ふたりの証拠

ふたりの証拠

968円 (税込)

4pt

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戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。強烈な印象を残した『悪童日記』の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて共感を呼ぶ。

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ふたりの証拠 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    冒頭部分では、悪童日記ほどの面白さはないだろうと思われたが
    ヤスミーヌが出てきた辺りから、面白くなってくる。
    そこから『あの時』までは一気に読みたくなるぐらい引き込まれた。

    けれどその後の話は肝心な所が「え?どういうこと?」と思うままに終わってしまうので、早く続編が読みたくなる。

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    一作目の最後、国境を超えなかった「ぼく」の物語。「ぼく」は名前を持つことで、前作とは違った雰囲気を感じる。戦後下の厳しい環境で生きていく主人公は、他人に手を差し伸べながらも、常に孤独を抱えている。地の文に、主人公の感情は一切ない。それでも、彼の心情は、読者へ強く伝わってくる。予測できない展開に、はら

    0
    2023年08月07日

    Posted by ブクログ

    悪童日記の第二部。ここでようやく兄弟の名前が明かされ、村の人々の固有名詞が少しずつ出てくる。第三部の第三の嘘まで読んだが、これらは一気に読んだ方が良い。3冊に分かれているが、これら三つで一つの話が完結する。悪童日記の続きが二人の証拠であり連続性があるが第三の嘘になると様子が全く変わってくる

    0
    2022年11月12日

    Posted by ブクログ

    悪童日記では名前の分からなかった少年の名前がわかり双子のひとりの視線で物語が進んでいく
    人間の感情を持たないようなサイコパスな少年だった彼が人間らしい感情を持っていたので安心した
    嫉妬で自死する7歳の少年の感情が恐ろしかった
    とにかく続きが早く読みたい終わり方だった
    本当に彼ら双子は2人いたのだろう

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    おもしろい。
    前作に続きリュカの話。
    前作よりも文章的には読みやすく、離れ離れになってから愛する子を得て失うまでの心の動きが人間らしかった。
    続編が気になる。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    悪童日記の続編。

    前作には出てこなかった双子の名はリュカとクラウス。町に残ったリュカがその後どのように過ごしたかが語られている。

    悪童日記を読んで、双子がその後どうなったのかとても気になったので読んでみた。予想外のラストでさらに続きが読みたくなった。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    「悪童日記」の続編。
    前作では一貫して「ぼくら」という描写しか出てこなかった双子だけど、国境を越え隣の国へ行った方がクラウス、元の国に留まった方がリュカという名前で登場する。本作はリュカの物語。リュカは国境を越えたクラウスの戻りを待ちながら、手記を書き続けている。
    リュカは色んな女(男も)に愛されて

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    前作とは異なり、本作では登場人物の一人一人が名前を持って現れる。身分証明書、労働、財産、子育て、と主人公の成長に従って取り巻く環境は社会性を帯び、登場人物たちの背負う人生の悲哀にしても、政治性が強いものが増える。しかし、双子という一人称複数形の特殊さがありながら「世界」は確固たるものだった前作とは異

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    悪童日記では感情を持たないのかと思ったけれど、今回は小さなマティアスを慈しむ様子が意外であり救いにも思えた。とはいえみんな闇の中であることは変わらない。タイトルの意味が最後の方でつながったと思ったら、「あれっ?」・・・すぐ次の「第三の嘘」を読みます!

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    悪童日記の続編。
    国境を越えなかったリュカのその後の生活を描いている。
    悪童日記と比べ、ザ戦争描写は表立ってないが、
    初めて女性、子供を愛すること、そしてその葛藤等が綴られてる。
    と思ったら最後のどんでん返し!

    0
    2023年07月09日

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