【感想・ネタバレ】マイマイは美味いのか 人とカタツムリの関係史のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲッチョ先生の生物記は生物学に留まらず考古学や民俗学やいろんな学問を横断的に取り上げていて面白いなと思っていたら、まさに「リカミン(理科系のミンゾク学)」という言葉がでてきた。
カタツムリひとつから次々と知的探究心が沸いてくる様を追体験できる楽しい読書時間!

冒頭に横井庄一さんの話がでてきてびっくり。カタツムリと戦争に関わりがあるなんて、始めて知った。
それにしても戦争って自然環境まで変容させてしまうんだな、とあらためて人間の業の深さを思う。

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2023年10月21日

Posted by ブクログ

ものすごくよかった! 食べる話だけでなく、集めに集めた聞き書きによる沖縄の文化や遊びや全国のカタツムリ受容など、学術分野を自由に横断していてそれでいて一冊の論考としてまとまっている大変に素晴らしい読み物でした。最後の最後に実食した感想がまた格好よかった。

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2023年08月08日

Posted by ブクログ

タイトルと内容が、かみ合っていないなあという印象。
食料用にと輸入されたアフリカマイマイなどの話や、戦前戦中戦後にカタツムリが食べられていたことなどが扱われているのだが、主たる内容はどちらかというと民俗学的な内容なので、『美味いのか?』という問いかけとかみ合っていなかったと思う。とはいえ、サブタイトルに『人とカタツムリの関係史』とあるので、こちらの方がしっくりとする。
取り上げられているカタツムリについても沖縄を中心として話が展開するため、偏りを感じてしまった。
オーディブルで聴覚した『歌うカタツムリ』について取り上げていて、なんか知己に思わず出会ったみたいで面白かった。

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2023年08月22日

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