アゴタ・クリストフのレビュー一覧

  • 第三の嘘

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    「悪童日記」「ふたりの証拠」と3冊一気読みして、読後ゾワッとした。時系列、人物描写、思い出して辻褄合わせようとしてもグルグル合いそうで合わない、繋がらない。再読しても完全に理解できるかどうか…。作者の闇を感じたのは私だけかな。

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    2023年05月15日
  • 第三の嘘

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    予想を裏切る展開と、ラスト。
    三部それぞれが、物語として成立していながら、通して読んだ時の、新たなる発見がすごい。
    2人のどちら側からの視点なのか、実際なのか創作なのか、その全部が、層になっていて、切ない。
     匂いや 温度 視覚を感じる描き方だった。

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    2023年03月01日
  • 第三の嘘

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    えらい本を読んでしまった
    アゴタ・クリストフさん怪物やでぇ…



    物語として素晴らしい完結をしていたと思っていた悪童日記がグラついて、ずっと夢の中にいる感覚

    悪童日記は完結していた
    でも3部読んだとき、全く別の完結が見られる

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    2022年03月19日
  • ふたりの証拠

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    リュカに焦点を当てて話が展開されていく…
    《悪童日記》からの続編と言う事で兎に角面白い!
    3rdstageはどんな展開が待っているのだろうか?

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    2023年06月25日
  • ふたりの証拠

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    悪童日記の続編で、三部作の第二巻です。前作悪童日記の衝撃のラストから物語は始まります。ごめんなさい、本書のストーリーは説明できないですが、悪童日記を読むと続きを読んでみたくなると思います。双子の物語 は、本書から謎と矛盾をはらんだ奇妙な展開を迎えます。本書のラストの手記が、途中まで読んだ物語をすべてひっくり返す衝撃を与えてくれました。

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    2025年12月21日
  • 第三の嘘

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    三部作の第三巻です。本書は、双子の物語の解答編なのか、それともタイトルの通り三番目の嘘なのか?糸井重里 がMOTHER というゲームの主人公にリュカとクラウスとつけたそうですが、三部作の影響を強く受けたそうです。本当に面白かった。ただし、未成年には決して読むことを勧められない大人の童話です。

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    2025年12月21日
  • 第三の嘘

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    ネタバレ

    悪童日記では無敵の兄弟を、ふたりの証拠ではその真実の輪郭を、そして今作第三の嘘では残酷な現実を描く。

    二作目の時点で一作目が虚構であることはほぼ明かされるのだけど、現実のどうしようもない孤独ややり場のない感情からの逃げ場として作られたことが分かる。「こうありたかった、あれたはずだ」という現実の欠落を埋めるための願望を物語として昇華し落とし込むことで、生きる糧、もしくは命綱としての「僕ら」を作り上げたんじゃないかと想像できる。
    また、一作目の徹底して感情を排した文章表現は三部作を読み終えてからだと見え方が一変する。「感情を排す」と言うのは技巧的な選択ではなく、現実で彼が持つ感情が暗く冷ややかな

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    2026年01月28日
  • 第三の嘘

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    悪童日記三部作の完結作。離れ離れになった兄弟のその後が描かれる。これまでの2作で語られた時系列や人間関係が入り乱れ、ますます読み手を混乱させる。
    今作で語られる話が必ずしも事実かどうかは分からず、どこまでが嘘でどこからが事実か、読み終えてからも謎なまま…。
    なるほどそういう締め括りかぁ…何とも言えない仄暗いラストの一文に溜息ひとつ。

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    2026年01月12日
  • ふたりの証拠

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    戦争が終わり、過酷な時代を生き延びた双子の一人は国境を越え、一人は故国に留まる。書き連ねた手記の意味とは。
    前作とは語り口が変わる、視点が変わる、双子はふたりではなくなる、証拠・記録・書かれたものの意味が揺らぐ。
    読後感としては前作より派手さはない、ただ精神的な不安定さが増す。この話をどこからどこまで信じていいのか分からず、戸惑う。とにかく読みながらずっと気持ち悪い感じ。
    これはちゃんと次作で着地するのか…?

