盛口満のレビュー一覧

  • 沖縄のいきもの 1000を超える固有種が暮らす「南の楽園」

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    盛口満「沖縄のいきもの」
    沖縄にヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなどの固有の動物がいるのは知っていたが、沖縄の生物相全体については良く知らなかった。この本は初心者が沖縄の生物を知るには最適だと思う。
    1. 琉球諸島は北琉球(屋久島、種子島からトカラ列島北部まで)、中琉球(トカラ列島南部から奄美、沖縄本島)、南琉球(宮古、八重山)に分かれる。それぞれの境目に深海があり、大陸が隆起したときも海だったため生物の移動が妨げられた。北琉球の生物は日本本土と、南琉球の生物は台湾や中国本土と共通性があり、中琉球は独自性が高い。
    2. それとは別に火山起源の高島、サンゴ礁起源の低島の区分がある。高島は山、川、森があるが、低島はサンゴの石灰岩からなり水は地下に潜るので川も発達しない。マングローブがあるのは高島の河口域。
    3. 沖縄本島は南部は低島的、北部は高島的。ヤンバルの森の多様性は高島であり人口が少ないことに起因。ただし開発が進みヤンバルクイナの生存はあやうい。
    4. 宮古諸島には高島がない。すべてが低島であり、一度は海の底に沈んだ。なのに海を越えていきにくい陸生生物が住んでおり、謎が残っている。
    5. 西表島は高島で人口も少ないので自然が多く残る。イリオモテヤマネコはネコとしては珍しく水生生物など雑食性を高めることで小さな島での生存性を高めたのだろう。
    6. 大東諸島は海洋島で、他の沖縄の島とはかけ離れている。小さな海洋島の場合、もともとの生物相が乏しいため、人の影響を受けやすい。大東諸島にも移入生物は多い。

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    2025年04月05日
  • 身近な自然の観察図鑑

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    「僕らが死体を拾うわけ」を読んだ際に非常に面白かったため、その著者、盛口満氏の他の書籍も読んでみようと思い、この書籍を手に取った。結果として、この本も非常に良かった。タイトルの通り、「身近な自然」をテーマにしており、「道端」「街の中」「公園」「家と庭」「台所」「里山」の章立てで、著者が自然観察した内容を各トピックに分けて記載している。序章で「家の中、ベランダ、庭も自然観察できる」という主張はとても共感する点であり、自分自身が趣味趣向ととても合っているため、新しい発見含め非常に楽しく読むことが出来た。

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    2025年03月30日
  • 沖縄のいきもの 1000を超える固有種が暮らす「南の楽園」

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    沖縄の多様な生物について学ぶ事ができた。生き物の海の渡り方にも多種多様なものがあり、大変興味深い話だった。

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    2025年03月09日
  • ぜんぶ絵でわかる9すごい骨の動物図鑑

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    めちゃめちゃ面白かった!!
    全部絵でわかるシリーズって、
    木造建築と植栽は読んだことがあったし、
    ラインナップが、1から8まで、木造から始まり
    建築設備、鉄骨造、植栽、RC造、
    建物が壊れない仕組み、エコハウス、日本建築の歴史
    だったので、建築関係だけかと思っていたら
    なんと、9番目から生物へ
    生物ちゅうても、骨格なので、
    ストラクチャーではあるんだが、、
    ここからどこへいくんだろう、絵でわかるシリーズ。
    本作、
    魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類
    200種以上の生物の骨をイラストで説明している。
    著者はゲッチョ先生
    シュモクザメ、ダルマザメ、ラブカ、ノコギリザメ、ノコギリエイ
    メカジキ、ヨコシマクロダイ、トビウオ、カンムリブダイ、コバンザメ、ハリセンボン
    ハナサキガエル
    カメレオン、トビトカゲ、イグアナ
    ヨナグニシュウダ、メクラヘビ
    セマルハコガメ、スッポン、タイマイ
    ワニ
    フクロウ、アオバズク、オカメインコ、ニワトリ
    カワウ、カツオドリ、フラミンゴ、ヤマシギ
    コアホウドリ、キングペンギン、ダチョウ
    ライオン、オオカミ、イリオモテヤマネコ、
    ヒグマ、ジャイアントパンダ、ゴリラ、アルマジロ、
    オオアリクイ、カピバラ アジアゾウ、
    ジュゴン、イルカ、バビルサなど
    シロサイ、トナカイ、ニホンカモシカ、キリン
    ウマ、カンガルー、モグラ、ナマケモノ、
    ムササビ、コウモリ、アザラシ、クジラ

