アゴタ・クリストフの作品一覧

「アゴタ・クリストフ」の「悪童日記」「第三の嘘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 悪童日記
    4.4
    1巻1,210円 (税込)
    戦火の中で彼らはしたたかに生き抜いた――大都会から国境ぞいの田舎のおばあちゃんの家に疎開した双子の天才少年。人間の醜さ、哀しさ、世の不条理――非情な現実に出あうたびに、彼らはそれをノートに克明に記す。独創的な手法と衝撃的な内容で全世界に感動と絶賛の嵐を巻き起した女性亡命作家のデビュー作。
  • 第三の嘘
    3.9
    1巻726円 (税込)
    ベルリンの壁の崩壊後、双子の一人が何十年ぶりかに、子どもの頃の思い出の小さな町に戻ってきた。彼は少年時代を思い返しながら、町をさまよい、ずっと以前に別れたままの兄弟をさがし求める。双子の兄弟がついに再会を果たしたとき、明かされる真実と嘘とは? 『悪童日記』にはじまる奇跡の三部作の完結篇。
  • ふたりの証拠
    3.9
    1巻968円 (税込)
    戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。強烈な印象を残した『悪童日記』の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて共感を呼ぶ。

ユーザーレビュー

  • 悪童日記

    Posted by ブクログ

    最後まで誰一人として登場人物の明確な名前は分からない。場所もない。だけど分かる、目の前に見えるような不思議な感覚。
    頭の良い双子《ぼくら》がたくましく生きていく話は切なくもなるし、スッキリもする。第二次世界大戦のヘビィな話題・描写があるにも関わらず、テンポがよく淡々としており読みやすかった。
    続きが気になる。

    0
    2026年01月29日
  • 第三の嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    題名が題名だけに、読者は本作で何か嘘(おそらくは衝撃的な)が明かされるだろうという予想を持たざるをえない。「実は双子ではなく1人の妄想だった」とか「双子は入れ替わっている(片方が片方を偽って生きている)」とか想像してたが、実際の真実の方が衝撃的で残酷で読後感が心地よい作品だった。

    0
    2026年01月12日
  • ふたりの証拠

    Posted by ブクログ

    本書にてようやく双子の片割れの名前がリュカであると明かされる。前作『悪童日記』では「僕たち」という一人称複数だったことや祖母から「牝犬の子」と言われていたことから名前を呼ばれることがなかった。

    『ふたりの証拠』とは、果たしてリュカとクラウスが別人である(ふたり存在している)ことを証明するものという意味だと捉えたのだがどうなのだろう。年末の旅行の移動中に読んでいたのだが、読書の方に熱が入ってしまう。

    0
    2025年12月29日
  • 悪童日記

    Posted by ブクログ

    本書に登場する双子はもともと異常なところがあって、おばあちゃんのもとに預けられることでそれが加速したという印象を受けた。特にその異常性を感じるのは、生物を殺すことへの抵抗のなさ、無駄な感情を無くし、目的達成のために非道徳的な手段を厭わないという点である。

    最初はおばあちゃん < 母親というふうに思われたが、最後には母親父親どちらにも執着しない様子が描かれて、見てはいけないものを見ているような感覚になった。大変面白い。

    0
    2025年12月28日
  • 悪童日記

    Posted by ブクログ

    あっという間に読んでしまった。
    第2次世界大戦中のハンガリーで生きている双子の男の子の日記が描かれている。
    細かい描写まで書かれていて戦時中の環境や過酷さを知るとこができた。
    登場人物一人一人の個性もしっかり書かれていてとても読みやすかった。

    0
    2025年12月21日

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