解できているようだ。
    ゲッチョ先生は、埼玉での中高での授業も楽しくわかりやすかったのだろうなあ。

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    2019年04月06日
  • 生き物の描き方 自然観察の技法

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    スケッチの方法の説明というよりも自然観察の楽しさについて書かれた本(描き方の話ももちろん入っているけど)

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    2019年05月21日
  • フライドチキンの恐竜学 食卓の骨には進化のナゾがつまっている

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    [ 内容 ]
    鳥の骨格標本を子どもたちに見せても、恐竜を連想することはなかった。
    でも、鳥たちは恐竜そのものだという学説まであるのは、なぜだろう?
    著者がライフワークとする「骨の学校」を通して、鳥たちと恐竜との接点を探ってみると、身近なフライドチキンにも進化の謎が見え隠れし、鳥たちの多様な生き様が見えてきた。
    恐竜と鳥との比較ばかりではなく、生き物が持つ“れきし”と“くらし”の進化論をひもとく。

    [ 目次 ]
    第1章 チキンの骨に恐竜を探す
    第2章 ダチョウの骨はおもしろい
    第3章 フライドチキンの骨探検
    第4章 耳と目の骨に見る歴史
    第5章 鳥の分類を考える
    第6章 走る鳥たちの骨

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    2010年07月13日