    ヘビて、どこまでが背骨でどこから尻尾か?とか
    アジの干物の美しい食べ方とか
    コバンザメのコバンとか
    鳥の舌いろいろとか
    距骨とか
    良い切り口ですねぇ(あははは)
    特に魚類から爬虫類両生類は知らないこと多くて
    とても楽しい。
    普段よく見ている鳥類や哺乳類の骨格も
    イラストになっているのがとても素敵ですねぇ。
    ずっと眺めていられる
    もちろん、学術的科学的な図鑑ではあるんですが、
    大人の絵本というか、美術書といってもいい(笑)

    骨は美しい

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    2025年01月31日
  • マイマイは美味いのか 人とカタツムリの関係史

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    ネタバレ

    ゲッチョ先生の生物記は生物学に留まらず考古学や民俗学やいろんな学問を横断的に取り上げていて面白いなと思っていたら、まさに「リカミン(理科系のミンゾク学)」という言葉がでてきた。
    カタツムリひとつから次々と知的探究心が沸いてくる様を追体験できる楽しい読書時間!

    冒頭に横井庄一さんの話がでてきてびっくり。カタツムリと戦争に関わりがあるなんて、始めて知った。
    それにしても戦争って自然環境まで変容させてしまうんだな、とあらためて人間の業の深さを思う。

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    2023年10月21日
  • マイマイは美味いのか 人とカタツムリの関係史

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    ものすごくよかった! 食べる話だけでなく、集めに集めた聞き書きによる沖縄の文化や遊びや全国のカタツムリ受容など、学術分野を自由に横断していてそれでいて一冊の論考としてまとまっている大変に素晴らしい読み物でした。最後の最後に実食した感想がまた格好よかった。

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    2023年08月08日
  • 沖縄のいきもの 1000を超える固有種が暮らす「南の楽園」

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    沖縄の島々には1000を超える固有種が生息している。
    琉球諸島らしい個性豊かな生き物たちを魅力と共に紹介する。
    序章 那覇の街歩きから
    第1章 島々の成り立ち 大陸とつながる島、つながらない島
    第2章 沖縄諸島の島々 箱舟に乗った生き物たち
    第3章 宮古諸島 謎だらけの生き物の島
    第4章 八重山諸島 不思議な生き物たち
    第5章 大東諸島 冒険者と侵略者の島
    第6章 人と自然の関わり
    参考文献有り。

    何故、沖縄の島々には1000を超える固有種が生息しているのか?
    最初に島々の成り立ち。海洋島と大陸島。高島と低島。
    大陸と繋がっていた時期に渡ってきた生き物たち。
    大陸から渡ったが大陸の種は絶滅し、島に残った遺存固有種。
    中国大陸からの泥で形成された地層と沖縄トラフ。
    海面下から隆起した島とサンゴ礁。
    そして、亜熱帯でも緑が豊かという、稀有な気候。
    続いては各諸島の生き物について。
    沖縄諸島では、地上に降りて捕食するノグチゲラ。
    日本で一番大きなドングリをつけるオキナワウラジロガシ。
    世界最大の菌従属栄養植物タカツルラン。
    日本最大の甲虫ヤンバルテナガコガネなど。
    宮古諸島では、ハブ不在の謎。
    ミヤコサワガニ、ミヤコヒキガエルなどの独特の生物相の謎。
    化石で見出された絶滅した多様な動物の謎。
    八重山諸島では、最も狭い生息域に暮らすイリオモテヤマネコ。
    不思議な生態のアンフィンガーガエルやイワサキセダカヘビ。
    マングローブ林の不思議な生き物。旅行して実際に見た
    ヒメモダマのさややヒルギシジミの巨大さは、本当に驚きでした。
    モグラがいる尖閣諸島。
    大東諸島は無人島であった海洋島。
    生き物の冒険者とその子孫が住み着いた島。
    ハワイとの共通種アソバクコ。日本からのタチバナ。
    様々な固有の虫とコウモリ。侵略する外来種とヒトの影響。
    最後に、沖縄の島で暮らす人々と自然の関わりについて。
    アダンが多く植えられた理由。
    伝統文化や民謡に反映される自然。ドングリやジュゴン。
    自然を侵すのはヒト。
    自然を守り、自然との関わりを考えるのもヒト。
    沖縄の島々の成り立ちを知り、生物文化多様性を考えていく、
    その大事さを気づかせる、分かり易く丁寧な内容でした。

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    2023年03月07日
  • ゲッチョ先生と行く 沖縄自然探検

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    両親が沖縄の人なのに知らないことだらけでおもしろかった
    砂浜がほとんど人工だったり、島ごとに植物や動物がぜんぜんちがったり

