アゴタ・クリストフの作品一覧

「アゴタ・クリストフ」の「悪童日記」「第三の嘘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 第三の嘘
    3.9
    1巻726円 (税込)
    ベルリンの壁の崩壊後、双子の一人が何十年ぶりかに、子どもの頃の思い出の小さな町に戻ってきた。彼は少年時代を思い返しながら、町をさまよい、ずっと以前に別れたままの兄弟をさがし求める。双子の兄弟がついに再会を果たしたとき、明かされる真実と嘘とは? 『悪童日記』にはじまる奇跡の三部作の完結篇。
  • ふたりの証拠
    3.9
    1巻968円 (税込)
    戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。強烈な印象を残した『悪童日記』の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて共感を呼ぶ。
  • 悪童日記
    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    戦火の中で彼らはしたたかに生き抜いた――大都会から国境ぞいの田舎のおばあちゃんの家に疎開した双子の天才少年。人間の醜さ、哀しさ、世の不条理――非情な現実に出あうたびに、彼らはそれをノートに克明に記す。独創的な手法と衝撃的な内容で全世界に感動と絶賛の嵐を巻き起した女性亡命作家のデビュー作。

ユーザーレビュー

  • 第三の嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    題名が題名だけに、読者は本作で何か嘘(おそらくは衝撃的な)が明かされるだろうという予想を持たざるをえない。「実は双子ではなく1人の妄想だった」とか「双子は入れ替わっている(片方が片方を偽って生きている)」とか想像してたが、実際の真実の方が衝撃的で残酷で読後感が心地よい作品だった。

    0
    2026年01月12日
  • ふたりの証拠

    Posted by ブクログ

    本書にてようやく双子の片割れの名前がリュカであると明かされる。前作『悪童日記』では「僕たち」という一人称複数だったことや祖母から「牝犬の子」と言われていたことから名前を呼ばれることがなかった。

    『ふたりの証拠』とは、果たしてリュカとクラウスが別人である(ふたり存在している)ことを証明するものという意味だと捉えたのだがどうなのだろう。年末の旅行の移動中に読んでいたのだが、読書の方に熱が入ってしまう。

    0
    2025年12月29日
  • 第三の嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直さとは、いざという時に嘘が通るための下準備だ。
    『悪童日記』では、双子の作文が日記として描かれている。
    「作文の内容は真実でなければならない、というルールだ。ぼくらが記述するのは、あるがままの事物、ぼくらが見たこと、ぼくらが聞いたこと、ぼくらが実行したことでなければならない。」
    子どもの限られた語彙のなかで、極限までシンプルに表現された人の残酷さを垣間見ることができる。

    ただ、これは壮大なフリなのだ。
    この作品を読み進めていくと、前二部作が全て嘘だったことがわかる。
    人は、真実を守るために嘘をまといながら生きている。そして、その嘘には真実が含まれる。その境目は、本人でさえわからない。

    0
    2025年10月10日
  • ふたりの証拠

    Posted by ブクログ

    冒頭部分では、悪童日記ほどの面白さはないだろうと思われたが
    ヤスミーヌが出てきた辺りから、面白くなってくる。
    そこから『あの時』までは一気に読みたくなるぐらい引き込まれた。

    けれどその後の話は肝心な所が「え?どういうこと?」と思うままに終わってしまうので、早く続編が読みたくなる。

    0
    2025年03月24日
  • 第三の嘘

    Posted by ブクログ

    敢えて辻褄の合わなさを逆手に取ったようなこの第三部。悲劇に違いないのに、何だろううこのクールな終わり方は。静かな衝撃が持続している。

    0
    2024年12月01日

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