【感想・ネタバレ】身近な自然の観察図鑑のレビュー

あらすじ

道ばたのタンポポ、公園のテントウムシやセミ、雑木林のドングリ、庭や家の中に出没する虫たちや、スーパーの野菜。自然は遠くまで行かずとも、すぐそばにある。そして、そんな近所の自然を少しでも観察してみれば、すぐに世界は発見に満ちたものに変わってしまう! 長年自然の中を歩き、観察を楽しみ、教えてきた著者が、自然観察に必要な視点や魅力を丁寧に解説。精細なスケッチも満載です。さあ、この一冊を持って、街へ、林へ、飛び出そう。

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Posted by ブクログ

「僕らが死体を拾うわけ」を読んだ際に非常に面白かったため、その著者、盛口満氏の他の書籍も読んでみようと思い、この書籍を手に取った。結果として、この本も非常に良かった。タイトルの通り、「身近な自然」をテーマにしており、「道端」「街の中」「公園」「家と庭」「台所」「里山」の章立てで、著者が自然観察した内容を各トピックに分けて記載している。序章で「家の中、ベランダ、庭も自然観察できる」という主張はとても共感する点であり、自分自身が趣味趣向ととても合っているため、新しい発見含め非常に楽しく読むことが出来た。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

広く浅く動物、虫、キノコ、貝、植物などの観察方法、視点が知れる。カタツムリが陸上で生活するようになった貝というのは初めて知った。

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2021年10月28日

Posted by ブクログ

現代人の生活の中で、身近な自然って何だろう。
本書では、それを次のようにいう。
里山、というのは、まあ当然として。
道端や公園、街頭、スーパー、そして家の中!
現代の都市でさえ、目を凝らせばそこにいろいろな植物、昆虫、動物が見られるし、気をつけてみることで、世界の見方も変わってくる。
本書のメッセージは、そのあたりにある。

紙魚は、本読みである私にとって、字面ではなじみ深い虫。
で、どんなものか、恥ずかしながら今まで知らなかった。
本書を見て、ああああ!これかあ!!と思った。
うん、見たことある。
ああ、うちにも居たんだあ_| ̄|○

雑草と小品作物の関係の話も面白かった。
人間に有用なとくちょうのある作物は、森や林や野原から耕地へ移される。
耕地では作物以外の植物は排除されるが、その中で根が残る、気づいた時には種が散布されているなどの、「厄介な」特徴をもったものが生き残る。
それが「雑草」なのだと。

家の中は乾燥が強くて、虫にも植物にも生きやすい環境ではない、という話にも、ふうむ、と思う。

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2017年12月16日

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