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    2023年01月12日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    化学が嫌になる理由のひとつに、現実とは離れた感じで、しかも目に見えないようなことを学ぶから(イメージするのも楽しいが)というのが個人的にはあるのだが、この本では「日常のこと」を切り口に化学を説明しているので、とっつきやすくおもしろかった。特に、糖分は入っていないのに甘くなるカロリーゼロのコーラは、人工甘味料を分解できる消化酵素が体内にないので取り込めない→カロリーを摂取できない、というのを知って感銘を受けた(言い過ぎ?)。教科書にとらわれず、他人事ではなくこういった自分事として受け止められる、ある意味生徒も受身になるような?感じの授業をしてくれる先生が増えてくれたらいいなぁ〜と思う。

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    2022年04月04日
  • めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業

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    こんな理科の授業だったら理科も好きになれただろうなぁと思う。ゲッチョ先生の身近なものから理解しやすく見せてくれるやり方もいいし、夜間学校の生徒さんの戦前から生きてきた生活の濃い話が絡んでくるのもおもしろい。生活のなかに、実際に経験したりよく見てきたことでないと、教科書だけでは頭に入ってもほんとうの理解と繋がることはできないんだなと思った。

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    2021年10月28日
  • ドングリの謎 ──拾って、食べて、考えた

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    ドングリの全てを知ることができる本。ドングリって何?
    ドングリについている寸帽子って何?食べられるの?等
    様々なドングリの謎を楽しいイラストを使って教えてくれます。新しいドングリの姿を知り、ドングリ博士になれる一冊です。(きゃば!ちゃん)

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    2020年10月10日
  • ヤマケイ文庫 教えてゲッチョ先生!昆虫のハテナ

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    ゲッチョ先生の本はもう何冊も読んでいるが、何冊読んでも私が知らなかった新しいことを教えてくれる。ゲッチョ先生は、世の中は発見に満ちているということを教えてくれるなぁ。

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    2016年11月12日
  • 生き物の描き方 自然観察の技法

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    絵心のない僕には無縁の本かな、などと思いながらも、サブタイトルの「自然観察の技法」に惹かれる。骨を例に生き物のれきしとくらしを見る、という導入部。メガネをかけよう、長靴をはこう、トーテムをつくろう。これらは比喩だが、なんとも期待が高まるではないか。
    観察眼の準備ができたところで、スケッチの技法が出てくる。もともと著者は不器用だといい、絵心に自信がない人に、という風に書いてくれていて、もしかして描けるのでは、という気にもなってくる。心構えと技法の両面で素晴らしい。ありがとうございます。

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    2013年10月17日
  • 生き物の描き方 自然観察の技法

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    スケッチをする事は「ウソをつきとおすこと」という冒頭の言葉にあるが、物を描く事は「自分はこれをこう見る」という発露であると思う。
    その物に対する好奇心、探究心、深い知識、世界観などが、一枚の絵の中に込められていて、読み物としてもグイグイ引き込まれる面白さだった。
    ロットリングのペンを駆使してるのも、親近感を抱くところ♬

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    2013年06月03日
  • 生き物の描き方 自然観察の技法

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    ネタバレ

    ゲッチョ先生がご自身のスケッチの技法を披露!なんて贅沢な本だろう。先生の緻密なイラストに加え、下書きやペン入れ途中のものまで満載。イラストを堪能すると同時に、先生の生き物観察や理科指導に対する真摯な姿勢も垣間見える本でした。スバラシイ。

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    2013年03月20日
  • フライドチキンの恐竜学 食卓の骨には進化のナゾがつまっている

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    ネタバレ

    おもしろい! 
    知らないこといっぱい。そしてイラストがとてもかわいくて特徴を捉えていて、すばらしい。

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    2013年02月23日
  • ドングリの謎 ──拾って、食べて、考えた

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    ドングリだけで、これだけ好奇心が広がっていくゲッチョ先生って、すごい。
    しかも沖縄移住はドングリがキッカケだったとは・・・!

    解説をゴンチチのチチ松村さんが書いてて、なんかうれしい。

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    2012年04月30日
  • フライドチキンの恐竜学 食卓の骨には進化のナゾがつまっている

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    内容はんもう、言わずもがなのおもしろさ。詳しいしわかりやすい。
    団長が描くカラーイラストが十二分に堪能できる1冊。
    私は、この本をもとめて本屋を5件くらい巡りました。ソフトバンク新書、見つけにくいです。。。
    フライドチキンでニワトリ全身骨格やってみようか、という気も起こりますわね。

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    2009年10月04日
  • フライドチキンの恐竜学 食卓の骨には進化のナゾがつまっている

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    必ず右側は、ゆるいイラスト。理系じゃなくても楽しく読めます。読んだあと、フライドチキン店へ行きました!!!

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    2009年10月04日
  • ぜんぶ絵でわかる9すごい骨の動物図鑑

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    ぜんぶ絵でわかるのは骨であって、体の構造がわかるかというと骨になっていない図版が手元にないとちょっと難しい。とはいえ、骨格がこんなに載ってる一般書は珍しい。

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    2025年03月10日