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    2026年01月11日
  • 悪童日記

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    戦時下、母親に預けられた双子の少年が祖母の家で暮らしながら、生き延びるために自分たちを鍛えていく物語。
    とにかく冷たい、短い、説明しない。感情語がほぼ出てこず、何が起きたか、何をしたかが簡潔・無感情な文章で記述される。
    子どもが語ってるはずなのに、冷静すぎる語り口が妙にしんどい。正直、優しくないし救いもほとんどなくて、読後もちっとも軽くない。
    でも、戦争文学としても人間の物語としても、強烈に残る話だった。
    今作は三部作のうちの一作、先を急ぎます。

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    2026年01月10日
  • 第三の嘘

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    本当のことではなく第三の嘘だという設定で、どこまでが本当でどこからが嘘か全然よくわからなくなった。悪童日記だけで十分なフィクションだったのにな、と思う。

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    2025年12月21日
  • 悪童日記

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    ネタバレ

    双子の「ぼくら」が互いを鍛え合い、異常なほど賢く強くなっていく。
    人間味が失われているように思うが、生きるためにはそうならざるを得なかったのだろう。祖母と双子の関係が、最初に祖母の元へ連れられた頃からラストの祖母が亡くなる前でかなり変化していたのが印象的。
    自分の財産を双子に与えたり、母に付いて行かず祖母の元へ残ったり祖母が望むのであれば楽に殺そうというような、残酷な世界の中でも少しの愛情を感じた。
    「ぼくら」で語られ、双子であることが最大の強さだと感じていたが、ラストで片方は国境を越え、もう片方は祖母の家へ戻るというのが衝撃。
    続きが気になる。

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    2025年12月09日
  • 悪童日記

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    第二次大戦下のハンガリーを舞台に、疎開して生きる双子の少年の力強い物語。短くも濃厚な数々の章に区切られて読みやすい。少年達の意思や判断が凄すぎる印象だが、戦争の一つの記録小説として読むと面白い。

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    2025年12月06日
  • ふたりの証拠

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    当時の世相を反映したものになっているのかなとも思いました。いろいろなエピソードを入れ込んでいますが、これが最終巻でどのように収めてゆくのかなぁと。

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    2025年12月05日
  • 第三の嘘

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    「悪童日記」「ふたりの証拠」に続く三部作の最終巻
    正直、「悪童日記」があまり好みではなかったので続きは読まなくていいかもと匙を投げかけたが、そういう人にこそ最後まで読んでほしい
    すべてを読み終えた今、「悪童日記」は救済の物語であったようにも思える

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    2025年11月21日
  • ふたりの証拠

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    なるほど、何を書いても何かしらのネタバレに触れてしまいそうだが、一つ言えるのは悪童日記とは明確にテイストが異なるということ
    前作のあの不気味で異様な平板さ、読者を突き放すような距離感とは違い、本作にはじわじわと迫ってくる現実味を帯びた不穏さがある
    次の最終巻はいったいどこへ着地するのか、いやでも気になってしまう

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    2025年11月20日
  • 第三の嘘

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    前回とは打って変わって、全く違う方向に話が進み、一体何が正しいのか、よくわからなくなってしまった。
    正しいことは、それぞれの中にある。
    そういうことなのかもしれないが、それを本にしてしまうと何が何だか分からなくなってしまう。

    作者という立ち位置にあぐらをかいたように思えてしまったのは、奇抜な書き方が見慣れないからだろうか。

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    2025年09月22日
  • ふたりの証拠

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    やはりか…という結末で終わってしまったのは残念だが、3作目でこの「やはり」が間違っている可能性も否めないので、次作を楽しみにする。

    ただ、もし、次作で「やはり」じゃありませんでした!
    となると、本作の冒頭はいったい何だったんだという話になるし、そもそもどこからどこまでを切り取っているのかよく分からなくなってしまう。

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    2025年09月10日
  • 第三の嘘

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    悪童日記の三部作目
    悪童日記を読んだのが少し前なので詳しい内容を思い出し思いだし読んでみたけど、なんだか様子が違う?
    双子はどこへ?
    もしかしてあれが嘘だったというの?
    頭が混乱してきた
    誰の話か、いつの話か、どれが本当の事なのか分からないまま最後までいった
    不思議すぎる

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    2025年09月04日
  • ふたりの証拠

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    長い間、著者の『悪童日誌』に続編があると知らなかった。三部作であり、その続編が本書であると知り、手に取った。

    双子の一人が辿るストーリーにフォーカスされる。二部ではさらに歳を取り青年になるが聡明な雰囲気は変わらない。同時に、どんよりとした小説全体の雰囲気は登場人物の生き辛さと相俟って更に印象を強める。

    愛情表現も、優しさの示し方も、何か偏っているように感じる。一人だからだろうか。それは、孤独だからだという事なのだろうか。「ふたりの証拠」という意味深なタイトルが最初から読者をその世界に誘っていく。

    それと、双子の一人は既にだいぶ落ち着いてはいるのだが、前作での悪事を思い出し、読者を何か落ち

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    2025年04月26日